アメリカでYouTubeの動画を撮影するために恋人をデザートイーグルで撃ち殺してしまった女性の死亡事故が話題となっているようですが、日本では事故を起こした二人に呆れる声の他にデザートイーグル自体の威力に注目が集まっているようでした。

画像はアメリカミネソタ州で恋人を射殺してしまったモナリサ・ペレス容疑者(19歳)の顔写真。

彼女と事故の被害者となったペドロ・ルイス氏は2人で“10代で親になった恋人同士のリアルな生活”を公開するためYouTubeで様々な動画を公開しており、今回は『もっと注目を集めたい』というルイス氏の提案で百科事典を胸に当てた恋人に向けて30cmの距離からデザートイーグルを撃つ動画を撮影していたのだそう。

しかし、デザートイーグルの弾は百科事典を貫通し、心臓を撃ち抜く形でモナリサ容疑者は恋人を殺害してしまいました。
警察に対しモナリサ容疑者は『ハードカバーの百科事典なら大丈夫だと思っていた』と供述し、殺意を否定しています。

アメリカの報道によるとこの光景を見ていた人々の中には3歳になったモナリサ容疑者達の息子も含まれており、容疑者は現在2人目の子どもを妊娠中で夫婦仲も良好だったのだそう。

このことから“百科事典なら大丈夫だと思った”という彼女の供述は本当らしいと言われており、アメリカ中に驚かれる事となっています。

モナリサ容疑者が今回の事故で使用した50口径のデザートイーグルとは一般人が購入可能な銃の中で最も威力が強いとされている最大口径の拳銃であり、その威力の高さから様々なゲームにも登場している自動小銃です。

威力の大きさは勿論ですがそれと共に反動も大きいことが有名で、きちんとした姿勢で撃たなければ反動で骨折もあり得るなど取扱いの難しい銃としても知られているのだそう。

拳銃界最強と言われるデザートイーグルですが、練習用の人型の的を吹き飛ばして粉々にするなど対人用としては不必要なほど威力が高いこともあり、コレクターには好まれても軍などの中ではあまり普及してないのだそう。

しかし、実際に使われると防弾チョッキを貫通する事もあり、犯罪者に使用されるた場合脅威の大きい銃になると認識されているようでした。

ハードカバーの百科事典1冊では防ぎきれず死亡事故が起こってしまった50口径デザートイーグル射殺事故ですが、過去のYouTube動画を見てみると電話帳3冊で弾の貫通を防いでいる動画があり、一部では百科事典1冊でなく電話帳3冊でなら今回の事件は起こらなかったのではとも囁かれているようです。

「人より目立ちたい」というYouTuberなら誰しもが持っている気持ちから死亡事故が起こってしまい、世界中で大変な騒ぎとなっている今回のデザートイーグル射殺事故。
アメリカ側には二度とこのようなことが無いよう若い世代の国民に銃の怖さや威力を改めて教育してもらいたいものですね。