ヒルドイドや小林製薬のSaikiなど、ヘパリン類似物質の入った医薬品の効能は、

保湿効果
血行促進効果

です。乾燥して荒れた肌が塗った途端にスベスベに！と驚きの声が上がっています。保湿の持続時間もなかなかのもの。

では痣は消えるのでしょうか？消えたという体験談と消えないという体験談が混在しています。その違いとは？

小林製薬「Saiki」シリーズはローションのみ

一口に「あざ」といっても色々です。キスマークは外向きに力が加わってできたもの。打ち身は内部にまで衝撃があって痕になったもの。

これらは内出血によるものです。だんだん色が変わってきてイヤですね。

では、ヒルドイド人気の火付け役の、院長先生のお話です。

院長先生、新人研修医の時代には「ヒルドイド」をいつも言い間違えておられたそう。

「ひるろいど」と言っていたそうですが、薬剤師であるお父様との会話をきっかけに言い間違いをしなくなったといいます。

ただし、塗った瞬間に魔法のように消えるわけはなく「消えるのが早くなる」そう。でも、それでもキスマークはとても恥ずかしく、一刻も早く消えて欲しいですからありがたいですね。

ナースの間では常識のようです。というかナースってモテるんですね。

お医者さんに打ち身やキスマークの相談をすると、「ヒルドイドソフト軟膏」が出ることが多いです。キスマークと同じように打ち身でできた痣も消えるのが早まります。

特に顔や首筋のようにデリケートなところに使うなら、柔らかくよく伸びる「ヒルドイドソフト軟膏」が良いでしょう。

かわりに同じ有効成分のHPクリームをドラッグストアで買ってきて使う事もできます。メーカーが違いますが、よくできたクリームです。

1日1～数回と書いてありますが、特に良いのは入浴後に体温が上がり肌も清潔になっているとき。手で優しくすりこみます。

「適量」についてはHPクリームのページにわかりやすい説明がありました。
（ヒルドイドソフト軟膏、クリームも同じです）

【消えるのが早まる痣】
今みたように内出血の痣が消えるのが早くなります。
（キスマーク、打ち身、ひっかき傷で化膿していないもの、など）

【消えない痣】悲しいですが生まれつきの痣、病気による痣はヒルドイドだけでは厳しいことも。

ただ皮膚科でのレーザー治療の後にヒルドイドソフト軟膏などが処方されることはあります。

でも、ヒルドイドがキスマークや打ち身を早く解消していくのは、主に血行促進効果によるもの。病気など他の原因のある痣は、それぞれふさわしい治療のために皮膚科で相談するのが良いでしょう。

札幌美容外科の院長先生によると、キスマークや小さな痣をメイクでカバーするのに良い「カバーマーク」というクリームファンデがあるそうです。

特に、生まれつきなどでヒルドイドで消えない痣は、これでカバー。

すぐ痣が出来る、消えない、などは白血病などのサインのこともあるので、注意です。