2006年に東宝シンデレラオーディションで最終選考の一員となり芸能界入りした朝倉あきさん。
2010年のNHK連続テレビ小説「てっぱん」でヒロインの親友役を演じ一躍知名度を上げました。さらにその後も活躍の場を広げ、透明感とかわいらしい笑顔で人気を集めていましたがそんな中での、突然の休業宣言。

これには、落胆するファンも続出しました。

しかし1年の休業を経て事務所を移籍してラジオドラマで活動を再開。
話題作「下町ロケット」での演技で再び注目を集めています。

そんな朝倉あきさんはなぜ休業したのか、事務所移籍は何らかのトラブルを抱えていたのか、真相を探ってみます！

名前：朝倉あき（本名：吉岡禮生・よしおかあき）
生年月日：1991年9月23日
出生地：福岡県朝倉市

2006年東宝シンデレラオーディションで最終選考の一員となり東宝芸能の所属となる。
2010年に「とめはねっ！鈴里高校書道部」でドラマ初主演
2010年NHK連続テレビ小説「てっぱん」
2011年NHK大河ドラマ「江～姫たちの戦国～」
2013年NHK連続テレビ小説「純と愛」
2013年スタジオジブリのアニメ映画「かぐや姫の物語」でヒロインかぐや姫の声優
2015年・2018年　「下町ロケット」

他にも多数の出演作品があり、印象的な役柄で若手ながら存在感放ってきました。

写真で見てもかわいい朝倉あきさんですが、声もかわいく演技もナチュラルなので「動いている」方がさらに魅力が増す女優さんです。
主役ではなく脇役でも輝きを放つタイプで
「あのかわいい子誰？？」
と徐々に人気が上がっていきました。
2013年のジブリ映画「かぐや姫の物語」のヒロイン声優においても絶賛され、朝倉あきさんを選んだ高畑監督は

「今の女優さんは受け身の声が多い。でも彼女の声はワガママだから」

と独特の表現で起用理由を語りました。

確かに聞き心地の良い優しい声でありながら、優しいだけじゃない芯の強さを感じさせるステキな声です。

しかしこの後、突然の休業状態となってしまいました。それまで所属していた大手芸能事務所である東宝芸能との契約満期において契約更新をしなかったというのです。
このまま引退してしまうのではないかと心配されていました。

ファンの間では
「結婚した？」「大学での学業優先じゃないの？？」と噂になっていましたが、1年後、それまで所属していた東宝芸能と比べるとかなり規模の小さな「コニイ」所属で仕事を再スタートさせました。

朝倉あきさんの芸能界デビューは東宝シンデレラオーディションで最終選考に残ったことです。
ここで注目なのは、グランプリや審査員特別賞を受賞したわけではないことですよね。
東宝シンデレラオーディションはこれまでも多数の美人女優を輩出している格式高いオーディションです。

1984年の第一回のグランプリは沢口靖子さん。
1987年の第二回の特別賞は水野真紀さん。
2000年の第5回大会のグランプリは長澤まさみさん。

朝倉あきさんが参加した第六回大会は過去最多3万7443人が参加しています。この中で15名が決勝大会残っています。

その中でグランプリに輝いたのは黒瀬真奈美さん。
審査員特別賞には増本裕子さんと池沢彩野花さんが選ばれています。

しかしこの第6回大会グランプリを獲得した黒瀬真奈美さんは2010年に「学業優先のため」芸能活動休止を発表。2018年まで一度も復帰のない引退状態です。

審査員特別賞の増本裕子さんも2012年に芸能界引退。

同じ審査員特別賞の池沢彩野花さんのみ現在も東宝芸能所属となっています。

つまり2006年大会のグランプリを含めた受賞者3人のうち2人が芸能活動をすでにしておらず、受賞は逃したものの契約に至った朝倉あきさんも東宝芸能を去っているのです。

この年の失敗を教訓に2011年に開催された第7回大会ではグランプリの上白石萌歌さんと歴代最多の審査員特別賞4人。
さらにニュージェネレーション賞という賞を新設して浜辺美波さん含め2人。ファイナリストを含め8人と契約と契約人数を大幅に増やしたと言われています。

