イベント出演や歌手活動、最近はテレビ出演も多くなってきたプロのコスプレイヤーのえなこさん。
所属していたアイドルユニットが半年で解体した経緯や、彼女が活動休止に追い込まれた事情、日本一のコスプレイヤーはどれだけ稼げるのかといったことまで隈なくご紹介します。

日本一といわれるほど絶大な人気を誇る、美人コスプレイヤーです。

・名前　　：えなこ
・生年月日：1994年1月22日
・血液型　：A型
・年齢　　：24歳（2018年3月現在）
・出身地　：愛知県名古屋市
・身長　　：154cm
・体重　　：43kg
・スリーサイズ：86-59 - 85 cm
・カップサイズ：E
・所属事務所：Carnival

年々その規模を拡大させているコミックマーケットや、渋谷駅周辺のハロウィンイベントなどで、一般の人でもコスプレを嗜むことが増えてきました。
日本の漫画やアニメが世界的に注目されていることもあり、外国の方のコスプレ姿もよく目につきます。
コスプレをすることで一体どこを目指しているのだろう、と思わなくもないですが、とにかく楽しそうなところがいいですね。

えなこさんの場合は、一般の人のコスプレとは若干意味合いが違います。
彼女はコスプレをすることで収入を得ている、プロのコスプレイヤーだからです。
「職業＝コスプレイヤー」といえるかもしれません。

ではえなこさんはなぜコスプレをすることで収入が得られるのでしょう？
それは彼女が単に個人でコスプレをしているのではなく、特定の企業からの依頼を受け、特定のキャラクターのコスプレをしてイベントに参加することにより、企業から報酬を得ているからです。
まさにプロのコスプレイヤーですね。
どんなコスプレでもクウォリティ高く、可愛く、そしてセクシーに衣装を着こなすえなこさんは、コスプレ好きの人にとっては羨望の的です。

イベントで物販ブースを出せば1000人の行列ができ、コスプレ撮影会では500人のカメコ（カメラ小僧）に囲まれるという、多大な人気を誇っているえなこさん。
時に月収が1000万円を超えることもあるそうです。
需要と供給の関係を考えれば、それぐらいは当然なのかもしれませんね。

それから『Live.me』という動画配信アプリ。
YouTubeなどで一般の人が動画のライブ配信をする機会も増えましたが、このスマホの『Live.me』というアプリは少し変わっています。
動画のライブ配信をしている配信者に対し、視聴者がプレゼントアイテムを贈ることができます。
このプレゼントアイテムは様々な形をとってライブ配信をしている画面内に降り注ぐのですが、このプレゼントアイテム、なんと換金することができるのです。
視聴者は有料アイテムを使って動画配信者にエールを送ります。
路上パフォーマーにおひねりをあげる行為の、ネット版とでもいいましょうか。
もちろん高い人気を誇っている配信者の動画には、たくさんのプレゼントアイテムが降り注いできます。

日本一のコスプレイヤーのえなこさんも、この『Live.me』を利用しています。
えなこさんはコスプレをして喋りながら1時間の動画配信をしただけで、なんと20万円ぶんのプレゼントアイテムが贈られたことがあるようです。
もちろんコスプレの衣装やメイクなど、準備にも時間がかかると思いますが、時給20万円というのはすごい世界ですね。
毎日汗水垂らして朝から夜まで働いてようやっとそれなりの収入が得られるサラリーマンが、切なく見えてきます。

まず「えなこ」という名前の由来ですが、元々「みなづきえりな」というハンドルネームを使用していたらしく、「みなづきえりな」→「えな」→「えなこ」と変化していき、現在は「えなこ」に落ち着いたようです。

「みなづきえりな」という最初のハンドルネームに関しては、本名をもじったり何か具体的な由来があるわけではなく、なんとなく印象が良いという理由でつけたようです。
全てひらがなであることも何か意味があるかもしれません。
「みなづきえりな」という名前だとなんとなくセクシー女優のイメージが湧くのは、私だけでしょうか？

