人気お笑いコンビ「さまぁ～ず」の大竹一樹さんと、その妻中村仁美さん。

9年の交際を経て結ばれ、今では2人のお子さんに恵まれているご夫婦ですが、積もりに積もった家庭内の愚痴が飛び出して、メディアを通じた夫婦愚痴合戦の様相を呈しています。

大竹一樹さんのせいで世間から「鬼嫁」扱いを受けている中村仁美さんですが、本当のところはどうなのでしょうか？

2人の出会いから交際までの馴れ初めや、結婚するのに9年もかかった理由も、詳しくお伝えします。

大人気お笑いコンビさま～ずのボケ担当。
シュールなボケがウリの、神経質眼鏡さんです。

・名前　　：大竹一樹
・生年月日：1967年12月8日
・血液型　：O型
・年齢　　：50歳（2018年4月現在）
・出身地　：東京都墨田区
・身長　　：170cm
・所属事務所：ホリプロ

高校の同級生だった三村マサカズさんと組み、1989年に当初は「バカルディ」という名でコンビを結成。
なかなか売れない時期も経験しましたが、現在は多数の人気冠番組を持ち、『キングオブコント』などで審査員を務めるなど、その名を知らぬ者がいないほどの人気コンビです。

大竹一樹さんは2011年に当時フジテレビアナウンサーだった中村仁美さんと結婚。
9年の交際期間を経てのゴールインでした。
今では2人の息子を育てるイクメン（？）パパとしても知られています。

元フジテレビアナウンサー、現在は2人の子供の世話をしながらフリーで活動している人気アナです。

・名前　　：中村仁美
・本名　　：大竹仁美（結婚後）
・生年月日：1979年6月8日
・血液型　：AB型
・年齢　　：38歳（2018年4月現在）
・出身地　：大阪府生まれ、神奈川県横浜市育ち
・身長　　：165cm
・所属事務所：アミューズ

中村仁美さんはお茶の水女子大学卒業後、2002年にフジテレビに入社しました。
そのルックスと明るく快活なイメージで人気を博します。

2017年7月に、フジテレビ内の営業部への異動の内示があり、その人事に納得のいかなかった中村仁美さんはフジテレビを退社し、芸能事務所アミューズと契約して、2018年1月からフリーアナウンサーとして活動しています。
プライベートでは2011年に結婚、2012年に第１子、2015年に第2子を出産しています。

大竹一樹さんと中村仁美さんの出会いは、フジテレビの深夜番組『深夜戦隊ガリンベロ』です。
これはほぼ生放送の番組で、まだ入社したてだった中村仁美さんは毎回かなりのプレッシャーを感じて出演していたといいます。
そしてそんな不安でいっぱいの中村仁美さんに優しく手を差し伸べたのが、大竹一樹さんであったというわけです。

大竹一樹さんは中村仁美さんに一目惚れをしたようで、まだ仕事に慣れない彼女に優しく接したのはやましさ半分、いやそれ以上でしょう（勝手な想像ですが）。
そんなやましさの見え隠れする大竹一樹さんの優しさを紳士的なものと受け取ったのか、それとも中村仁美さんも大竹一樹さんがタイプの人だったのか、2人は交際を開始します。
番組で共演をした2年後、2004年に2人の交際がスクープされ、お笑い芸人と人気女子アナの交際が明るみにされました。

大竹一樹さんと中村仁美さんが結婚をしたのは2011年です。
付き合い始めたのが2002年ですから、9年という長い交際期間を経ての結婚でした。
2人がなかなか結婚に踏み切ることができなかったのは、どうやら中村仁美さんの父親の反対があったことが原因のようです。

2人の結婚式のスピーチで、大竹一樹さんの相方、三村マサカズさんが「こんなきったねえ街で育ったこの人と結婚してくれて……」と、東京の下町育ちの大竹一樹さんと、良いところの出の中村仁美さんの育ちを比較したコメントをしたようです。
ちなみに大事な結婚式でそのような発言をしたことにより、三村マサカズさんは即刻和田アキ子さんに叱られたそうですが……。

この三村マサカズさんの発言でもわかるように、中村仁美さんの実家は良家で彼女の学歴も高く、大竹一樹さんは実家はどうあれ大学は中退していますし、お笑い芸人という安定した収入の確証がない不安定な職業に就いています。
こういったところから、中村仁美さんの父親に2人の結婚は反対されていたようなのです。
さま～ずは今でこそレギュラー番組を多数抱える超人気コンビですが、以前はなかなか仕事のない辛い時期も過ごしていたようですからね。

