2018年に突然現れたと思いきや大ブレイク！当時はYahoo検索大賞も受賞した程人気だった、ピン芸人のひょっこりはん。

一発屋だということは最初から分かっていましたが、やはりブレイクした翌年の2019年は、ほとんど姿を見かけなくなってしまいました。

彼はなぜたった1年でテレビの世界から消えてしまったのか？調べてみるとある二つの大きな事件が関わっていることがわかりました。

さらに2019年ひょっこりはんは生き残りをかけて大改革に乗り出していたことが判明。生まれ変わった【衝撃】の彼の姿をご紹介します！

ひょっこりはんは1987年4月28日生まれの32歳。出身は滋賀県守山市。身長は174CM。B型のピン芸人です。本名は宮下聡（みやしたさとし）。所属はよしもとクリエイティブエージェンシーです。

滋賀県立草津東高等学校を卒業したひょっこりはんは2年間の浪人生活を経て早稲田大学人間科学部入学しました。

卒業論文は「仮想空間におけるビジネスの可能性」。実は彼かなり頭が良かったのです！

高校時代はスポーツ科に在籍。ソフトテニスを専攻しており、高校時代はインターハイに出場したほど腕前がありました。

しかし特待生が集まる学校の中では、周囲の友達に比べて運動神経も頭も平均以下…成績は下から数えた方が早かったそうです。

お笑い芸人を目指したのは大学に入ってから。高校時代の同級生に「早稲田大学お笑い工房 LUDO」に入らないかと誘われたことがきっかけでした。

ひょっこりはんはこの高校の同級生と「エニグマ」というコンビを結成。当時はかなり真剣に取り組んでいたそうですが、両親には「将来、お笑い芸人になる気はないよ。コンビを組むのは大学生の間だけだから。」と話していたそうです。

元々ひょっこりはんの将来の夢はテレビ局で働くこと。裏方が好きだった彼は面白いものを作りたいとマスコミで就職することを狙っていました。

しかし念願叶わず、希望通りの仕事に就けなかったよっこりはんは心機一転プロの芸人を目指すことになります！

大学卒業後は2012年にNSC 東京校の18期生としてスタート。同期にはおばたのおにいさんなどがいました。

2013年には友達の紹介で知り合った、現在は構成作家として活躍している南部幸一さんとお笑いコンビ「ダイキリ」を結成。この時ひょっこりはんはツッコミを担当していました。

しかしこのコンビはなかなかブレイクすることができず、2016年3月に解散。以降ひょっこりはんはピン芸人として活動していくことになります。

ひょっこりはんがブレイクすることになったきっかけは日本テレビの番組「おもしろ荘」への出演でした。この番組ではすでにブルゾンちえみさんが発掘されており、多くの視聴者が「他にも面白い芸人いないかな？」と注目しているところ、その期待に応えてひょっこりはんが現れたのです！

あまり知られていませんが、実はひょっこりはんとロザンの宇治原史規さんとはいとこ同士。子供の頃はほとんど会ったことはなかったそうですが、ひょっこりはんが吉本に入ってからは同じ芸能人として「会ってみるか！」ということになったのだとか。

↓の画像のように番組内でいとこ共演したこともありました！

おもしろ荘に出演したひょっこりはんは、一目見れば記憶に残るマッシュルームカットに黒縁メガネ。赤い蝶ネクタイをつけ、白いタンクトップに青い下半身タイツで登場しました。

実はこの衣装付き合っている彼女が手作りで作ったものなんだそうです！

ひょっこりはんのネタといえば、音楽に合わせていろんな場所から「はい！ひょっこりはん」と顔を出すショートコントが有名です。

ひょっこりという言葉はどうやって思いついたのか？というと、普段ひょっこりはんは「なんかひょっこりしているよね？」と声をかけられることが多々あり、その度に「なんかこのフレーズいいなぁ」と思っていたのがきっかけでした。

芸人として長年ブレイクできなかったひょっこりはんは「自分のトークは頑張っても今後面白くなることはない。だったらこの印象的な顔を活かす方がきっと視聴者の目に留まるはず。見た目を活かすネタを作ってみよう！」そんなふうに考えていたそうです。

