2016年、新型iPhone7が発売されました。記憶にも新しい「耐水機能」がついたことで、大きなニュースになったこのiPhone7ですが、新型iPhone以外のモデルには、耐水機能は付いていません。

高性能で世界的に人気の高いiPhoneですが、「水没」にはどうしようもありません。実際に、トイレの便器にiPhoneをうっかり落としてしまった、雨でiPhoneが濡れて故障したなど、水トラブルに悩まされた人は多くいることでしょう。

防水機能や耐水機能が付いていない以上、私たちができることは水につけないように気をつけること、そして仮に水没してしまってもその後の応急処置によって被害を最小限に抑えることです。

今回は、水没してしまった後にするべき「応急処置」をいくつか紹介します。もしかしたら、何の故障もなく済むかもしれません。

これは絶対です。スマートフォンが濡れた状態で電源をオンにしてしまうと、精密機器に大きな故障を引き起こすかもしれません。水没してしまったら、まずは完全に乾くまで待ちます。

その間、絶対に電源はオンにしないようにしましょう。多少乾くまで時間がかかり、使えないので不便さを感じるかもしれませんが、もし電源を入れてさらに故障してしまうよりはリスクが低いですよね。

精密機器の故障は、かなりの費用がかかってくる可能性があるので、さらに気をつけたい点です。

よく、iPhoneを水没させて、水を端末から出したいがために、端末を振る人がいますが、これもNGです。

振ることによって、水が内部で移動し、さらに悪くなる可能性があります。
振るのではなく、中に入った水分を出すためにティッシュに端末を包んでしばらく置いておくことが重要です。

いくら水没してパニックになったからと、振ってはいけませんよ。

とにかく、iPhoneを乾燥させなければいけません。そこで、あるオススメの方法を紹介します。

それが、ビニール袋と乾燥剤を使う方法です。
手順は、ジップロックのついたビニール袋と、お菓子に入っているような乾燥剤を用意します。そしてティッシュも忘れずに。

最初に、ティッシュでiPhoneを包みます。そして、ビニール袋に乾燥剤を入れて、その上にティッシュで包んだiPhoneを入れます。ビニール袋の空気は抜きましょう。

これを温めれば完了です。温めるからといって、間違っても電子レンジに入れないでください。ベストなのは、ノートパソコンやWiFiルータの熱を利用する方法です。
ほんのりと暖かくなっているパソコンなどの上に置きます。こうすることで、内部に入っている水分を乾燥させることができるので、ラッキーなら故障しなくて済むかもしれません。

十分に温めたら、ビニール袋から本体を取り出して室内温度にしばらく置きます。そして、電源を入れてみて起動すれば、あなたは幸運者です！

あとは、マイクやイヤホンなども正常に起動するかを確認しましょう。

いざ端末を水没させてしまえば、パニックになりどうしたらいいかわからなくなると思います。これは人間なので、仕方ないです。

しかし、ここは落ち着いて、一息吸いましょう。そして、紹介した応急処置を施してあげれば、あなたの水没してしまったiPhoneは故障せずに済むかもしれません。

故障してしまえば、高額な修理が必要になります。たった一回のうっかりミスで高額な修理代金を支払うのがなんだかもったいないですよね。可能なら自分で治したいものです。