また、公表はされていませんが、えなこさんの本名は「川橋つばさ」だといわれています。
以前、川橋つばさという本名でオーディションを受けていたらしく、そこから調べ上げられて本名が発覚しているようです。
なんだか隠し事のできない世の中になってきていますね。

えなこさんは中学生時代に漫画やライトノベル作品に触発され、友人の誘いもあってコスプレをするようになったようです。
現在休日はほぼほぼ寝ているかゲームをして過ごしているようで、コスプレ好きらしくかなりのオタク気質であるようです。

えなこさんは2012年に『パナシェ!』というコスプレイヤーのアイドルユニットを結成し、歌手としての活動も始めます。
『パナシェ!』についてはのちに詳しく記載しますが、結成翌年の2013年に解散となり、えなこさんは活動を休止します。
しかしえなこさんの活動休止を惜しむファンの後押しがあって、2015年に個人で活動を再開。
それからはコスプレイヤーとして様々なイベントに出演し、現在日本一のコスプレイヤーといわれるまでになっています。

2012年、パナシェ!は世界初のコスプレイヤーアイドルユニットと銘打ち、コミックマーケットなどで人気のコスプレイヤー3人で結成されました。
「パナシェ」とはフランス語で「混ぜ合わせた」という意味合いを持ち、2次元と3次元を混合させるという意味でユニット名が名付けられました。
コスプレはまさに2次元媒体の3次元化であるので、意味としてもしっくりきています。

CDシングル・アルバムもリリースし、日本だけでなく海外のイベントにも招かれるなど、高い人気を誇っていました。

五木あきらさんは元パナシェ!のメンバーの1人です。
五木あきらさんがコスプレをし始めた2007年ごろは、男装のコスプレをする人が多かったといいます。
『週刊少年ジャンプ』の漫画のキャラクターのコスプレが主流で、彼女も『家庭教師ヒットマン REBORN!』に出てくるキャラクターのコスプレ、というよりただ自分の好きなキャラクターの服装を真似してみたいと思ったというのがコスプレを始めたきっかけのようです。

そんな五木あきらさんを一躍有名にしたのは、マリオのコスプレでした。
彼女がコミックマーケットでマリオのコスプレを披露したところ、瞬く間にTwitterで拡散され、フォロワーが一気に4万人も増えたそうです。

くろねこさんも元パナシェ!のメンバーの1人です。
くろねこさんはパナシェ!結成後に上京し、就職をしました。
そのため就職後はパナシェ!としての活動は週末のみに行うようになります。
パナシェ!というユニットのリーダーはとくに決まっていませんでしたが、くろねこさんが仕切り役を買っていたようです。

くろねこさんはパナシェ!解散後も一般の仕事をしながら「週末コスプレイヤー」として活動を続けています。
くろねこさんのコスプレは『魔女の宅急便』の魔法使いの少女キキのコスプレが有名です。
ただ「くろねこ」という名前の由来は『魔女の宅急便』に出てくる黒猫のジジが由来ではなく、単純に黒が好きで猫っぽいところからつけたようです。

2013年、デビューからわずか半年ほどで、コスプレアイドルユニットのパナシェ!は解散しました。
解散理由は単純明快で、就職をしたくろねこさんが忙しさにより仕事とパナシェ!の活動を両立させることができなくなり、くろねこさんが離脱することで、パナシェ!は解散に至りました。

パナシェ!解散後もコスプレイヤーとしての活動を続けた他の2人に対し、えなこさんは活動を辞めて引退宣言をしました。
大学生活に集中し、就職活動も考えていきたいということで、自身の将来を見据えての引退宣言です。
もちろんえなこさんは数年後に活動を再開させて、日本一のコスプレイヤーと呼ばれるまでになるのですが、この時期に活動を休止していたもう一つの理由があるようでした。
その理由については次の項目でお伝えします。

