荻野由佳のNGT48デビューまでには、長く険しい道のりがありました。

2011年、2012年と立て続けにAKB48のオーディションに落選し、2013年には仮合格を果たしたものの、結局、正規研究生になれず脱落。2014年にはAKB48「チーム8」のオーディションを受けるものの、これも残念ながら落選。

それでも彼女はアイドルの夢を諦めませんでした。

同2014年、AKBとバイトルのタイアップによる企画「バイトAKB」のオーディションに合格。この時点では一企画限りの番外メンバーとはいえ、遂に念願のAKBの名前を背負うことになったのです。

「バイトAKB」を経て荻野由佳が挑んだのが、2015年に開催された第2回AKB48グループドラフト会議。
持ち前のルックスとキャラクター性、そして何よりオーディションの落選が続いても夢に挑み続ける物語性を高く評価されて、彼女は当時まだ結成前だったNGT48の一期生として選ばれました。

苦節5年、諦めず夢に挑み続けた少女の努力が遂に実を結んだ瞬間でした。

48グループの中でも特に細身のスタイルで知られる荻野由佳。
水着グラビアを見ればその細さは一目瞭然です。

公称身長は160cm。女子の平均と比べると少し高いくらいでしょうか。
この細さなら、体重は40キロくらいしかないかもしれません。

スリーサイズは公表されていないので憶測の域を出ませんが、見ての通り、胸は決して大きくはないようです。Aカップ～Bカップくらいでしょうか？

これは、2017年の総選挙で有名になるよりも前、同じくNGT48の人気メンバーである「かとみな」こと加藤美南（かとう・みなみ）と並んだツーショットのグラビア。

加藤美南は身長が152cmしかなく、かつアスリート体型をしているので、おぎゆかと二人で並ぶととにかくスタイルの違いが目立ちます。

このグラビアが出回った当時は「こんなにスタイルの対照的な二人を同じ格好で並べるとか可哀想だろうｗ」というファンの声もありましたね。

奇行キャラで知られる荻野由佳の特徴といえば、なんといっても変顔。
目を見開き、鼻の下を伸ばしたこの表情がお気に入りのようです。

ブレない……。

皆さま、決して釣り記事ではございません。荻野由佳に関しては、高校時代に彼氏がいた情報がバッチリ確認されています。

当時の同級生のTwitterツイートから発覚したもので、見る限り、相手は同じ学校の男子生徒のようです。写真の雰囲気からすると同じクラスだったのでしょうか。

荻野由佳くらい可愛い子であれば、高校時代に彼氏の一人や二人いない方がおかしいですよね。

お友達からのこんなツイートも確認されています。
それにしても、奇行キャラでファンから愛されている荻野由佳ですが、この頃から「奇妙な動き」が目立っていたとは……。
あのキャラはアイドルになってから作ったものではなく、素の彼女そのものなんでしょうね。

なお、後述の通り荻野由佳はNGT加入後に高校を転校していますので、この時の彼氏とも既に別れていると考えるのが自然でしょう。

埼玉県出身の荻野由佳。高校も元々は地元の宮代高校に通っていたようです。
このことは、学校名の書かれたプリクラ画像や、制服、体育祭の写真の体操服などから確認されています。

この宮代高校というのは、偏差値41程度で、決して頭が良いとは言えないレベルの学校。
早くから芸能人を目指していたおぎゆかとしては、学力はそれほど重視するべきことではなかったのでしょうか。

NGT48加入後の荻野由佳は、新潟に転居するとともに、新潟市内の高校に転校したことが分かっています。
そして、2017年3月には高校卒業を報告。この際、加藤美南、中村歩加（なかむら・あゆか／写真左）と同じ高校であったことが明かされました。

さて、この高校ですが、新潟市内の私立「開志学園高校」ではないかとする説が有力。芸能活動に理解のある学校であり、一説によればNGTメンバーの実質的な指定校のようになっているとか。

開志学園高校のホームページを見ると、進路実績の欄に「NGT48」の記載があるのです。
ただし、これは平成27年度卒業生（＝2016年3月卒業）の実績、つまり荻野由佳らの一年先輩にあたる卒業生のデータなので、荻野由佳らの卒業を示す直接証拠にはならないのですが、この学校が「NGT御用達」であることの間接証拠にはなるかと思います。

