2016年9月12日の夜に千葉県酒々井(しすい)町で切断された遺体が見つかった事件で、25歳の女性が「弟を刃物で切った」などと警察に話した事から、この女性が死体損壊の疑いで逮捕されました。なんとも痛ましい事件ですね。殺人だけでも大変な事件ですが、ましてバラバラに切断してしまうとは、一体何があったのでしょうか?遺体で発見された弟の頭部のあごは無く、皮膚が剥がされた状態でした。この凄惨な事件について詳しく調べましたので皆様にお伝えしようと思います。

この逮捕された25歳の女性の家族は元々5人(逮捕された姉、切断されたとみられる遺体の弟、父親、母親、妹)家族でしたが、父親も数年前に変死していると言う事です。現在、母親と妹は別居していて、この家には姉と弟の2人で暮らしていました。

見つかったバラバラにされた遺体は、腐敗防止のためなのか冷蔵庫に保管されていたと言う事です。一部は凍った状態で発見されたらしいです。

弟の諒さん(21)は、8月末から行方が分からなくなっていました。逮捕された姉は、切断された遺体が見つかる前の12日に、心配した弟の知人らの訪問を受けて室内を確認させて欲しいとの要求を受けていました。しかし、姉は「おなかの病気で臭いがある」とこの訪問した知人らに応対する事は無く追い返していました。

父親と母親は、父親が変死する前に離婚しましたが、姉、弟、妹をひきつれてこの家を出ていました。しかし、父親がこの家で変死したのちに姉と弟が二人で一緒に住んでいました。

逮捕された姉の竹内愛美(えみ)さん(25歳)は、現在、スーパーでアルバイト店員として勤務していましたが、最近でも普段と変わらない様子で、スーパーに勤務している姿が目撃されています。弟の竹内諒さんとは仲が良かったとの事です。近所の住民や弟、諒さんの友人は、優しくて穏やかな性格だったが、ここのところでは冷蔵庫や掃除機を別々にしているなどお互いに関わりあいを持たないようにしていたと言う事です。

被害者とみられる弟、竹内諒さん(21歳)は、昨年介護職につきましたが、現在も勤めているかどうかは不明との事です。諒さんの趣味は音ゲーとアニメ鑑賞だそうです。近所の人は諒さんは、素直そうな感じのひとで、出会ったりすると、挨拶はちゃんとしてくれるいい感じの人でしたと語っています。諒さんは、ツイッターをやっていて、8月31日の投稿を最後に急に途絶えてしまったと言う事です。それに気づいた友人たちがおかしいと思って、諒さん宅を訪れたそうです。

弟の諒さんの趣味は「音ゲー」「アニメ鑑賞」だったそうです。

先にも申し上げた通り、近所の住人の話では、冷蔵庫、掃除機などを別々に使用してお互いに関わり合いを持たないようにしていたとありましたが、どうやら家計費の事で揉め事があったらしいのです。家の一階に姉の愛美さんが住んでいて、二階に弟の諒さんが住んでいたらしいのですが、家の生活費は二人で割り勘にしていたそうです。それで、弟の諒さんが、姉の愛美さんから領収書を渡されましたが、それを破って捨ててしまったそうなのです。それが原因で姉弟の喧嘩になったそうです。現在では、これがこの事件の主な動機とされています。

弟の諒さんから姉にあてたメッセージと思われるツイッターの文言です。「貴方」とあるのは姉の事だと思われます。

遺体をバラバラに刻んでしまうと言う何とも凄惨な事件ですが、現在も警察からの詳しい事情聴取が続いています。もし、この事件の動機が単なる生活費を巡る姉弟のケンカだとしたらなんともいたたまれない事件ですね。今後の警察の事情聴取によって色々と明るみになってくるとは思いますが、人間とは怖ろしい生き物だなとつくづく思う次第です。