ゴージャスな外見とは裏腹に借金まみれの貧乏生活を送ってきたという高橋メアリージュンさん。
家族を背負いながら働く彼女に、さらに子宮頸がんという恐ろしい事実が襲います。
それでもひたむきに生きる彼女にスポットライトを当て、その壮絶な生い立ちや闘病についてご紹介します。

その類まれな容姿を活かし、モデルや女優業で活躍している人気ハーフタレントです。

・名前　　：高橋メアリージュン
・愛称　　：メアリー、メア
・生年月日：1987年11月8日
・血液型　：A型
・年齢　　：30歳（2018年2月現在）
・出身地　：滋賀県
・身長　　：169cm
・スリーサイズ：85 - 58 - 86 cm
・靴のサイズ：25.5cm
・所属事務所：エイジアプロモーション

メアリーさんは2003年8月に『横浜・湘南オーディション2003』でグランプリを受賞し、モデルデビューを飾ります。
2004年4から『CanCam』の専属モデルとなり、東京ガールズコレクションの常連となる人気モデルとなりました。
その後女優としても活動を広げ、複数のテレビCMにも出演する人気タレントとなっています。

2012年に、メアリーさんは夏奈さんがヒロインを務めた朝ドラ『純と愛』に女優として初出演しました。
当初『純と愛』のヒロインを決めるオーディションに応募したメアリーさんでしたが、残念ながらそのオーディションは落選。
ただ後日スタッフから連絡があり、その話し合いの中でメアリーさんに興味を惹かれたスタッフの配慮で「マリヤ」という元々存在していなかった人物の役が彼女にあてがわれることになりました。

この時のエピソードとして、メアリーさんは元彼からもらったネックレスを身に着けていたのですが、無意識のうちにネックレスをいじる癖が出てしまっていました。
その美貌やモデルという職業柄、プライドの高い完璧主義者のような印象を持たれていたらしいメアリーさんですが、子供みたいにネックレスをいじる仕草がスタッフの目に留まり、意外と隙があることが面白いとして採用が決まったようです。
どんなところにチャンスが転がっているかわからないものですね。

2014年、映画『闇金ウシジマくん Part2』で、犀原茜という債務者から金をむしり取っていくドSキャラクターを演じたメアリーさん。
その圧倒的存在感から、犀原茜のファンが世に多く現れました。

この映画のキャスティングのオーディションは、ロケ現場の近くの公園で行われました。
犀原茜という役柄上、かなりの大声を出すシチュエーションでした。
それも普通に一般の人が行き交っている中での審査です。
度胸を試されていると思い吹っ切って役を演じたメアリーさん。
その迫力を監督に買われ、見事オーディションに合格します。
この時メアリーさんが公園であまりにも思い切って役を演じたため、近くで犬の散歩をしていたおばさんが「えっ、事件？」と驚かれていたようです。
もちろん事件は会議室で起きていません。
現場で起きています。

ちなみに借金を抱えた家庭事情から、実際に闇金の取り立てに遭ったこともあるメアリーさん。
その迫真の演技は過去の経験からくるリアリティかもしれませんね。

その外見からゴージャスで煌びやかな生活を送ってきたような印象を受けるメアリーさんですが、実は世間の平均以下の水準での生活を余儀なくされてきました。
遊び人のような印象ですが、実はとても謙虚で家族想い。
ここではそんな彼女に生い立ちについて紹介します。

メアリーさんは日本人の父とスペイン系フィリピン人の母を持つハーフです。
京都府で生まれ、滋賀県の大津市で育ちました。
幼いころから体を動かすことが好きで、兄弟4人でよく遊び回っていたといいます。

小学2年生から地元のスポーツ少年団のバレーボールチームに所属し、強豪チームであったことからバシバシしごかれていたようです。
しかしその練習の厳しさから根性が備わり、そのメンタルは現在の仕事にも活きているといいます。
確かに学生時代にスポーツの部活を経験することが人生としての初めての壁といいますか、身心ともに追い込まれる出来事だったと考えている人は多いかもしれませんね。
先輩後輩の上下関係を学んだりもしますしね。
身長の高いメアリーさんはかなりバレーに向いていたのではないでしょうか。

