せっかくおしゃれに着飾っても、二の腕がたるんでいると残念ですよね。結婚式などの早急に二の腕を何とかしたい方や、長期的にすこしずつでも絞っていきたい方向けに、それぞれに適した二の腕ダイエット法をご紹介したいと思います。

そもそも、なぜ二の腕にはお肉が付きやすいのでしょうか。その点を踏まえて上で二の腕ダイエットに取り組むことで、より効率をアップさせることが可能ですよ。

体の中の脂肪が付きやすい場所を想像してもらうと分かるかもしれませんが、その場所とは冷えている場所であることが多いです。おしりやお腹周りにお肉が付きやすいのは、そこが冷えやすい場所だからです。二の腕も触ってみると冷えていることが多いのではないでしょうか。冷えている場所にお肉が付きやすい、このことはよく覚えておきましょう。

血液の循環が悪くなったところは、栄養状態が低下します。なぜなら、血液が体の各部に栄養と酸素を送り届けているからです。余分なお肉がついている場所は、血行が悪くなって栄養状態が低下し、新陳代謝が停滞している場所なのです。

一般的に二の腕と呼ばれる場所にはおおざっぱに言うと力こぶと言われる上腕二頭筋と、反対側にある上腕三頭筋という大きな2つの筋肉があります。上腕三頭筋は上腕二頭筋に比べるともともと筋力が弱く、また、日常的にそれほど使われることがないため、よほど意識して使わない限り筋力が低下しやすいのです。結果として筋肉が落ちて脂肪がつくこととなってしまいます。

意外に思われるかもしれませんが、肩こりも二の腕にお肉がついてしまう遠因となり得ます。心臓からでた血液は鎖骨の下を通り、脇の後ろを通って腕へと流れていきますが、肩こりによって血管が圧迫されることで血行が悪くなってしまいます。


特にデスクワークで長時間パソコン作業をしていたりすると、だんだんと肩の位置が前にスライドしていき、肩甲下筋や大円筋、小円筋といった筋肉が緊張し、腕への血行が悪くなってしまいます。結果として、二の腕にお肉が付きやすくなってしまうのです。

それでは二の腕についてしまったお肉を落とすには、どのような方法があるのでしょうか。短期間で落としたい場合と、中・長期的に落としていきたい場合の2つのパターンに分けて紹介したいと思います。

サーキットトレーニングというと、スポーツジムで行うようなイメージがあるかもしれませんが、自宅でも簡単に行うことが可能です。しかも、3分間のサーキットトレーニングで30分間歩いたのと同じカロリーを消費できるとあって、最近注目のダイエット法です。急いで二の腕をなんとかしたいという人は、サーキットトレーニングに取り組んでみましょう。

やり方は簡単で、無酸素運動と有酸素運動を30秒ずつ、交互に繰り返して行うだけです。以下に紹介する動画では、上腕三頭筋を鍛える筋トレと、ボクササイズが取り入れられており、二の腕や背に効果的です。

中期的、もしくは長期的にすこしずつでもいいから二の腕をスッキリしたいという方には腕を振ってウォーキングすることをお奨めします。「それだけ？」と思われるかもしれませが、実はウォーキングは全身の80%の筋肉を使う理想的な全身運動なのです。

さらに500gから1kg程度の重りを手に持って、大きく腕を振りながらウォーキングをするとさらに効果的です。全身の血液循環も促進されるので、冷え症や便秘などの解消にももってこいですよ。

今回紹介した二の腕ダイエット法は、どちらもとても効果的な方法となっています。ただ、どれくらいの期間かけて二の腕にお肉が付いてきたかによって、効果が出るまでの期間に差が出ます。「ちょっとヤバいかも」と思ったら、早めに二の腕ダイエットに取り組んでくださいね。