森繁和は1954年11月18日、千葉県の生まれ。駒澤大学、住友金属を経て西武ライオンズに入団。日本代表選手として大学時代や社会人時代に国際大会に出場しています。

森繁和は1983年のシーズンに34セーブをマークしてセーブ王に輝きます。生涯成績は57勝62敗82セーブ。1988年のシーズンをもって引退します。

現役引退直後の1989年から1999年までは西武、2000年・2001年は日ハム。さらに、2002年・2003年は横浜、2004年から2011年まで中日。つまり、現役時代から考えると30年以上もユニフォームを着続けていることになります。

2004年から落合博満が中日の監督に就任すると投手コーチとして招聘されます。以後、ヘッドーコーチも務め落合政権下では名参謀として手腕を発揮しました。

落合が監督を退いたときに森繁和もヘッドコーチを退きます。しかし、2014年シーズンからは落合GMのもとヘッドコーチとして現場に復帰します。

強面ですが実は兄貴肌で選手からの信頼も厚いのが森繁和です。

森繁和は落合政権時から編成部国際渉外担当の肩書もあり、ドミニカに選手発掘で足を運んでいます。
その時のエピソードで、拳銃を持った現地人4、5人に乗っている車を囲まれた事件があったようです。
トランクに積んでいた野球道具を渡したら喜んで去っていったとのこと（笑）

写真は今シーズンから加入したルーキーの小笠原慎之介。なにやら、楽しそうにしていますね。見た目とは裏腹に親しみやすいキャラですね。

谷繁監督の休養により、森繁和は監督代行を務めることになりました。シーズン初の6連勝を記録したりしたものの終わってみれば最下位が確定してしまいます。

動向が気になる大島、平田両選手の残留交渉にも意欲的な森繫和。その他、海外の選手発掘など全権的に自分がやると意気込んでいます。

9月25日あたりには球団から監督就任の打診があったようで、最終戦があった28日に受諾したとのこと。会見では次期監督にいい形でバトンを渡したいとも語っていました。

一見すると怖い顔の森繁和。しかし、お茶目な一面や選手からの信頼も厚い人物。低迷する中日の再建に向けて歩み出しました。これから期待していきましょう。