親の反対があり、また大竹一樹さんが合コンを繰り返しいつまでも煮え切らない態度をとっていたことにより、中村仁美さんは大竹一樹さんと別れることを考え始めました。
なんだかどこかで聞いたような話です。
同じくお笑い芸人と女子アナという異色の組み合わせで結婚した、ナインティナインの矢部浩之さんと青木裕子さんも結婚前は同じような状況だったと思います。
ちなみに最近女子アナと結婚したお笑い芸人として、神田愛花さんと結婚したバナナマンの日村勇紀さんの名前が挙げられます。
他にもオリエンタルラジオの藤森慎吾さんと田中みな実さんも交際をしていましたし、やはりお笑い芸人は口が達者で面白いのでモテるようですね。
と、ちょっと話が逸れました。

大竹一樹さんと別れることを考えていた中村仁美さんは、新しい出会いを求めて願掛けの神社を訪れます。
いわゆるパワースポットのようなものですね。
すると中村仁美さんはその神社で不思議な感覚に見舞われたといいます。
なんだかビリビリとするような、そこだけが空気が違うような感じ、というかなり抽象的な感覚です。
第六感のようなものが働いたのでしょうか？

後日、大竹一樹さんと会い、中村仁美さんは別れ話を切り出すつもりでした。
しかしなぜかそのはずが、直感的に「結婚相手は目の前にいる」、つまり大竹一樹さんこそ自分の結婚相手に相応しいと感じ、「結婚してもいい」と思った中村仁美さんはそこで大竹一樹さんに逆プロポーズをしたのでした。
長年（9年）交際してきた相手ですが、改めて本能的に運命のようなものを感じたのでしょうか？
その日に結婚式の日取りなども決め、結婚を決意した2人。
中村仁美さんにプロポーズされた時、大竹一樹さんはどんなふうに反応したのでしょう？
おそらく、一瞬驚きつつも、「ああ」とか、「うん」とか、素っ気ない感じで返事をしたのではないかと個人的に想像します。
中村仁美さん曰く、大竹一樹さんは「そういう責任をとることしたくない人」だそうなので、彼女のほうから結婚を宣言するしかなかったようですね。

大竹一樹さんと中村仁美さんは2011年3月8日に婚姻届を提出しました。
この日付は、大竹一樹さんと中村仁美さんの誕生日のちょうど中間をとったようです。
ちなみに三村マサカズさんが中村仁美さんと同じ誕生日なので、大竹一樹さんは毎年6月8日は自分の妻と相方の両方を同時に祝うことになります。

2012年3月に第1子、2015年9月に第2子が産まれ、2人の男の子に恵まれました。
もしかすると1人ぐらい娘が欲しかったかもしれませんが、健康で産まれてきてくれただけでありがたいですよね。
大竹一樹さんは長男のお産には仕事で立ち会うことができず、次男の時はカーテン越しに中村仁美さんの絶叫を聞いていたようです。
男には出産の苦しみは未来永劫知ることができませんから、その激しさに驚いたかもしれません。
もしかしたら今後3人目の予定もあるかもしれませんね。

大竹一樹さんはこれまでに番組で数々の鬼嫁エピソードを語ってきました。

本気で言っているのかネタで言っているのかわからないところもありますが、中村仁美さんは夫の大竹一樹さんのせいで世の中の人に「恐妻」というレッテルを貼られてしまいました。
しかしどうもお互いの言い分が食い違っているらしく、中村仁美さんのほうも大竹一樹さんの強い「こだわり」に対する主張があるようです。
真相のほうはどうなのか、じっくりご紹介しましょう。

大竹一樹さんはバラエティ番組でネタとして多くの鬼嫁エピソードを語ってきました。

例えば…

・洗濯や朝ご飯の支度は自分でやらされる。

・朝に目玉焼きを作ると、「朝に目玉焼きを食べる人なんてこの世にいます？」とキレられる。

・仕事の帰りが遅くて既に寝てしまっている子供の顔を見ようとすると「子供が起きたらどうするの？」と子供に近寄らせてもらえない。

・奥さんの料理の手順が違うのでそれを指摘すると、「じゃあ自分でやれば？」とキレられる、など。


大竹一樹さんは多少オーバーにエピソードを語っているかもしれませんが、確かに自分で朝食を作らされた上に自分で食べる目玉焼きを作っただけで「朝に目玉焼きを食べる人なんています？」なんて言われたら、なんだか不条理な気がします。

