ポケモンGOがギネス記録を樹立!

海外では7月15日、日本では7月22日にリリースされたスマホゲーム『ポケモンGO』。
地図に表示されたポケモンを探して現実世界を歩き回り、スマホ画面に現れたポケモン達をモンスターボールでゲットしてポケモンジムで戦わせるこのゲームなのですが、リリース後わずか1ヶ月であっという間にギネス記録を5つも塗り替えてしまいました。

あまりの快進撃っぷりに日本のスマホゲーム業界も戦々恐々のようです。

様々な世界一を記録するギネスブック

【ギネス記録に載っている日本のもの】
・内村航平選手
世界体操選手権のオリンピック最多優勝回数(男子)
・ポケットモンスター(赤・緑・青)
世界一売れたRPGソフト(全バージョンの合計本数。)
・スーパーマリオシリーズ
総売上世界一のコンシューマーゲームシリーズ及びアクションゲームシリーズ。
・タモリさん
同じチャンネルで続けられた最も放送回数の多い生放送番組
・日本天皇
世界最古の皇室 など。

ギネスブックとは世界中のありとあらゆるNo.1を集めた辞典であり、厳格な審査基準で有名な世界記録の集結本です。
ギネス記録の登録には世界中から厳しい審査を経て選ばれたギネス記録審査員の確認が必ず必要であり、ユニークなものからオリンピック関連の公式記録まで様々な世界第一位が収められています。

ちなみにギネスブックは2000年に出版社がアイルランドのビール会社『ギネス醸造所』から独立しており、本の名前がギネスブックから『ギネス世界記録(ギネスワールドレコーズ)』に変更されています。

この独立に伴いどこか固い雰囲気で書かれていた文体が子供でも読みやすいカジュアルな文体に改定されました。

ポケモンGOが達成したギネス記録って?

“最初の1カ月で最も売り上げを集めたモバイルゲーム”

ポケコインでアイテムを購入

ポケコインでアイテムを購入

ポケモンGOが達成したギネス記録は全部で5つ。
まず一つ目は、“最初の1カ月で最も売り上げを集めたモバイルゲーム”です。

ポケモンGOの課金要素といえばモンスターボールやタマゴの孵化装置、ポケモンを呼び寄せるおこうやルアーモジュールなどとにかくアイテムを買う事しか存在せず、それらの値段も大して高額ではないのですが…なんとポケモンGOはリリース後1ヶ月で2億650万ドル(日本円で約206億5千万円)もの売上を記録してしまいました。

“最初の1カ月で最もダウンロードされたモバイルゲーム”

予想以上のダウンロードでサーバーが大混乱!

予想以上のダウンロードでサーバーが大混乱!

そして次に記録されたのが最初の1カ月で最もダウンロードされたモバイルゲーム”。
ポケモンGOはリリース後1ヶ月で1億3000万ダウンロードを達成し、あまりのユーザー数にリリース直後からサーバーへの負担がとんでもない事になっていました。

ずいぶん軽くなったように見える現在でもサーバーへの超負荷は続いており、余所からポケモンGOにアクセスしてポケモンの現在位置を調べる『pokevision』などサーバーに負担をかける様々なアプリの利用を制限しなければならない状態になっています。

“最初の1カ月で各国のモバイルゲームダウンロードチャートで最も多く同時にトップを獲得”

70ヶ国でランキング1位を獲得!

70ヶ国でランキング1位を獲得!

そして3つ目が“最初の1カ月で各国のモバイルゲームダウンロードチャートで最も多く同時にトップを獲得”。

これは世界各国のスマホゲームダウンロード数ランキングで一位をとった国の数を示した物なのですが、ポケモンGOは世界70ヶ国でランキング1位を独占しギネス記録を更新する事になりました。

世界中で1億3000万人もの人達がダウンロードすればそりゃそうなりますよね。

“最初の1カ月で各国のモバイルゲーム売上高チャートで最も多く同時にトップを獲得”

55ヶ国で売り上げ1位!

55ヶ国で売り上げ1位!

