その場に居合わせた買い物客に、犯人確保の瞬間がSNSに掲載され、RTで広まっています。

目の前での惨事、犯人確保の臨場感や緊迫した模様が伺えます。

警備員に取り押さえられた犯人は、警察にその場で逮捕された。
その男は、釧路市在住職業不詳の松橋伸幸(33)で、警察の調べに対し「人生を終わらせたかった。死刑になるため人を刺した」と供述しているとの事です。
警察は、さらに詳しいいきさつを調べています。

現場で目撃した人によると、犯人は角刈り頭で刺身包丁のような鋭利な刃物を持っていたようです。
1階の食品売り場から専門店に繋がる通路で、女性たち刺していったとの事。

1階から2階へ上がるエスカレーターを登っていた主婦の証言によると、「1階から『キャー』『やめてー』と悲鳴が聞こえていた」
「振り返ると包丁を振り回す男が見えた」
「周りの人は走って逃げていた、刺された人を従業員が止血したり、手当の為にAEDを使っていた」
「恐怖でした、息子もその光景をみてしまったので、この先心配です」
と、話していました。

神経疾患で心を病んでいたとしても・・・

事件が起こった6月21日は、イオンの「火曜市」で買い物客が賑わう日。
犯人は、わざわざこの日を選んだのでしょうか。
わざわざ選んだとしたら計画的犯行だったのでしょうか。

北海道のイオンは、主要都市にあり近隣の過疎な町から買い物に集まります。

イオンは、休日に「家族で行く」といった、イベントにしているご家族が多い商業施設。
また、友人と何気にブラブラできるところ。

そんな、施設で起こった惨事。

無差別の殺傷事件と言えば、この事件が真っ先に思い出された方も多いのでは？

2008年、東京都千代田区神田『秋葉原』にて発生した、通り魔殺傷事件。
工場派遣社員(当時25才)が、トラックで赤信号を無視し突っ込み5人をはね、さらに所持していたサバイバルナイフで、通行人・警察官ら17人に切りつけ殺傷した事件。

犯人の加藤智大は、「完全な責任能力あり」と鑑定結果がなされ、2015年死刑確定となっています。

亡くなった方、遺族の方々に、心よりお悔やみを申し上げるとともに、怪我を負われた方達の、体の傷はもちろん心の傷も早く癒えますように、心より願っています。