韓流ブームとは2000年を過ぎたあたりから日本の主婦を中心に巻き起こったもので、その火付け役となったのはやはりドラマの「冬のソナタ」です。

主人公のペヨンジュンは『ヨン様』と呼ばれ、来日した際には空港がファンで埋め尽くされるなど社会現象にもなりました。

その後も「猟奇的な彼女」など良作品が配信され、韓国発のドラマや映画が日本のテレビや映画館で多く見かけられるようになっていきます。

2000年代の終わりにブームは下火になりましたが、その後も数多くの韓流ドラマや映画が日本に届けられています。

ここではそんな韓国系作品でおすすめのものを厳選してご紹介していきたいと思います。

ぜひ参考にしていただき休日などにご覧になってみてください。

2000年頃からの韓流ブームを引き起こしたのは間違いなくドラマ『冬のソナタ』の影響です。

その主役であったぺヨンジュンを中心に4人の韓国人俳優がメディアでも多く取り扱われ日本でもその人気を高めていきました。

「ぺヨンジュン」

「チャンドンゴン」

「イビョンホン」

「ウォンビン」

この4人は韓流四天王と呼ばれ、数多くの作品に出演しています。

日本のドラマやバラエティー番組などにも登場したりしてその知名度は当時かなりのものでした。

2000年頃というと日本では髪の毛のアレンジとして茶髪や金髪といったヘアースタイルが流行中の時代。

その中で黒髪で短髪という韓国人俳優の存在は逆に新鮮味があり、人気を高める要因となりました。

また、韓国には兵役などがある関係で身体の鍛えられ方がしっかりとしていて、ドラマの中で肉体を見せるシーンも数多く見受けられます。

そういった点もブームを加速させる要素となったのではないでしょうか。

生まれながらにして体が弱く心を閉ざしがちの少女と、言葉を持たないオオカミ少年とのファンタジー系ラブストーリーです。

監督・脚本を当時まだ若手のチョ・ソンヒが務め、人気・実力が高まっていた若手俳優ソン・ジュンギが主演に抜擢されています。

言葉を持たず、野生のオオカミのように振る舞う少年を演じたソン・ジュンギの力を存分に堪能できます。

少女が徐々に心を開いていきラストは感動の結末に…

何度も見ても泣ける映画です。

とにかくボロ泣きしたい方にはおすすめの映画。

切な過ぎるラストが話題となり、日本でも一躍人気の作品となりました。

徐々に病に冒されていくスジン役のソン・イェジンさんの演技に注目です。

韓流ブームが始まる少し前、1999年に公開された映画です。

韓国の情報機関員と北朝鮮の女性スナイパーというお国柄的関係性の2人の結ばれない恋愛を描いています。

アクション・サスペンス・ラブストーリーといった要素が盛りだくさんの1本。

韓流ブームを牽引した四天王のうち2人が出演している韓国映画の大ヒット作。

民族を二分した朝鮮戦争に翻弄される兄弟を描いた戦争系映画です。

悲劇的な物語とリアルな戦場シーンが話題を呼び、ウォンビンとチャンドンゴンの出世作ともなりました。

弟のために狂気の人間となっていく兄をチャンドンゴンが切なく演じきっています。

韓国で公開当時、ソウルでの入場者記録を塗り替え社会現象となった作品です。

韓国全土で583万人、うちソウルで253万人を動員。

朝鮮半島を南北に隔てる板門店／共同警備区域＝「JSA」の北朝鮮側歩哨所内で起きた武力衝突事件を発端に、明かされていく酷い真実を追う社会派エンタテイメントムービー。