自然に囲まれた地域でのびのびと育っていたメアリーさんですが、彼女が中学1年生の時にお父さんが経営している会社が倒産してしまいました。
そこから一家の貧乏生活が始まります。
食卓には焼肉のタレをかけただけのご飯であったり（美味しいっちゃ美味しいですが）、クリスマスにはインスタントラーメンに玉子をのせただけのもの（美味しいっちゃ美味しいですが）を食べていたそうです。
とてもエレガントなイメージのあるメアリーさんですが、実はそういう厳しい生活を送ってきているのですね。

幼いころから歌とダンスが好きだったメアリーさんは、15歳の時に音楽事務所のオーディションを受けることになります。
ただオーディションの最終選考の会場は横浜で、メアリーさんは遠距離への旅費などを考えて諦めかけていました。
家庭の事情でやむを得ずです。

しかしせっかくのチャンスだと言うお父さんからの後押しがあり、いとこから車を借りて実家の滋賀から横浜の湘南まで400km、8時間もかけて会場に向かいました。
メアリーさんは無理をしてまでオーディション会場に連れていってくれた家族に感謝し、絶対受かる気持ちでオーディションに臨みました。
この家族想いの優しさと謙虚さを、天は見放さなかったようです。
メアリーさんは見事オーディションに合格し、芸能界にデビューしました。
お金があるから幸せとは限らない。
そういったことを考えさせてくれる、心温まるエピソードではないでしょうか。
モデルとして、また女優として活躍している今も、メアリーさんは実家にお金を入れるために働いているそうです。

メアリーさんの妹は、同じくモデルとして活動しテレビ番組でも共演することのある高橋ユウさんです。
ユウさんはメアリーさんとは3歳違いの27歳です。（2018年2月現在）
なんとも羨ましい美人姉妹ですね。

さらにメアリーさんには2人の弟がいます。
上の弟は一般の方、そして下の弟はプロサッカー選手として活躍している高橋祐治さんです。

メアリーさんとユウさんは、2人が東京に出てから同居しています。
今ではとても仲の良い姉妹ですが、昔は相当仲が悪かったそうです。
妹のユウさんがよく嘘泣きをして、そのたびにいじめたと思われてメアリーさんがお母さんに叱られていたといいます。
ユウさんはその顔立ちから大人っぽく見られることが多いですが、内面は妹っぽくわがままで泣き虫なようですね。
反対にメアリーさんは長女らしくとてもしっかりした印象です。
やはり兄弟や姉妹のそれぞれの立ち位置によって性格も変わってくるのですね。

メアリーさんは過去にEXILEのNAOTOさんとの交際が噂されたことがあります。
彼氏彼女という関係かと思いきや、なんとメアリーさんの旦那がNAOTOさんで、2人は結婚しているという話です。
本当でしょうか？
いえ、もちろん嘘、ガセネタです。
2人がお付き合いをしているという事実すら正確なものではありません。
単なる噂の一人歩きなのですね。

メアリーさんはEXILE好きらしく、自身のブログでEXILEのコンサートを観て楽しんだ様子などをアップしています。
また、メアリーさんとNAOTOさんのプライベートの2ショット写真らしき画像が流出したこともあります。
これらのことを受けて、2人の交際の噂が囁かれ、結婚間近という噂に繋がり、ついにはメアリーさんの旦那がNAOTOさんであるという事実にまで発展してしまったというわけです。

その美貌から、交際相手などいくらでも湧いてきそうなメアリーさんですが、2017年2月に彼氏が4年間いない事実を公表しています。
現在30歳となり、27歳で結婚したかったというメアリーさんは結婚に対し焦りの気持ちもあるようです。
派手に見えて意外と謙虚で家族想いのメアリーさんですから、真面目な男性が合っているかもしれませんね。