ブレイクしてからはお笑い番組だけでなくテレビドラマやCMでも活躍していたひょっこりはん。人気ドラマ「99.9 刑事専門弁護士シーズン2 第8話」に出演したこともありました。

2018年「おもしろ荘」に出演したことでブレイクし、以降はドラマやCM などで活躍していたひょっこりはん。

彼が一発屋といえども「まだあと数年は生き残れるだろう」と予想していましたが…。2019年になるとまたたく間に姿を消してしまいました。

一体何が起きたのでしょうか？！

ひょっこりはんのネタで使われていたBGMですが、あれはフリーBGMサイト「MUSMUS」で提供されていた「SONOROUSLY BOX」という曲でした。

実はこの音楽配信サイト、楽曲の著作者がMUSMUSであった場合に限って無料で使用することができるのですが、著作者を示せない曲の場合は有償で利用しなければならない規約になっています。

さらに楽曲は他社に2次配布しないことが定められています。

ひょっこりはんは、このサイトで著作者表示なしの曲を利用していたにも関わらず、利用料を支払いませんでした。

さらに他の企業に音楽を二次配布するというミスも犯してしまいました。

2018年4月MUSMUSの管理人と名乗るWATSONという人物が動き出しました。

日清食品がキャンペーンで使用していたひょっこりはんの「正しいキャベバンバン」という動画について「2次配布に当たりませんか？」と問い合わせしたところ、これが2次配布だったということが発覚してしまったのです。

フリーBGMサイト「MUSMUS」はひょっこりはんに対して後追いでいいので、今からでも規約に準じた利用料を払ってもらいたいと申し入れました。

しかしひょっこりはんサイドから利用料が支払われることがはなく、しばらくすると「Sonorously BOX」を改変したような楽曲が制作され、大手の音楽配信サイトで無許可販売されていることが発覚しました。

似たような曲を作られ、別のサイトで販売されたことに気がついた「MUSMUS」は抗議と販売停止依頼を要望しましたが、ひょっこりはんサイドが反応しなかったため、WATSONさんはブログにて情報公開に踏み切りました。

これを受けよしもとミュージックエンタテインメントは各音楽配信サイトに連絡を取り、その日のうちに改変楽曲の配信停止を依頼します。

2018年6月3日MUSMUSサイドはひょっこりはんサイドに対し、

●改変した楽曲の使用販売停止
●2時配布した音源の取扱いについて訂正連絡を行うこと

以上2点の約束ごとを取り付け、

●今後はMUSMUSサイドから利用料の請求等を行わないことを表明、

したことで全ての問題が解決しました。

6月3日ひょっこりはんは騒動後初めて公の場に姿を現し謝罪しています。
報道陣から今後について聞かれると「新しいBGMを作って頑張りたい」と今後の抱負を語りました。

MUSMUSの音楽配信動画の中からひょっこりはんが使用していた「Sonorously BOX」という曲を探してみたところ、画面上にはかなり大きい文字で「フリーBGM 音楽素材」と書かれていることがわかりました。

これを見れば多くの人が「これは無料で使える音楽」と思ってしまうと思います。ひょっこりはんは本来無料で使える音楽を選んだだけだったにも関わらず、後から「金になる」と目を付けられてしまい、利用料を支払ってくれと言われてしまったのかもしれません。

著作権問題を起こしなんとなく悪いイメージがついてしまったひょっこりはん。それをきっかけにトーク力について注目が集まるようになってしまいました。

元々キャラクター重視だったひょっこりはんのネタは、リズムのいい音楽を覗いてしまえば、トークだけが残るはずなのですが…。

皆さんはひょっこりはんがどんなトークをしていたのかすぐに思い出すことができるでしょうか？

おそらく思い出せない人の方が多いくらい、ひょっこりはんのトークはあまり印象に残っていないのです。

事実ひょっこりはんが「ダイキリ」としてコンビを組んでいた時、ひょっこりはんは相方から「アドリブが弱い」と言われていたんだそうです。

著作権問題が起きたことで、不運にもトークに注目が集まるようになってしまい…結果ひょっこりはんは「あんまり面白くない」と思われるようになって行きました。

さらに調べていくとひょっこりはんはもう一つの大きな事件を起こしていたことが分かりました。それは2018年8月、日本テレビの24時間テレビ「愛は地球を救う」が放送されていたときのことでした。

