太もも周りのサイズが大きくなってしまうのには、いくつかの原因があります。原因を知った上で対処をすればより効率よくサイズダウンすることが可能ですので、まずは太ももが太くなる原因について見ていきましょう。

一番単純な原因は食べ過ぎによって太ってしまうというものです。世の中には失礼ながら、「なぜそこまで？」というような方もいますが、食べることは生命の本能ですから、ある程度は仕方がない部分もあるのでしょう。でも心配いりません。太っていて太ももが太くなっている人が、一番痩せやすいですから。

太もものサイズが大きくなっている方の多くが、単にむくんでいるだけということがよくあります。特に女性の場合は下半身の筋力が弱いことによって血行が悪くなってしまい、それによって結果的にむくんでいるケースが多く見られます。

この場合も、むくみの原因となるものを除去してあげれば、サイズダウンをすることが可能です。そして、その方法には効果的なものと、実はあまり効果がないものとがあるのです。

太もものサイズが大きくなる原因としては、筋力がありすぎて太く見えるというものもあります。スピードスケートの選手などが典型的ですね。ただ、一般人の場合、特に女性はいくらトレーニングをしても、相当追い込まない限りムキムキになるようなことはありません。

ちょっと筋トレをすると「筋肉がついて太くなった」などという方もいますが、失礼ながらハッキリ言ってむくんでいるだけです。

では、太もものサイズが大きくなる原因を知ったところで、今度は効果的に太もも痩せが可能となる方法について見ていきましょう。原因を知ればおのずから対策は決まってきます。

太りすぎて太もも周りのサイズが大きくなっている人は、まず食事量の見直しから始めましょう。有る程度の体重があるということは、それを支えるだけの下半身の筋力はあるということなので、食事量の見直しによって速やかに太もも痩せの効果が出てきますよ。

太もも周りが太いと悩む女性の大半は、単にむくんでいるだけです。そのため、むくみを解消することで太もものサイズダウンが可能となります。そして、そのためには下半身の筋力アップをすることが欠かせません。

血行を良くするには温めるのももちろん有効なのですが、温めたからと言って基礎代謝が上がる訳ではありません。基礎代謝をあげて痩せやすい体になるためには、やはりある程度の運動が必要となります。

ただ、下半身には全身の70%もの筋肉が集まっているため、実は効率的に痩せられる場所でもあるのです。腕立て伏せが出来ないという方でも、ウォーキングが出来ないなどという人はいないと思います。

さらにいえば、ウォーキングをする時には全身の80%もの筋肉が使われるので、理想的な全身運動となります。血行を改善して太ももやせだけではなく体質改善を図ることも可能なので、ぜひ歩く機会を設けましょう。

世間では太股痩せのためにおこなわれていることが、実はあまり効果がないケースがあります。無駄な努力をしないように、なぜ効果が上がらないのかを知っておいてくださいね。

風が吹けば桶屋が儲かる的な話は別にして、マッサージをしたから脂肪が燃焼することもなければ、特別に医学的な研修を受けた専門職でもない人が行うリンパマッサージでリンパが流れるようなこともありません。

セルライトなんてものは実は存在しません（単なる皮下脂肪です）し、マッサージによってそれが溶け出すようなこともありません。

エステもやはり太股痩せの効果は少ないです。マッサージをすることでむくみが解消するので一時的にはサイズダウンしますが、むくみの元を取り除かなければすぐに元通りです。やはり脂肪燃焼効果もなければ、基礎代謝が上がることもありません。

マッサージやエステに太股痩せ効果はほとんどないといいましたが、リラクゼーション効果までも否定するわけではありません。日頃のご褒美に疲れを取るために利用するのは全く問題ありません。目的に応じでお店を使い分けるようにしましょう。