元プロ野球オリックスの選手として主に代打で活躍し、引退後は持ち前のトーク力で数々のバラエティ番組やトーク番組に引っ張りだこだった、パンチ佐藤さん。

そんな売れっ子だったパンチ佐藤さんですが、ある時を境に、ぴったりとテレビ出演がなくなってテレビから姿を消してしまいました。

芸能界から干されて消えた理由は、未成年との淫行か！？はたまた詐欺事件か！？と一体どんな不祥事を起こしたのかと気になっていましたが、2017年1月27日のフジテレビのバラエティ番組『キテレツ人生！消えた芸能人一斉捜査ＳＰ』に出演し、テレビから姿を消した理由と現在の近況を告白！

パンチ佐藤が芸能界から消えた理由と現在の活動を紹介します。

パンチ佐藤（本名・佐藤和弘）さんは、元プロ野球の内野手です。

亜細亜大学を得て、大手ゼネコンの熊谷組での実業団経験の後、1989年にオリックス・ブルーブス（現オリックス・バファローズ）にドラフト一位で入団し、その後1994年に退団すすまで、代打の切り札として活躍しました、

ドラフト1位でオリックスに入団し、周囲の期待も高かったものの、打撃が安定しなかったり、守備が下手だったりと、成績はイマイチ。

途中、心機一転させるため本名の『佐藤和弘（さとう かずひろ）からパンチ佐藤に登録名を変更するも、成績の下降は食い止められず、残念ながらレギュラーとしては定着しませんでした。

実力には疑問はあったものの、プロ野球選手らしからぬトレードマークのパンチパーマと、持ち前の明るさ、卓越したトーク術で、試合後のヒーローインタビューーや、男気あふれる「パンチ語録」は「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」でも取り上げられるほど、愛嬌のあるキャラクターとパンチ節で人気を博しました。

オリックス時代にはなかなか目立った成績を残せず、1994年11月には仰木監督から戦力外通告を受けて引退する事に。

現役時代から強烈なビジュアルとひょうきんな性格、卓越したトーク術で人気を博したパンチ佐藤さんは、プロ野球引退後は、ジャンクスポーツやごきげんようなどのバラエティトーク番組から食レポまでこなすマルチタレントとして数々のテレビ番組に出演し活躍しました。

持ち前の愛嬌とトーク力でお茶の間を賑やかせたパンチ佐藤さんですが、人気は長続きせず、徐々に出演番組は減り、2010年頃にはテレビ・芸能界から消えて姿を見かけなくなってしまいます。

番組でパンチ佐藤さんが表れたのは、JR立川駅。
1994年のプロ野球引退から22年、芸能界から干されて消えてから約7年後の現在のパンチ佐藤さんがこちら。

「元気配達人のパンチ佐藤です！」という力強い名乗り声と共に、久しぶりにテレビ出演したパンチ佐藤さん。

2017年1月27日現在、52歳となったパンチ佐藤さんは、トレードマークのパンチパーマは、白髪混じりの短髪に変わり、肌もやや老化し、顔も当時よりもふっくらしているものの、その力強い声と視線、表情は紛れもなくパンチ佐藤さん。

髪の毛は後退し薄くなっているかと思いきや、若干おでこが広くなったように感じるものの、太くてしっかりした髪の毛がありました。

生え際に違和感もないので、カツラではなく、地毛でしょう。

パンチ佐藤さんの行きつけの飲み屋が、立川にある飲み屋街『立川屋台村・パラダイスPRADICE』にある『新世界』という串揚げのお店。

月一で訪れるというこの店を「いわゆるアジトです」と紹介していました。

パンチ佐藤自身は『キテレツ人生！消えた芸能人一斉捜査ＳＰ』番組にて、番組ADの

「パンチさんは、なんでそんなにテレビ出演が減っちゃったんですか？」

という失礼すぎる（笑）質問取材に対して

「それはねえ…」

と一瞬もの哀しげと苦悶が混ざる表情を浮かべ、自身が芸能界から消えてテレビ出演が減った理由を自己分析して回答してくれました。

パンチ佐藤さん自身の自己分析によれば、芸能界から消えた理由は『パンチ節を生かせるトーク番組が少なくなった』事だと言います。

かつて、パンチ佐藤さんはダウンタウンの浜田雅功がMCを務めたフジテレビの人気スポーツバラエティ『ジャンクSPORTS』や小堺一機さんの昼のトークバラエティ『ごきげんよう』に出演し、パンチパーマという強烈な『パンチ節』と呼ばれるそのユニークな話術とキャラクターでお茶の間の人気者になりました。

パンチ佐藤さんが芸能界を干された理由を自己分析によって語ると、

番組ADが

「話が長過ぎて編集しづらいんじゃないですか？」

と、これまた失礼なコメント。

しかしADの失礼な言葉に、怒ると思いきや

「あ！ そうか編集しづらいってのもあるのか」
「そうか そうか そうか…」

と素直に耳を傾け

「（自分の話が長い事）全然気が付かなかった？」
というADの追い打ちディスりに対しても

「気づかない」と天然回答なパンチ佐藤さんは、

「サンキュー」とADにアドバイス（というかディスリ）へのお礼に握手を求めていました。

その後も「そうか、編集する側にとっちゃはそうなんだ」と納得したようにつぶやき、


うーん、性格と人柄の良さが現れる行動ですね。

パンチ佐藤さんと言えば、アスリートとメールのやりとりなどができる有料会員制SNSサービス『athlete club（アスリートクラブ）』で、月額10万円という価格設定がネットで話題となりました。