メアリーさんはこれまでに難病といわれる潰瘍性大腸炎を患ったり、顔面神経麻痺の症状が出るなど、モデルや女優業の裏で過酷な病気との闘いを強いられてきました。
そして2018年1月に発売された著書では、子宮頸がんとなった事実も告白しました。
それでもメアリーさんは、裕福とはいえない家庭環境であることや、大病を患ったことに関しても、運命を呪ったりせずに肯定的に生きる道筋を見つけようとしています。

メアリーさんが潰瘍性大腸炎を患っていることを告白したのは、2013年。
お手洗いに行く回数が多いことなどで、周りに誤解を与えたり心配をかけたくないということで、公表を決意しました。

潰瘍性大腸炎は、血便であったり、下痢や腹痛が主な症状です。
メアリーさんの場合、症状が酷い時はほとんど物が食べられない状態だったといいます。
死んでしまうかもしれないという思考すらよぎったことがあるそうです。
突然トイレに行きたくなることも多く、ドラマや映画の撮影時には相当な苦労をしていました。

潰瘍性大腸炎は症状が改善しても数ヶ月後や数年後にまた再発することの多い、難病です。
しかしメアリーさんが病気を患っていることを公表したことで、同じように病気で苦しんでいる人たちから多くの共感の声が上がりました。
伝えることの大切さ、そして苦しんでいるのは自分一人だけではないということを知ることができたかもしれません。
2015年に、メアリーさんは潰瘍性大腸炎を克服し、健康的な体調になっていることを伝えています。

2015年、メアリーさんはバラエティ番組の『SICKS』で、初めてのコントに挑戦しました。
やるからにはただ台詞を言うだけでなく中身まで徹底的に刷り込ませたいというプロ意識の高いメアリーさんですが、撮影の3日前に台本を見た時、その台詞の多さに驚愕したといいます。
確かにコントはちょっとずつ刻んで撮影するドラマや映画とは違いぶっ通しですし、情感などよりも具体的な台詞が多そうです。

プレッシャーの中、メアリーさんは必死に練習をして本番を迎えましたが、極度の緊張感からか、撮影後に顔の筋肉がうまく動かない症状に見舞われました。
真面目で熱心で何事にも力の抜けない彼女の性格が災いしてしまったのかもしれません。
その後数日で症状は回復したのですが、前のことがあるだけに、精神的にきつかったかもしれませんね。

潰瘍性大腸炎や顔面神経麻痺症状に悩まされてきたメアリーさんですが、災難はそれだけで終わらず、著書の中で子宮頸がんとなった事実を告白しました。
彼女自身が子宮頸がんであるという事実を知ったのは、2016年11月8日。
奇しくも彼女の29回目の誕生日です。
検査結果を聞きに病院に赴いたメアリーさんは、医師の口からがんであることを告げられました。

自分ががんであるという恐怖。
その恐怖は実際になった人にしかわからないでしょう。
自分がいつ死ぬかもしれないという不安に苛まれる。
運命の悪戯のように感じるかもしれません。
メアリーさんは過去に3回の子宮頸がんのワクチンの接種を受けていました。
にも拘わらず、ガンは発症してしまいました。

幸いにもがんの転移は免れていたらしく、メアリーさんはその後がんを克服したことを伝えています。
親が抱えた借金、自身の病気と、運命に翻弄されているような人生を歩んできているメアリーさん。
そんな過酷な状況においても前を向いて逞しく生きている彼女の姿に、感銘を覚えます。

親の借金や自身の病気を抱えながらひたむきにモデル・女優として活動している高橋メアリージュンさんをご紹介しました。
とても家族想いで今でも仕事で得た給料を実家に入れている彼女。
仕事の成功だけでなく、プライベートでも優しい男性と結婚して、幸せな人生を歩んでいってもらいたいですね。