2007年10月から始まった「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」は、
当初、単発番組の予定でしたが高視聴率だったため、
2008年には年2回、2012年から年3回のレギュラー放送になりました。

番組の主旨としては太川陽介さんと蛭子能収さん、女性ゲストが3人が、
3泊4日以内に路線バスを乗り継ぎながら、
目的地への到達を目指すものになります。

通常の旅番組の場合、観光名所などを紹介するのがベターですが、
当番組は、常に時間に追われながら旅をする構成となっています。
その斬新な構成から、松本人志さんや伊集院光さんなどが
番組のファンと公言しています。

ローカル路線バス乗り継ぎの旅は
土曜日のゴールデンタイムにおいて
視聴率は10％を超える人気番組ということから、
2016年2月13日に「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE」
というタイトルで映画化されます。

この映画は日本国内での撮影ではなく、
中華民国の台北市から台湾本島最南端の鵝鑾鼻（がらんび）灯台を
目指す構成となっています。

また、映画公開直前の2016年2月6日に
「台湾南部地震」が発生した事により、
売り上げの一部を義援金として寄付することが決定しました。
なお、本映画は2016年12月31日に地上波放送予定となっています。

第25弾となる2017年１月２日放送分
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で
太川陽介さんと蛭子能収さんが番組を卒業することが、
合同取材により明らかになりました。

番組卒業の心境を聞かれた太川さんは

　「本当に良い番組に関わることができた。
　　見てくれた方々に感謝です」

と振り返り、蛭子さんは

　「太川さんと旅できなくなるのは寂しいけれど、
　　バス旅はもう疲れたよ」

と、語りました。

太川さんは57歳、蛭子さんは69歳という高齢ということもあり、
体力的な問題が番組卒業の決め手となったそうです。

第25弾は会津若松からスタートし、
由利本荘が目的地。
女性ゲストは元おニャン子クラブの新田恵利さんが務めます。
見どころに対して太川さんは

　「蛭子さんが亡霊のように歩き、
　　最後は無になっていたところ。
　　最後に新しい何かを発見しました」

と語りました。 続けて、

　「始まって３回目くらいまでは蛭子さんのこと本当に嫌いでしたね。
　　後ろ向きだし、すぐ『ダメなんじゃない？』とか言うから。
　　でも、これがこの人の味なんだとだんだん気づいて。
　　今では『蛭子さんは自由なままでいて』という気持ちに
　　変わっています。それで番組が面白くなっていますから」

と語りました。
蛭子さんは、

　「しまなみ海道を渡るときの階段が本当に辛くて嫌だった。
　　エレベーターを付けてくれればいいのに」

と愚痴をこぼしました。　

二人は「この番組を卒業するときは一緒に」と約束していたようで、
今回、その約束が果たされたのですが、
蛭子さんは最後に、

　「太川さん、ごめんね。もっと太川さん続けてよ。出てよ～。
　　約束なんて、破ればいいじゃん」

と発言し、太川さんは

　「潔く終わろうよ！」

と、苦笑いしながらも、終始嬉しそうでした。

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の見所と言えば、
蛭子さんの“失礼な発言”です。

番組ファンの松本人志さんや伊集院光さんも、
蛭子さんの失言を楽しみにしていると発言しています。

そんな蛭子さんが卒業してしまったら、
番組の魅力がなくなってしまうのは明白です。
第26弾は果たして高視聴率を保てるのでしょうか・・?

蛭子能収さんの失言集
・歌手のマルシアさんに
　「マルシアさん歌手だったの？」

・とんかつ屋の店主に
　「とんかつ屋さん、儲からないでしょ？」

・寿司屋で寿司を食べながら
　「寿司屋行くのすごい嫌なの」

・一般人の女性に
　「妊娠してるね」(してませんでした)

・地元の人にもらったお土産に
　「これ、生っぽいね」

・太川さんの飲食店でのオーダーに
　「目先のことだけで、後のことを考えないで頼むじゃん」