荻野由佳の家族構成については、「バイトAKB」の時の履歴書より、兄と弟がいることが判明しています。
男兄弟に挟まれて育ったから変なキャラになったのでしょうか……。

2017年度総選挙で大躍進を果たす以前から、握手会での「神対応」が度々話題に上っていた荻野由佳。
ファンの手を掴んでぶんぶん振り回したり、テーブルの上に立って変顔を披露したりと、常軌を逸したレベルのハイテンションぶりが特徴です。
48グループの長い歴史の中でも、ここまでの握手対応をするメンバーは後にも先にも居ないと言ってもよいでしょう……。

あれだけの紆余曲折を経て悲願の48グループ入りを果たした彼女のことですから、アイドルとしてファンと接することができるのがメチャクチャ嬉しいんでしょうね。

そもそも、2015年に発足したばかりのNGT48は、初の総選挙参加となる2016年度総選挙ではほとんど芳しい結果を残すことが出来ていませんでした。

ファンも世間もそれほどNGTの躍進を予想していなかった中、始まった2017年度総選挙の速報発表。
速報100位から順に名前が読み上げられ、上位陣に入っても荻野由佳の名前は出なかったので、ファンはもちろん本人も、自分は100位圏外なのだと信じて疑わなかった筈。

渡辺麻友が呼ばれ、指原莉乃が呼ばれ、松井珠理奈が呼ばれ……。速報2位までに上位メンバーが全て出尽くし、「1位は誰！？」「あと誰が残ってるの！？」とざわついた会場。そして誰一人予想し得なかった荻野由佳の速報1位発表。
あの瞬間の衝撃というのは、当時に立ち会ったファンにしか真には理解できないのかもしれません。

名前を呼ばれた瞬間、絶叫とともに崩れ落ちるおぎゆかの姿は印象的でした。

当時、NGT48のモバイルサイトのバグで無限投票ができたとかいう話もあり、不正投票の疑惑は尽きませんでしたが、運営は不正疑惑を否定。荻野由佳は5万5千票という恐るべき票数を保有したまま、運命の本選へ。

通常、「神7」入りを果たすメンバーは、デビューから少しずつ着実に順位を上げ、数年の時間を掛けてやっとその高みに辿り着くものです。松井珠理奈も、宮脇咲良も、あの指原莉乃とてそうでした。

しかし、荻野由佳は、2016年の総選挙では80位圏外だったにも関わらず、翌2017年の総選挙で一足飛びに第5位を獲得、史上最速の神7入り。大番狂わせと言うほかにない、凄まじい快挙でした。

「努力は必ず報われる」――これは初代「神7」の一人、AKB卒業生の高橋みなみが絶えず言い続けていたスローガンです。

この言葉をたかみなから直に掛けられたことがあったという荻野由佳は、第5位に輝いた総選挙スピーチの壇上で、「私は『努力は必ず報われる』を今証明できていますか？」と涙ながらに語り、日本中を泣かせました。

48グループメンバーは基本的に、48グループ直轄のプロダクション「AKS」に所属して活動しており、人気が出た一部のメンバーだけが外部の芸能プロダクションに引き抜かれるという仕組み。

2017年6月の総選挙で衝撃の大躍進を果たした荻野由佳は、早くもその翌月には、大手事務所・ホリプロからのオファーを受け、同事務所に移籍することに。凄まじいシンデレラストーリーです。

一般に、総選挙順位と支店シングルでの選抜序列は必ずしも一致するとは限らないのですが、NGT48の運営は、全支店の中でも特に総選挙順位を重視しているように思われます。
そんな運営は、荻野由佳の総選挙大躍進を受け、2017年12月発売の2ndシングルのセンターに迷わず彼女を抜擢。
1stシングルのセンターを務めた中井りかや、人気メンバーの加藤美南や高倉萌香（たかくら・もえか）らは涙をのむ結果になりましたが、おぎゆかにとっては嬉しい大出世でしょう。

ツウ好みの地方支店メンバーから、一躍、48グループを代表する人気メンバーの一人へと上り詰めた荻野由佳。
コアなファンのみならず一般視聴者にも愛されるスターとして、またNGTの本拠地・新潟の希望の星として、これからも輝き続けてほしいですね。