４月２７日にテレビ東京で放送されたWBSワールドビジネスサテライトで、サイクロン掃除機でおなじみ、ダイソンの革新的なドライヤー『Dyson Supersonic』が紹介されていました。

一体どこが革新的なのか？
他のドライヤーとの違いも含めて紹介します。

ダイソンのドライヤーの外見的な特徴は、何と言ってもファンがない事です。
ファンなしと言えば、ダイソンの扇風機が有名ですが、Air Multiplierの技術を生かして作られているようです。

Dyson Supersonicは、大量の風を髪に送れる事がセールスの売りになっています。
何でも、ドライヤー中心の穴から送りだされ温風が、周囲の空気を巻き込み通常のドライヤーの３倍の風量を実現しているそうです。

このドライヤーは、ヘッド部分が小さく軽くできており、重心が通常のドライヤーのようにヘッド側ではなく、ハンドル側にあるため、ヘッドに重みが掛かりにくいため、取り回ししやすく、狙った場所に風を送ることができるそうです。

ダイソンスーパーソニックは、ドライヤーから出る熱を、毎秒２０回計測する「インテリジェント・ヒートコントロール」技術で、熱をコントロールし、さらに大量風を送れるため、従来よりも低い温度で髪が早く乾き、髪の毛が傷みにくいため、美容器具としても高い性能を発揮します。

ドライヤーは、使っている時に家族の呼ぶ声も聞こえないほど煩いものですが、このドライヤー『Dyson Supersonic』は、ダイソンならではのモーター技術で、ドライヤーの動作音を減らし、騒音も少ないとの事。

WBSでも騒音が少ないことが取り上げられていました。

WBSの番組内では、ダイソンの新型ドライヤーの開発に携わったエンジニアが紹介されていましたが、２３歳～２５歳と非常に若いチームでした。

若い技術者ならではの柔軟な発想でこの革新的なドライヤーが生まれたそうです。

なんと、このドライヤーの開発費用は１００億円との事です。
ダイソンの製品に掛ける信念が伝わって決ます。

開発費用にも驚きですが、この製品は開発に４年の歳月を掛けており、この製品への高い完成度を目指し、一切の妥協をしない姿勢が、世界で評価されるダイソンの製品を生み出しているのでしょう。

ダイソンの技術者の平均年齢は、なんと２６歳。
通常、メーカーの技術者の平均年齢は３０代以降が一般的で
ITエンジニア並みに平均年齢が低いことに驚きです。

同社では、年齢の若い社員にも責任と裁量を与え、のびのびと開発に携われるような環境を整えているそうです。
この会社の若者のセンスや能力を重視する姿勢が、革新的で高いクオリティを技術者が生み出すポイントと言えそうです。

『製品がすべて』と創業者が語るように、ダイソンでは多額の研究開発費用を掛けているそうです。
その割合は、売上の１５％。
アメリカ企業の研究開発費は売上に対して約５％で、日本では４％程度と言われていますから、ダイソンがいかに新製品の研究にコストを掛けているかがわかります。

この姿勢が、革新的で斬新な製品を生み出す秘訣なのでしょう。

このドライヤーの発売日はダイソンの直営店およびオンライン直販では、4月28日から発売が開始され、全国の取扱店では5月11日から発売になるとの事です。

価格は税別で4万5000円とドライヤーにしては少々お高い模様。
またレザー製のケースが付属する直販モデルも税別5万5000円で発売されるようです。

Dyson Supersonicは、ダイソンの直営店、公式オンラインショップ、そしてヨドバシカメラなどの全国の家電量販店、取扱店で購入できます。