というか、世間的に朝に目玉焼きはわりと定番だと思いますしね。
育ちのせいか、中村仁美さんは基本的に白米やパンなどの主食を食べないという偏食らしく、食生活に関する価値観の違いというのはかなり色濃く出ているようです。

トーストやお餅に関しても、しっかり焦げ目がつくまで焼くか焼かない派で、真っ二つに意見が分かれているようですね。

中村仁美さんは2017年3月より、雑誌『FRaU』の公式サイトのほうで、コラムの連載を開始しました。

その第一回目の連載タイトルが『鬼嫁の釈明』とあり、これまで度々番組で披露されてきた自身の鬼嫁エピソードに対する釈明というか、夫大竹一樹さんに対する反撃ともとれる内容のコラムを綴っています。

中村仁美さんによると、大竹一樹さんは私生活において様々な強いこだわりを持っており、例えば洗濯なら、素材や色、用途別に分け、それぞれすすぎ時間や脱水時間を細かく設定し、畳み方にも独自の方法があるそうです。

朝食においても大竹一樹さんはその日ごとに食べたいものが異なり、しかもいざ朝になってみないと自分でも何を食べたいかわからないという暴挙。

ある日中村仁美さんが朝食に甘いパンを用意しておくと、大竹一樹さんはおもむろにお餅を焼き始め、奥さんが用意したパンには一切手をつけることはなかったそうです。

さらに中村仁美さんが用事があって外出する日、夫と子供の昼食にコロッケを用意していったのですが、大竹一樹さんはピザの出前をとってコロッケには手をつけなかったようです。

そしてその理由が、「コロッケはちょっと重くてさ……」というもの。
コロッケは重いから、さらに重そうなピザを食べたというのです。
というか、完全に大竹一樹さんがピザを食べたかっただけですよね。

このように大竹一樹さんの強いこだわりと自分勝手な行動に嫌気が差し、お互いのストレス軽減のためにも「自分のことは自分で」やることになったのです。

それを大竹一樹さんは番組であたかも恐妻家のように演出して語っていたわけですから、中村仁美さんの言い分もわかります。

お笑い芸人というのは、あまり一般的ではない、特殊な職業です。

面白いことを言って、お客さんを笑わせることが仕事です。

時に、自身の家庭の幸せでポジティブな部分を語ることは、他人の嫉妬や羨望を生むことに繋がります。

反対に、家庭での愚痴などを他人に面白可笑しく聞かせることは、笑いであったり、共感を生み出します。

大竹一樹さんはお笑い芸人としてお客さんを笑わせることでお金をもらい、家庭のネガティブな部分を語ることで他人からの嫉妬などから家庭を守っているともとれます。

実際中村仁美さんが番組に出演する際には、大竹一樹さんが彼女に「家庭のネガティブなことを話して笑いをとってこい」というようなニュアンスの話をしているようです。
もちろん多少なりとも本音は含まれているでしょうが、こうやって公の場でお互いの愚痴を言い合える関係性の夫婦が、そんなに仲が悪いとは思えないですよね。

世間的にどう思われているかはさておき、大竹家は内情的にはとても充実な生活をしているような気がします。

実際、中村仁美さんのコラムの中には、夫の大竹一樹さんに対するこのような記述を見つけることができますからね。

恐妻家の呼び声高い、大竹一樹さんと中村仁美さんご夫婦の馴れ初め、鬼嫁エピソードとその見解などをご紹介しました。

大竹一樹さんは意外とシャイなところがあり、急に家庭の話を振られるとあたふたするところがあるので、彼が自分から意識的に話す家庭事情はかなり演出がかっているというか、リップサービスのようなところがあるかもしれませんね。

奥さんも子供たちも大竹一樹さんに番組でなにかといろいろなエピソードを話されてしまっていますが、それがお笑い芸人の家族の性というか、ある意味他の家庭では得られない特別な経験ですよね。
今後も様々な大竹家の面白エピソードを聞くことができそうで、楽しみです。