2006年大会は開催からわずか4年でグランプリが事実上の引退ですから、事務所としては痛い回になってしまったことでしょうね。
なぜこの年契約に至った4人のうち3人も事務所を離れているのでしょうか。
表向きの理由は
「学業優先」
などですが、何かあったのかと勘繰りたくなってしまう数字ですよね。。

朝倉あきさんは、絶賛売り出し中だった2014年に突如として休業発表。

それまで所属していた大手芸能事務所・東宝芸能との契約を更新しなかったということで当時は「結婚？」「学業優先？」と噂になりました。

1年間の休業と事務所を替えての再スタートの真相は一体何だったのでしょうか？

東宝シンデレラオーディションにて受賞はならなかったものの、東宝芸能所属のタレントとなった朝倉あきさん。
芸能生活4年でドラマ初主演やNHK連続テレビ小説「てっぱん」で主人公である瀧本美織さんの親友役という大事な役を掴んでいます。

さらに2013年のNHK連続テレビ小説「純と愛」にも出演し、もしかしたら朝ドラヒロインの座も近い！？と噂されていました。
しかし「純と愛」に主演した女優・夏菜さんはこの現場がとても厳しく毎日ヤケ酒で荒れまくっていたと自虐気味に暴露しています。

朝倉あきさんも厳しすぎる現場と、険悪な雰囲気に疲れ果ててしまったのでしょうか。

朝倉あきさんの活動休止理由として
「大学進学？大学院へ行く？」
と憶測が飛び交いました。

朝倉あきさんが休業を発表したのは2014年3月31日で、22歳の時。
ストレートで進学していれば大学卒業の春です。

朝倉あきさんは芸能人がよく通っている「日出高校」出身であると言われています。
しかしその後、大学に進学したという情報は一切出ていませんでした。
そのため大学には進学せず、女優一本で活動いたと考えられていました。
しかし2018年11月にスポニチのインタビューで
「大学に進学していたこと」
を初告白しています。

その中で

「大学に進学したものの仕事が忙しくて休学しては復学し、また休学。そのまま復学することはなく」

と大学に進学したものの卒業できなかったことを明かしました。

大学なら目撃情報もありそうなところですがそれもないことを考えると、学内であまり目立たなかったか、学校にほとんど行けなかったかのどちらかですよね。
休学、復学、休学、そのまま退学となると実質的にどのくらい学校に通えたのかわかりませんが、2013年くらいに退学しているようですしあまり行けなかった可能性もありますね。

大学を卒業していないとのことですから、もちろん大学院へ行くというのも違いそうです。
これらのことから考えると
「学業優先」
というのは間違った情報であったと言えます。

あまりに突然の休業だったため、謎が謎を呼びいつの間にか「結婚」というワードまで浮上してきたようです。
しかしこれまで朝倉あきさんに熱愛報道もなく、彼氏疑惑の合った中村蒼さんもガセであったことがわかっています。
中村蒼さんとはドラマ「学校じゃ教えられない！」でキスシーンがあったため噂になってしまっただけのようです。

ちなみに中村蒼さんは2017年に6年の交際を実らせて一般女性と結婚を発表していますので、朝倉あきさんとの結婚というのは間違いですね。
結婚のための休業という疑惑もガセであったことがわかりました。

東宝芸能所属の先輩・長澤まさみさんは2014年3月末で事務所を移籍するのではないかと一部で噂になりました。
当時交際していた伊勢谷友介さんに
「年収が低すぎる。活躍に見やった収入ではない」
と吹き込まれ、ギャラに不満を抱えていたというのです。

当時東宝芸能の稼ぎ頭であった長澤まさみさんが年間約20億円を超える利益を上げているにもかかわらず収入は2,000万円から3,000万円と報道されました。

この噂が飛び火し、
「事務所ナンバーワンの長澤まさみが2,000万円だったら若い子たちはもっと少ないんじゃ」
と考えられ、しかも同時期の2014年3月末で朝倉あきさんが休業を発表したので「ギャラに不満か？」と噂されてしまったようです。

しかしこの報道に関して東宝芸能の関係者が

と語っています。
噂の出所であった長澤まさみさんの事務所ギャラ問題がガセであったことから、朝倉あきさんが事務所とギャラで揉めた説もガセである可能性がかなり高いですね。