スペインとイタリア

更にアメリカやスペイン・イタリアなど55ヶ国もの国で1ヶ月の売上高ランキング第一位も達成し、いかにアメリカのゲーム会社インテックと任天堂が収益を得たかもよく分かります。

逆にダウンロード数は1位なのに売上高は1位になれなかった残り15ヶ国はどこなのか気になる所ですが…。

“売上高1億ドルに最も早く到達したモバイルゲーム”

リリース20日で1億ドルの売上

リリース20日で1億ドルの売上

1ヶ月での売り上げは2億650万ドルだったポケモンGOですが、売上高が1億ドルを超えるのにかかった日数は20日間だったそう。
後半の追い上げが凄まじいですね。

1億ドルといえば日本円にして約100億円。
月収100億円なんて夢のようなお話です。

日本の主要スマホゲー業界に激震

日本の主要スマホゲーのシステムといえば…

ガチャ課金が主な収入源

ガチャ課金が主な収入源

日本のスマホゲームといえばガンホーの『パズドラ』やコロプラの『白猫プロジェクト』、ミクシィの『モンスト』などが有名ですが…これらのゲームは強いレアモンスターが低確率で出現する『ガチャ』というシステムが主な収益源となっています。

アメリカなどといった海外のスマホゲー業界ではガチャは賭博性が高いという理由で法律的に規制されていることが多いのですが…日本ではこれが主流です。

しかし、今回これらのゲームの売上高をごぼう抜きしていったのはそういったガチャ要素が全く存在しないポケモンGO。
突然の刺客にスマホ業界は大きな打撃を受けました。

ガンホーなど大手ゲーム会社の株価が大幅ダウン

ガンホーの株価が7月下旬から急降下

ガンホーの株価が7月下旬から急降下

まず顕著に効果が現れたのは『パズドラ』や『ケリ姫スイーツ』擁する株式会社ガンホー・オンライン・エンターテインメントの株価。
下がり調子ながらもじわじわと値を上げていっていた6月から一変、7月下旬のポケモンGOリリース直後から株価のグラフが一気に下降しているのが分かります。

ガンホー社長の森下一喜氏はポケモンGOに対し「ユーザー層は被っていないため影響はない」とコメントしていたようですが…投資家は決してそうとは思わなかったようですね。

コロプラが売上額激減を発表

営業利益率が45.0%→30.2%に激減!

営業利益率が45.0%→30.2%に激減!

更に悲惨なのが『白猫プロジェクト』擁する株式会社コロプラ。

2016年7月27日に発表された第3四半期決算説明会ではただでさえ5月以降調子が悪かった白猫プロジェクトの利益率が45.0%から30.2%にまで激減してしまっており、資料で会社自ら「ユーザー様も怒る施策失敗」と記載するほどの下落っぷりを見せておりました。

レアガチャの確率アップで顧客引き止めのウワサ

最高レアキャラが突如頻出!?

最高レアキャラが突如頻出!?

ガチャゲー業界最大手がポケモンGOリリース以降次々と失速してしまいアクティブユーザー数の下げ止まりが見えない今、どうやらガチャゲーを提供するスマホゲー企業各社はガチャのレア排出率を上げて顧客の確保に勤しんでいるよう。

一番露骨だったのは『モンスト』のガチャ値下げ&レア確定ガチャイベントでしょうか?
各企業の努力がある意味凄いとネット上では噂になっています。

ポケモンGOユーザーの課金率は約1割

日本のリサーチ会社が1000万人以上を対象に行った調査によるとポケモンGOの課金ユーザーは全体の9.5%となっており、他のスマホゲームに比べて遥かに多い数値だということが分かりました。

また、ポケモンGOへの直接課金ではなく移動のための『交通費』やバッテリーのための『雑貨代』などポケモンGO関連でお金を使った例も多く聞かれており、広い分野での経済活性化が期待されているゲームです。

トレーナー間のポケモン交換やポケストップの申請制度等まだまだ伸びしろがあると言われているこのゲームがこれからどんな形に仕上がっていくのか本当に楽しみですね。

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*Putyu*

元栄養系大学生。得意科目はダイエット。
辛いものと猫が大好き