パンチ佐藤さんに直接相談して人生相談をできるとはいえ、高額すぎる月額にネットでは「高すぎ！」「10万って月額かよ」「パンチ佐藤って誰だ！？」と非難の声も相次ぎました。

ちなみに現在は有料会員は0人のようですが、開始当時は6人もの入会者がいたそうです。

きっかけは同SNSで会員制のサロンを展開しているメジャーリーガーのダルビッシュ有さんがTwitterで「パンチ佐藤さんは10万円でした。入力ミスかもだけど」とつぶやき、これが宣伝になって、6人の有料会員が集まったとか。

SNS『athlete club』の有料会員の月額10万円は芸能界ダントツ1位！

一体何故、月額10万円という高額に設定したのでしょうか？
単なる話題作り！？

パンチ佐藤さんが有料SNSの月額を10万円という高額に設定した理由は、SNSの運営会社であるエイエイベックス・スポーツ株式会社（代表取締役・伊藤正二郎）から「佐藤さんにしかできない人生相談をやりましょう」と誘われて始めたのですが、月額設定をする際に「10万円だな」とパンチ佐藤さんが決めたそうです。

当然、運営会社の担当者は「10万円じゃ人生相談する人いませんよ？」と月額変更をアドバイスしたそうですが

「いやいいんですよ。これはお金儲けじゃないんだから」と返答したそうです。

パンチ佐藤さんの口から語られた有料SNSの月額設定の理由は、本当に悩んでいる人と、1対1で向き合ってメールや電話じゃなく、パンチ佐藤さん行きつけのお店『新世界』のような焼き鳥屋で一杯飲みながら人生相談をする為の月額設定との事で、お金儲けや話題作りの為ではないそうです。

この質問にはパンチ佐藤さんは「高くない」と即答。

1体1で悩みを相談し、飲み代も含む10万円のという設定に加えて、月額の半分を運営会社が徴収するため、実際にパンチ佐藤さんの受け取る報酬は5万円なのだとか。

それこそ30万、40万、50万とっても良いくらいの内容だと自身の相談内容に自信を持っているパンチ佐藤さん。

では、気になるパンチ佐藤さんの月額10万円の人生相談の内容は…

カウンセラーを目指している会員の「自分は悩みやすい性格なんですけど」といった相談に対しては「あなたカウンセラーなんだから（あなたが）元気ないとカウンセラーできないよ」とアドバイスしたのだとか（笑

ところで、テレビの世界から消えてしまったパンチ佐藤さん。
現在はどんな仕事で生計を立て食いつないでいたのでしょうか！？

パンチ佐藤さんの現在の仕事は、その話術『パンチ節』を生かして、企業や学校などでの講演会に出演しているそうです。

その回数はなんと1年間で約20本！

ひと月に1～2回講演を行っている計算になります。

気になるパンチ佐藤さんの講演会の内容。
一体どんな事を話しているのでしょうか！？

パンチ佐藤さんの公演は、例えば中学校に呼ばれれば「いじめなんかするな」と講演したり、企業の経営やマネージャーなどの上層部への講演には「監督によってチームは変わる」と学校の先生や講師向けの講演会では「先生によってクラスは変わる」といった内容を講演し、パンチ佐藤流の部下育成術を伝えているそうです。

…一件、ハウツー本で良く見かける内容のような気がしますが^^;
あの表情としゃべり方で演じられると、なんだか納得してしまいそうです。

かつては、数々のトーク番組に出演したパンチ佐藤さんですが、芸能界から干されてテレビから消えた現在の収入はいくら程度なのか推測してみました。

『athlete club』の有料会員は現在0人なので、収入にはならないので、メインの仕事である講演会のギャラが主な収入になっていると考えられます。

講演会のギャラの相場は、相手が法人か小さな団体か、講演時間によって異なるようですが、タレントの相場は安くて10万～、そこそこ名前が知られている人であれば50万円～200万円。

企業だと、企業の規模（聞き手の人数）によっても異なるので
平均50万円がギャラだとすると、年収1,000万（月収換算で80万～100万）と推測されます。

これがギャラの平均が100万円なら年収2,000万円。

もちろんテレビに出演していた頃と比べれば、収入は大きく下がったと思いますが、それでも十分な収入を得ていると思います。

本人も「パンチ佐藤にしかできない」と言っているように、スポーツで培った栄光と挫折、チームワークといった経験と『パンチ節』のユニークな語り口は、講演者としてはまさにドンピシャで天性の才能と思います。

ある時からパタリとテレビで見かけなくなった元プロ野球選手のパンチ佐藤さん。

児童わいせつや、未成年飲酒、詐欺などの不祥事が理由で芸能界を干されたのではないのはホッとしました。

2017年1月27日現在で、52歳という初老に達したパンチさんは、風貌こそテレビ出演時に比べれば老けて劣化したものの、濃すぎる表情や力強い言葉『パンチ節』は今でも健在。

やはりトーク力は素晴らしいものでした。

時代が変わって、トーク番組が増えれば再ブレイクも可能性があるかもしれません。