コンニャクや大豆、色々な食べ物にも含まれているって知っていましたか？

セラミドの美肌効果や、上手に摂取できる食べ物を紹介します。

ウィキペディアにはちょっと難しいことが書いてありますが、肌の組織の間を満たし水分を保持し、肌の弾力を生み出して外敵から守っているのがセラミドです。

色々いわれますが、この大きな2つの効果が言われています。

１・肌を外からの悪い刺激から守るバリア機能
２・保湿する

これらが主な役割です。

たとえばメラニン生成を抑えるなどの「肌を白くする」という直接的な効果はあまり言われていないのですが、この2つは綺麗な肌にとっては大切です。

加齢と共に減少するというセラミド、増やしたいですね。

肌の角層細胞のあいだの隙間を満たしているのがセラミド。

肌のキメを整えてバリア機能を高めます。また、水分が外に出ていきすぎないようにしています。

セラミドが減ると組織内にすき間ができていまいます。皮膚の弾力がなくなり外からの刺激が肌の奥にまで影響を与えてしまいます。

この刺激がシワやシミの原因になってしまいます。

セラミドが持つ構造により、長時間にわたって水分を保持できます。

コラーゲンなどは守りのイメージですが、セラミドは攻めの保湿効果があるといえるかもしれません。

上にあるような働きにより、肌をきれいに見せてくれます。

基礎化粧品に配合され、外からも浸透させることの出来るセラミド。

でも、毎日の食生活で自然に取り入れれば、体の内側から白い肌を作ります。

水分を保持してみずみずしく、キメが整っている肌は光を美しく反射します。

サプリなどの原料に「植物性セラミド」「動物性セラミド」などと書いてあります。また、もっと複雑に分類している健康サイトもありますね。

特別に研究したいのでもなければ、一般的な知識でいいと思います。

動物性セラミドは、原料が馬などの動物。

植物性セラミドは原料がコンニャクや米などの植物です。

わたしたちのからだは、食べて体内で自分に合ったかたちのセラミドを生成するので、どちらが良いかというよりも、セラミド生成に必要な「たんぱく質」を必ず食べるという点が大切です。

肌を白くする食べ物として注目されている「コンニャク芋」には、セラミドが含まれているそうです。こういったものが植物性セラミドというわけですね。

できるだけコンニャク芋の成分を減らさないように「生芋コンニャク」が良いとも聞きますね。

他にも大豆、パイナップルなど意外な食べ物にも。

ヨーグルトに含まれるのは、動物性セラミドです。

・セラミドを比較的多く含む食べ物
コンニャク芋（コンニャクの原料）
パイナップル
マイタケ
ほうれんそう
しそ葉
ブロッコリー
大豆
米
米ぬか
麦
ごぼう
わかめ
ひじき
コーヒー
黒コショウ
ヨーグルト

・セラミド生成を助ける食べ物
ほとんどの一般的な野菜（血行促進、胃腸を整える、ビタミン類を含む）

・セラミドを増やすのを邪魔する食べ物
インスタントラーメン
揚げ物（適度な油を摂るのが良く、リノール酸の摂りすぎが問題）

必要とされる量を摂ろうとすると、多く含まれるというコンニャクでさえ、生芋コンニャク半丁を毎日食べる計算になります。これが簡単と思えるかどうかは個人差が。

それでは、特に注目されている大豆セラミドとコンニャクについてみていきましょう。

実は、数年前にはAllAboutのサイト内で、”セラミドはメラニンの合成を抑える”と書いてありました。

今は消されてしまっています。

そこで、製薬会社のサイトを調べると東洋新薬さんの「大豆セラミド」のページに研究結果が載っていました。

学会でも発表されたそうです。

大豆セラミドの研究からはメラニン生成を抑制する作用が確認されたそうですが、ほかのセラミドでははっきりと「メラニン生成を抑える」という信用できる情報がなかなか出てきませんでした。