しかし芸能事務所はタレントを育てるために莫大な資金を使います。
そのため若手時代はその分収入が少ないということもあるようです。

朝倉あきさんが待遇面で不満を抱えていたという情報は一切ありませんが、事務所との契約を更新しないということは、何らかの理由、不満と言えないまでも納得いかない事や、変えたい何かがあったはずですよね。さらに掘り下げて理由を探ってみましょう。

様々な憶測が飛び交った朝倉あきさんの休業宣言。
肝心の事務所はどのような対応だったのでしょうか。

当時東宝芸能のHPには
「朝倉あき　契約期間満了のお知らせ」として

・女優活動を一時お休みする事となりました
・見聞を広めたり、女優以外の経験も積むことで社会人として成長してもらいたい
・今後の詳細予定は未定
・女優活動を再開するときはまた応援していただければ幸いです

となどと書かれていました。

また本人のブログにも

どちらの文面を見ても具体的な理由については触れられていませんが「新しい道」「女優以外の仕事も」という言葉からファンの間では

「そのまま引退してしまうのではないか」
と落胆の声が上がりました。

これらの文面からは今後の人生に迷いがあり、一度立ち止まってゆっくりしたいという気持ちが読み取れますね。

ですがこれはあくまでも公式に発表したもの。
全てをさらけ出すなんてできるはずもありません。
ここには書かれていない理由もまだまだあるはずです。
次章では1年の休業後の朝倉あきさんの発言も踏まえ、さらに深く探ってみます。

朝倉あきさんが活動休止の理由として発表したのは
「しばらくゆっくり休んで、新しい道を歩きたい」
でした。
そのためこれからまたやりたいことを探す人生の旅に出るようなイメージがあり、活動休止は長引くものと思われました。
同時期に芸能事務所入りした黒瀬真奈美さん（グランプリ獲得）が2010年の活動休止宣言より長期間復帰を果たしていないこともあり、朝倉あきさんも同じようにそのまま引退状態に陥ってしまうとささやかれていたくらいです。

しかし1年で復帰。
さらに「コニイ」という小さな事務所へ移籍したことも報告されたため驚いたファンも多かったのです。
活動休止からたった1年での復帰と休止期間の過ごし方などから、休業と復帰の真相に迫ってみましょう。

朝倉あきんさんが新しく所属を決めた芸能事務所「コニイ」とは2018年所属タレントは朝倉あきさんと塩谷南さんの二人だけの小さな事務所です。
2018年4月まで高橋由美子さんも所属していましたが、不倫スキャンダルによって契約終了することを発表しました。
ちなみにこの高橋由美子さんも東宝芸能よりコニイに移籍してきたという過去があります。

コニイをめぐってはまだ情報量が少なくわかっていないことが多いです。
朝倉あきさんは東宝芸能で勤めていたマネージャーと一緒に移籍したという噂もあるようですが、真相はわかっていません。

また2014年の長澤まさみさんの報道で
「信頼していた東宝芸能の事務所幹部が2年連続で相次いで退社した」
と書かれています。
とても有能で仕事のできる、さらにタレントからの信頼も抜群だったというこの事務所幹部がどこに行ってしまったのかも気になる所ですが、これについても明らかになっていません。

コニイと関係があるのでしょうか。
もし有能なスタッフが今の朝倉あきさんの活動を支えてくれているのであれば安心ですが、こちらについては確証が得られないので続報を待ちたいと思います。

2015年に仕事に復帰した朝倉あきさんですが、復帰作はラジオドラマでした。
これが
「きな臭い」と言われているようです。
さらに復帰から半年間はBSやWOWOWなどの衛星放送ドラマのみで地上波には登場しませんでした。

これもやはり「東宝芸能」への操を立てる意味合いを持つのでしょうか。
しかしその半年後にはテレ朝、NHK、TBSと出演が相次いでいます。
これらの結果から見ると、東宝芸能からの移籍に関しては良好な関係を保ったままきちんと移籍できたという印象ですよね。

もしトラブルを抱えての退社となると、その後芸能界から干されてしまう可能性があります。
同業者として誠意を伝える意味でもラジオドラマから復帰し半年間地上波以外で活動をしてからの完全復帰となったのではないでしょうか。
しっかり筋を通して、さらに東宝芸能側も寛容な対応で答えてくれているようで、休業からの移籍復帰にしてはとてもスムーズに円滑にいったケースと思われます。

