オリックス・中道勝士選手が発症した難病『潰瘍性大腸炎』はどんな病気!?復帰は出来るの!?治療法に現在の症状は!?
オリックスが育成する野球選手、中道勝士選手が厚生労働省指定の難病を発症してしまいました。
オリックス・中道勝士選手が潰瘍性大腸炎を発症!…どんな病気なの!?
厚生労働省指定の難病
オリックスがドラフト5位で獲得し育成の予定だった中道勝士捕手が厚生労働省指定の難病、潰瘍性大腸炎を発症し入寮見送りになってたことが明らかとなりました。
中道勝士捕手は現在自宅療養中であり、春季キャンプの参加予定も取り消しとなっています。
中道勝士選手プロフィール
打力自慢の左打ち捕手
中道勝士選手とは、高校野球の強豪・智弁学園で高校1年からベンチ入りしていた期待の野球選手であり、中3の頃にはU15の世界野球大会AA日本代表として、高3の頃にはU18の世界野球大会日本代表選手として活躍していた明治大学卒業の男性です。
身長は173cm、体重は78kg。
ドラフト5位で球団入り予定だった
昨年12月18日に新入団選手発表会見で意気込みを語り、プロ野球選手としてのスタートを切ろうとしていた中道勝士選手。
1月7日に公表された球団側の発表によると、中道勝士選手はこの会見から3日が経った12月21日に持続的な腹痛や血便などといった症状が現れ、検査の結果26日に潰瘍性大腸炎である事が分かったとのこと。
潰瘍性大腸炎の発病を受け、現在中道勝士選手は予定されていた選手寮入寮が見送りとなっており、2月1日から開始される春季キャンプも参加取り消しになっています。
潰瘍性大腸炎とは
厚生労働省指定の難病
潰瘍性大腸炎とは、罹患すると排便回数が増加し血便や持続的な腹痛などが発症する厚生労働省指定の難病であり、長期的な治療が必要となる大腸の病気です。
この病気が重症化すると血便などといった症状の他に発熱や体重減少・貧血などの全身障害が併発し、腸管以外にも皮膚や関節・眼球などに合併症が発生することもありえます。
発症の原因は不明
平成25年末の時点で患者数がおよそ16万6000人となっており、毎年広い年代から男女問わず発症している潰瘍性大腸炎。
現在この病気は他の難病と同じように発症原因が分かっておらず、一度罹患してしまうと長期的な療養が必要となってしまいます。
ただし、欧米では潰瘍性大腸炎を発症した患者の親族のうち約20%の人達が同じような炎症性大腸疾患を発症しているため、潰瘍性大腸炎は遺伝する病気ではないかとも考えられているのだそう。
オリックスで潰瘍性大腸炎患者が出たのは2人目
潰瘍性大腸炎は治るの!?
潰瘍性大腸炎の治療法は?
潰瘍性大腸炎と診断された場合、ほとんどの患者はまず薬の処方による内科的治療が行われます。
薬によって大腸粘膜の炎症を抑える方法として2週間ごとの注射や8週間ごとの点滴、毎日の服薬などがあるそうですが、残念ながらこれらの方法では潰瘍性大腸炎を完治させることは出来ないのだそう。
潰瘍性大腸炎が重症化し日常生活が困難となった場合、唯一の解決策としてとられるのが手術による大腸の全摘出だそうです。
この方法をとった場合確実に症状からは解放され楽にはなりますが、人工肛門が必要になったり小腸で便をためられるようにする回腸嚢が必要になったりとかなり大規模な手術が必要となってしまいます。
再発が多く完治は不可能!?
潰瘍性大腸炎は大腸の全摘出でしか病気を完全に消失させる方法が見つかっておらず、完全な治療法が未だに確立されていない病気です。
潰瘍性大腸炎は、症状が出たり消えたりを繰り返す再燃寛解型の患者がほとんどを占めており、1度の発症で症状が無くなる患者はほとんど存在していません。
発病後7~8年で大腸がんが発症することも…
定期的な検診と治療が必要になる病気
薬による対症療法を選んだ場合も手術による大腸全摘を選んだ場合でも継続的な通院が必要となり、完治が不可能であるため症状が無くなって寛解した後も定期的な内視鏡検査が必要になる潰瘍性大腸炎。
しかし、どちらの場合でも野球生命に重要な妨げにはならず、治療さえきちんと行えば健常者とほとんど変わらない生活が可能だそうです。
安達と同じく復帰なるか?
奇しくも去年安達が発症した時期とほとんど同じ年に潰瘍性大腸炎を発症し、同じく自宅療養となってしまった中道勝士選手。
残念ながら完治しない病気ですのでこれからこの病気と付き合っていく事となるでしょうが、それでもなるだけ早く症状が寛解してくれることを祈るばかりです。
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0.001%の確率で発症すると言われている潰瘍性大腸炎ですが、実は去年の1月に同じくオリックス所属の安達了一選手もこの病気を発症しています。
幸い安達選手は症状が軽く、発症からおよそ3ヶ月が経過した2016年4月には1軍復帰を果たしました。