しかし、セラミドの2つの大きな効果から、肌質を向上させてキメを整え、光をきれいに反射してより白く美しく見えるのは間違いないようです。

大豆セラミドは、コラーゲン生成促進効果もあるようです。

また、この東洋新薬さんが作っている大豆セラミドは健康食品の原料なので直接わたしたちが買うことができないようです。

大豆はアレルゲンにもなるため、一般の化粧品や健康食品にはあまり使われていないのが残念。

よく「セラミドが入っているコンニャクを食べると肌がキレイになる」と簡単に書いてありますが、胃の中に入れば消化されてしまいますね。

コンニャクがそのまま肌に移動するわけではないのです。

一度吸収されて成分が肌まで運ばれて、作られるのですね。

セラミドは肌の角層細胞のあいだを満たしています。コンニャクだけでなく同時にほかの栄養素も必要です。特にたんぱく質です。

酵素はたんぱく質なので、アミノ酸が必要です。

セラミド生成には、アミノ酸も必要なのですね。アミノ酸を摂るにはたんぱく質ですね。ということは、大豆や肉、魚も必要だということです。

セリンは卵にも含まれます。

バランスの良い食事が一番です。第一わたしたち人間は、動物ですから、肌にあるセラミドは動物性セラミドということですよね。たんぱく質は大切ですね。

ヒアルロン酸は、鶏手羽、納豆、鮭、カレイ、ほかに山芋などのねばねば系に含まれます。グルコサミン塩酸塩はサプリメントで摂れます。

（グルコサミンを加工したものがグルコサミン塩酸塩ですが、グルコサミンを含むものは蟹やエビの殻ですので、普通の食事では摂りにくいのです）

コンニャク芋の抽出物だけで1日20～40mg食べるとなると、コンニャクのほとんどは水分なので1日1丁～半丁くらいですね。

コンニャクだけでなく、他の食材でも摂れるなら普通の料理でなんとかなりそう！

スムージーを見つけました。作るのも摂るのも楽そうです。

バナナとヨーグルトという、肌に良い材料もちゃんと入っています！ただヒアルロン酸は別で摂ってください。

しかし、同時に摂ると良いヒアルロン酸は、フカヒレや納豆に含まれているのでこのスムージーに一緒に入れるのは考えてしまいます。

市販のヒアルロン酸のパウダーを入れるか、別の食事で摂りましょう。

ヨーグルトを入れるので、たんぱく質はオッケーですね。牛乳よりもたんぱく質の比率が高いのでより良いです！

白コンニャクを使うのは、見た目のためだと思います。セラミドを摂りたいなら、黒っぽい「生芋コンニャク」を使っても良さそうですね。

また、コンニャクにはアクがありますし、コンニャクの袋の水には殺菌剤が入っています。水でササッと洗うだけでも良いですが、気になる人はこのレシピにあるようにゆがくと良いです。

（沸騰したお湯に入れ、1分～数分で引き上げる）

大豆セラミドは植物性になりますが、花王キュレルシリーズなどの基礎化粧品では植物性セラミドが使われているそうです。

サプリメントも信頼できるメーカーのものが、ぱっと見つからず、大豆なら料理やお菓子で摂取できるので、知らない業者からサプリメントを買うよりは、楽しく食事で摂ったほうが良いかも。

小林製薬では「ヒフミド」シリーズを出しています。セラミドの保湿とバリア効果を期待できます。

また、このシリーズは「ヒト型セラミド」配合です。動物性セラミドであるわたしたちのセラミド。それをより「ヒト」のセラミドに近づけたもの。

浸透しやすいなどの特徴があります。

サイトによると合成成分とは違うと書いてあります。

多くの食品に含まれるセラミドですが、これだけで肌を白くするのはちょっと大変かもしれません。必要量は少ないですが、上手く摂れないと悩んだらサプリメントや基礎化粧品で補うのも手

小林製薬「セラミドコラーゲン」
サプリメントでは定評があり、品質も高い小林製薬。ふざけた名前の虫よけばかりではなかったのですね(笑)。

コラーゲンもぷるぷる肌にとって必要で、ぷるぷる肌は光を美しく反射します。

今回、セラミドについて詳しく調べさせていただいた花王さん。花王の「キュレル」シリーズはセラミドケア化粧品。
肌メカニズムを研究しつくした製品です。