以前、えなこさんと彼氏らしき人物のツーショット写真が流出したことがあります。
それがこちらです。

親密そうに2人でプリクラを撮っていることから、この2人が恋人同士である可能性は高いです。
2人ともコスプレイヤーでコスプレを通じて仲良くなったかもしれないですね。
このえなこさんの彼氏らしき人物のルックスについて、ネットではかなり辛辣なコメントも出ているようですが、まあ異性の好みなんて人それぞれですよね。
だからこそそういった遺伝子が現代にも受け継がれているわけですし。

少し話が逸れましたが、この彼氏らしき人物との写真は、えなこさんのTwitterの裏アカウント、いわゆる裏垢に投稿されていたもののようです。

えなこさんはパナシェ!結成ごろにステマ疑惑がありました。
ステマとはステルスマーケティングの約で、消費者にそれが宣伝であると悟られないような手法で宣伝を行うことです。

2012年8月ごろ、えなこさんが『魔女の宅急便』のキキのコスプレをしている画像が2ちゃんねるのほうに大量に貼られたことがあるようです。
それから2ちゃんねるでスレッドが立ち、Twitterなどで話題となったところに、パナシェ!デビューというニュースが飛び込んできたそうです。
この一連の動きがあまりにも短期間のうちに行われたため、えなこさんのステマではないかと疑われました。
そしてネット民の反感を買ったえなこさんは、Twitterの裏垢を特定されてしまいます。
このような流れにより、えなこさんと彼氏らしき人物の画像も流出しました。

えなこさんはTwitterの裏垢を利用して他のコスプレイヤーの悪口なども投稿していたようで、かなり腹黒い性格の持ち主なのかもしれません。
綺麗な薔薇には棘があるといいますからね。
パナシェ!解散後、えなこさんが一時引退宣言をして活動を休止していたのは、こういったステマ騒ぎや彼氏画像の流出が影響したのではないかともいわれています。

コスプレイヤーとして安定の人気を誇り、プロのコスプレイヤー、「職業＝コスプレイヤー」として活動しているえなこさん。
その根底にはコスプレへの愛があります。

えなこさんがコスプレで使用する衣装は、自分で手作りしたりオーダーメイドで作るなど、基本的に自費で作っているといいます。
高いものでは100万円近くかかることもあるそうです。

またコミックマーケットで販売する写真集を制作する時も、印刷代やスタジオの使用料、カメラマンにかかる代金なども全て自費で支払っているそうです。
えなこさんほどの人気なら元を取ることができるでしょうが（2日間のコミックマーケットで1000万円を売り上げた実績があるそう）、華やかに見えるコスプレの仕事の裏では苦労も多いのかもしれません。

えなこさんは、コスプレはその元となるアニメやゲームなどの作品があってこそだと語っています。
コスプレという行為はその作品への愛なのです。
自分の大好きな作品のキャラクターになりきれるところ、作品の世界を写真で表現することができるところ、それらがコスプレの魅力だと考えているそうです。

今でこそコスプレという文化も少しずつ根づいてきていますが、一般的にはまだまだコスプレに対してあまり良いイメージを抱いていていない人も多いかもしれません。
えなこさんはそのコスプレの否定的なイメージを払拭し、確固たる一ジャンルとしてコスプレを確立させようと奮闘しています。
コスプレだけで生きていく、「職業＝コスプレイヤー」の第一人者として、これからもいろいろなキャラクターになりきり、多くの人を魅了していくのではないでしょうか。

プロのコスプレイヤーを自負している、今人気沸騰中のえなこさんをご紹介しました。
水面下では様々な苦労があっても、キャラクターに扮して演じている間は、コスプレイヤーもファンもその作品の世界の雰囲気を楽しんでいられるのではないでしょうか。
コスプレという新しいエンターテインメントの場は、これからもっともっと広がっていくことと思います。