先日、元フジテレビアナウンサーで、現在フリーで活動中の長谷川豊アナが、『自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を滅ぼすだけだ!!』と過激な内容のブログ記事を書いて炎上しました。日本における透析患者の多くは「自堕落」な生活を送り続けた結果、透析を受けざるを得なくなった人々だと述べています。この過激な内容の中傷記事を重くみた大阪テレビは、長谷川豊アナを番組から降板させました。ここでは、わが国における人工透析患者の実情を冷静に調べて、その結果を皆様にお届けしようと思います。

□長谷川 豊(はせがわ ゆたか)□
【出身地】奈良県奈良市
【生年月日】1975年8月12日（41歳）
【血液型】B型
【最終学歴】立命館大学産業社会学部
【職歴】元フジテレビアナウンサー、現在はフリーアナウンサー

長谷川豊アナは、1999年3月に立命館大学を卒業後1999年4月にフジテレビに入社しました。

長谷川豊アナは、入社2年目から『情報プレゼンター とくダネ!』を担当しました。

長谷川豊アナは、2010年『情報プレゼンター とくダネ!』を卒業し、ニューヨーク支局へと異動になりました。

長谷川豊アナは、2013年ニューヨーク支局時代の横領事件をきっかけにフジテレビを退社しました。

長谷川豊アナは、2014年11月にフリーになって初めてテレビ大阪の夕方の報道特番「大阪の大問題」のキャスターに就任しました。

長谷川豊アナは、2015年4月テレビ大阪の報道番組『ニュースリアル』のキャスターに就任しました。

長谷川豊アナは、『上沼・高田のクギズケ！』（読売テレビ）にもパネリストとして出演しました。

長谷川豊アナは、現在の日本の社会保障費の増大について危惧しているとの趣旨から、多額の治療費のかかる、日本における人工透析患者のほとんどが、生活習慣病(自堕落な生活で起こる病)から派生する糖尿病由来の糖尿病性腎症の方たちであるとブログで述べ、その糖尿病性腎症で人工透析を受けている患者に対して、糖尿病性腎症が自堕落な生活によって引き起こされているとして、糖尿病性腎症で人工透析を受けている患者に対して「そのまま殺せ!」とまで記した事で大変な騒ぎとなりました。

このグラフは、小さくて、ちょっと見ずらいですが、縦軸が「割合％」横軸が「年度」で、横軸の一番右端の年度は直近で2013年度になります。このグラフの右端(2013年度)における、一番上の折れ線グラフが、人工透析患者の全体に占める割合が一番多い病気です。その病気とは、糖尿病性腎症です。2013年の統計値では全体の43.8％となっています。この糖尿病性腎症は、糖尿病由来の病ですが、糖尿病の90%は、健康的な食事、適度な運動、適切な体重管理、禁煙によって予防できるとされています。

以上の調査結果で、長谷川豊アナが「自業自得」と指摘した糖尿病性腎症で人工透析を受けている患者が、全体の4割強を占めている事が分りました。『多くの人工透析患者は、「自堕落な生活」を送っていたから』という指摘は間違っていなかったと言えます。しかしながら、報道に携わる身である長谷川豊アナが使った言葉「そのまま殺せ!」は、余りにも軽率で、乱暴すぎる表現だったのではないでしょうか?この「そのまま殺せ!」という語句に不快感を持った読者はきっと多かったはずです。