これらのことを見てみると、事務所との不仲や待遇面の不満などでケンカ別れしたとは到底考えられません。

女優の仕事だけでなく様々な社会勉強をしたいと語っていた朝倉あきさん。休業中は事務のアルバイトをしたりしていたそうです。

真面目ですね。
たった1年の休業ならこれまで稼いだお金で旅行に行ったり、遊んだり悠々自適に暮らせそうですが・・。
若いのにエライなあと感心してしまいました！

2018年11月のインタビューでついに朝倉あきさんが活動休止について語りました。
本当の理由は一体何だったのでしょうか？

朝倉あきさんがおばあちゃん子で大好きなおばあちゃんの薦めで東宝シンデレラオーディションに参加したそうです。
そのため
「どうしても女優がやりたい！」
という仕事に対する野心や貪欲な姿勢がほとんどなかったというのです。

そんな中で同世代でも頑張っている女優さんと共演したりして徐々に悩みを持つようになったというのです。
朝倉あきさんはもともと器用な方ではなく仕事と学業の両立もなかなかうまくできなかったとのこと。
そのため仕事も学業も中途半端になってしまっているような気がして
「このままでよいのか」
とずっと悩むようになってしまったそうです。

それでも仕事はどんどん埋まっていく。

「求めてもらえる事はありがたいけど、その期待に応えられるほど自分はしっかりしていないのではないか。」

など焦り、情けなさの感情がどんどん強くなっていってしまったというのです。

忙しさに気持ちが追い付かない日々を過ごしていた朝倉あきさん。

と語るように、器用にふるまえない自分にいら立ちが募っていたようです。
これを読むだけでもとっても真面目な性格であることがわかりますね。

そんな時に2014年年明けに予定していた新しい映画の撮影が無期延期となり、しばらく先の予定がなくなってしまったというのです。

さらに自分の一番の応援者であり、芸能界入りのきっかけをくれたおばあちゃんが急逝してしまったというのです。
朝倉あきさんにとって芸能活動の意欲の絶対的支柱であったというおばあちゃんとの突然の別れ。
しばらくは何も考えられず、考えようという意欲もなくなってしまったそうです。

悲しい別れがあったのですね。
自分を一番応援してくれていたおばあちゃんが急にいなくなってしまう。
頑張ることができなくなるほどの喪失感だったようです。

と語っています。
やはり14歳でデビューし忙しすぎる毎日の中で焦りやジレンマと戦い続け、大好きな祖母を失ってしまったことで傷つき一度ゆっくりとした時間が必要なほど心身ともに疲れてしまっていたようです。

何だかちょっと泣けてきますね。
本人がとてもまじめで努力家だからこそ、色々な事に納得できなかったんでしょう。
そんな状態のまま忙しさに煽られ続けていたら心も体も壊れてしまいます。
事務所が理解してくれて休ませてくれて本当によかったですね。

これまで目が回るほどの忙しさ、環境変化と大人に囲まれても仕事の日々。もう少し休んでもよかったんじゃないかと思えてきますが、たった1年で復帰を果たしました。
その理由については

「この仕事が好きであるということが再確認できた」
「仕事を続けることが今までの自分を肯定してあげられることだと気が付いた」

と休業中に女優業が好きである自分に気が付けたと話しています。

きっとお祖母ちゃんも女優をしている朝倉あきさんを天国から応援していることでしょう。

と語るように、1年ゆっくりした時間が過ごしたことで得られたものはとてもおおきかったようですね。新たな発見もたくさんあったことでしょうし、この休業が今後の活動にプラスになっていくことを願うばかりです。

大手事務所「東宝芸能」から1年の活動休止を経て「コニイ」に移籍し復帰した朝倉あきさん。
活動休止理由は忙しく駆け抜けた10代を経て、一番応援してくれていた祖母を失い心身ともにゆっくりして自分を見つめなおす時間が欲しかったというのが本当の理由のようです。
大好きな人の死で「頑張る理由」がわからなくなってしまうというのは痛いほどわかりますよね。
これまで何とか保っていた張りつめたような緊張の糸がプツンと切れてしまうような虚無感に襲われ
「私このままでいいのかな」
と自問自答を繰り返し、休業を決めた朝倉あきさん。
1年の休養期間を経て復活した朝倉あきさんはますます演技にも磨きがかかったように見受けられます。
今後も朝倉あきさんの活躍から目が離せませんね♪