番組の中では義足の女の子がイモトアヤコさんと悪天候の中、立山を登るという企画が進行していました。

悪条件だったにも関わらず少女は見事登頂に成功。そして山頂から大切なお母さんに宛てた手紙を読み始めます。

女の子のお母さんが涙を流して感動する中、司会の羽鳥慎一アナウンサーがお母さんに感想を聞きます。「何と答えるか？」視聴者が釘付けになった瞬間。急に場面が切り替わり、他のコーナーに強制切り替えしてしまったのです。

これに対して生放送中の羽鳥慎一アナウンサーは激怒！！生放送中にもかかわらず「お母さんまだしゃべってましたけどいいんですか？？こんな終わり方で本当にいいんですか！？」「お母さんが喋ってるのを遮るのはあまりにも…ですけど」と怒りをあらわにしていきました。

場の空気が最悪な状況になっていく中、今度は急に大きな声で「羽鳥さ～ん！！」と登場したのがひょっこりはんでした。

ひょっこりはんには何の落ち度もありませんでした。しかし場の空気が全てが「ひょっこりはんのせい…」のような空気が流れてしまいました。

その後、SNS等では「悪いのはひょっこりはんではなくテレビ側の方」という声が集まりましたが、義足の少女のお母さんのメッセージを遮って出て来てしまったひょっこりはんに対し、間接的に悪いイメージがついてしまったのです。

運が悪すぎるひょっこりはん。本人は何ら悪い事をしていないのに、またもやイメージダウンしてしまいました。

著作権問題、4時間テレビでの炎上…など、本人には悪気がなくても、いつもどこかタイミングが悪くて問題が起きるひょっこりはん。

次第にトーク力が無いと言う悪い部分が目立ってしまい、「ひょっこりはん=つまらない」というイメージになっていてしまいました。

しかし大学を卒業してからずっと吉本一本で頑張ってきたひょっこりはんなだけに、ここでもうひと踏ん張りして、なんとか一流芸人の席をつかみとりたい！！

そんなふうに思っているのか、現在ひょっこりはんは心機一転！！再びブレイクできるような新しいチャレンジに挑戦していることが分かりました。

2019年8月24日発売の男性向けファッション雑誌「SMART」（宝島）の10月号で美容連載「外見必須手技！ヘアとメイクでここまで変わる！！」に登場したひょっこりはん。

上の画像の通り、おしゃれな衣装にかっこいいヘア＆メイク。思わず誰だかわからず二度見してしまうほど、アレキサンダーワン似！！別人になっていたのです！！

ひょっこりはんはトレードマークだったマッシュルームカットをワックスなどで整え、かっこいい姿を見せつけました。

普段のひょっこりはんの姿と比較してみると、プロのカメラマンの腕が良さすぎて奇跡の一枚が撮れた！といった印象です。

元がそこまでいいわけではなさそうなのですが…。

実はひょっこりはん意外といろんなメイクやファッションが似合うことが判明しているんです。例えば金髪に爽やかなボーダーファッション！！

絶対に合わなそうなイメージでしたが、海外に行けばこんな人いるかもといったような仕上がりになっていました。

さらに黒人のミュージシャンに扮した上の画像のような一枚もイケメン！！

シャーロックホームズに扮したひょっこりはんなど、変装系芸人といったようなジャンルを開拓していけば、ドラマのちょっとしたキャラで役を獲得できたり、バラエティ番組のリポーターなど、様々な場面で活躍できそうな予感がします。

2019年は完全に消えるか？それとも生き残れるか？…の正念場になりそうなひょっこりはん。新たなジャンルが開拓できれば、今後も活躍し続けることができるかもしれませんね！

しかし二度あることは三度ある。また不運に見舞われてしまうのかもしれません…。