朝鮮半島という特殊な地域性を表わした壮絶な映画です。

「猟奇的」な彼女とそれに翻弄される男子学生の恋愛を描いたロマンティックラブコメディ。

韓国版ネット小説が原作となっていて、若者の間で爆発的な人気を誇った映画です。

主演のチョン・ジヒョンがパワフルな演技を見せて最高に魅力的に描かれています。

彼女の代表作となった1本です。

国際映画祭、映画賞など25以上の賞を受賞することになった韓国映画の名作です。

韓国のけっして裕福ではない生まれの青年と少女の恋愛模様を切なくもリアルに切り取った映画。

純粋で残酷な結末にきっと涙すること間違いなし。

2011年公開の映画で、チャップリンの名作「街の灯」をモチーフにしたラブストーリーです。

過去の過ちを抱えながら生きる元ボクサーをソ・ジソプが、視力を失いながらも健気に生きる女性をハン・ヒョジュが演じる。

オーソドックスな内容ながら確実に涙腺が崩壊する作品。

ピュアで真摯的な恋愛模様が人気の理由で、主演のソ・ジソプが知名度を上げた映画でもあります。

韓流四天王の中では比較的優男イメージで弟気質だったウォンビンがたくましい元特殊工作員を演じています。

韓国で天才子役として注目を集めたキム・セロンの出世作です。

愛を求める孤独な少女と、裏社会に生きる男との邂逅。

どんでん返しの連続と衝撃のラストはまさに一大エンターテイメントといったところ。

映画史に残る『レオン』の韓国版ともいうべき1本となっています。

2002年サッカーワールドカップ日韓大会の開催中に起こった、韓国と北朝鮮の艦艇による銃撃戦を描いたノンフィクション映画です。

実際に起きた出来事だけに高い関心を得た衝撃の作品。

朝鮮戦争休戦後の1953年、国連軍によって制定された黄海の南北境界線「ノーザン・リミット・ライン」。

今も緊張関係の続く韓国と北朝鮮との軋轢、そして現実に起きてしまった「第2延坪海戦」をリアルに再現しています。

家庭環境に恵まれない少女と3人の御曹司、ボディガードとのハプニングだらけの5人共同生活を描いた恋愛コメディードラマ。

いわゆる韓国版『花より男子』です。

主演の少女をパク・ソダムが演じています。

原作は同名タイトルで韓国で人気だったネット漫画です。

人間とヴァンパイアが共存する世界を舞台に1～5話を朝鮮王朝時代、 6～12話を現代の設定に分けられています。

それぞれの時代で描かれた人間とヴァンパイアの切ないラブストーリー。

長い年月をかけて惹かれあう男女の甘く切ない運命の愛を描いた感動作です。

韓国トップ俳優のチャン・グンソクと、人気ガールズユニット「少女時代」のユナによる恋愛ドラマです。

韓国における70年代と2012年の二世代にわたる恋愛を描き、チャン・グンソクとユナはそれぞれひとり二役を演じています。

とにかく泣けると話題になり、日本でも有名になった韓流ドラマ王道の1本です。

嘘をつくとしゃっくりが出てしまうという「ピノキオ症候群」を患うヒロイン・イナと、家族を失い他人の家で育てられた青年ダルポのピュアな恋心を感動的に描いたラブストーリー。

韓国でも人気の高いパク・シネとイ・ジョンソクがW主演ということで話題になりました。

2人の恋の結末に注目です。

日本や台湾でもリメイク版が放送された大人気作品。

チャングンソクがひたすらカッコいいと話題になりました。

双子でアイドルグループに入れ替わりで加入することになるコ・ミニョとコ・ミナムはパク・シネが一人二役を演じています。

メインキャラクター3人は脚本家自身が選び抜いた新人俳優。

全員が知名度のない中で人気となった話題のドラマです。

チョン・ソミンが演じる純粋でひたむきなヒロイン・ロラ、誰もが応援したくなる献身的な女性の姿はひたすら泣けてきます。

彼女の成長と恋の行方から目が離せない恋愛ドラマです。

ペ・ヨンジュンとパク・ジニョンの共同プロデュースによる芸能高校を舞台とした学園ドラマ。

未来のスターを目指し奮闘する高校生の青春を描いた作品で、人気が高くシリーズ化もされています。

2PMのオク・テギョンとチャン・ウヨンなど実際のアーティストが出演して話題になりました。

K-pop好きにはたまらないドラマです。

ぜひ一度ご覧ください。

温厚な性格の兄ジュンギと、冷徹で手術の腕が抜群の弟スヒョン。

対照的な兄弟とのやり取りを通して韓国の医療現場の実態が描かれた医療ドラマです。

シェアハウスを舞台にしたハートフルなヒューマンドラマです。

グルメ番組の敏腕女性プロデューサー・ドウォンは危機に陥った父の事業を助けるため、職を捨て市場で働くことに。

そしてドウォンを思う一流シェフのジゴンは、かつて仕事で交流があったことから彼女に恋をしていました。

2人を中心にシェアハウス内で起こる人間群像劇をコミカルに描いた作品です。

冬のソナタがブレイクされる前にひっそりと日本でも配信されていた韓国ドラマです。

どこにでもいる平凡な青年ヨンナム、そんな彼のもとに財閥のお嬢様の婚約者のふりをするというアルバイトの話が舞い込むところから物語が始まります。

最初はただのアルバイトとして割り切っていたヨンナム、しかし次第に2人は惹かれあうように。

格差カップルを描いた珠玉のラブストーリーです。

最高視聴率が40％近くまでいった当時の韓国ドラマ史上最大のヒット作。

その理由は豪華すぎるキャスティング。

主演はイ・ビョンホン、脇を固めるのはソン・スンホン、『猟奇的な彼女』でブレイクする前のチョン・ジヒョン、チャ・テヒョン、そしてキム・ハヌルという現在では絶対に集めることができない韓国芸能界最強キャストが集結したドラマです。

ブレイク前の彼らの初々しい姿は必見。

ぜひ韓国ドラマや映画を見る前にこちらの1本をご覧になってみてください。

ご紹介してきた作品はネット配信サイトやDVDなどで見ることができます。

サラッと映画を1本見るもよし、会社から帰ってきたプライベートタイムの楽しみとして連続ドラマを見るもよし。

日本のドラマとは一味ちがった韓流作品をぜひご覧になってみてください。