人気テレビ番組『行列のできる法律相談所』で『日本の米は世界一』を披露し話題を呼んだスリーピースバンド「打首獄門同好会」
特徴的な歌詞とその奇抜、猟奇的(!)なバンド名でいま注目を集めています。
そのぶっ飛んだ歌詞はどのようにつくられているの？
なんでこんなバンド名になったの？
いろんな疑問にお答えします！

2004年にデビューしたスリーピースバンドの
打首獄門同好会！
音楽性やらなんやら細かいことはおいといてまずご紹介するのはバンドメンバー！
トップバッターはもちろんバンドのフロントマン！
ギターとボーカルを担当する大澤敦史！

ギターとボーカルは当然ながら、打ち上げ担当からサイト運営、ライブ出演の窓口まで……。
メンバーでありながらマネージャーのような立ち位置でもあるようです。
通称は「会長」。
名実ともにバンドの長ですね。

お次はバンドの音楽を根底から支えるドラムの河本あす香。

ギターボーカルの大澤さんとともにバンドのオリジナルメンバーの河本さん。
いきなり設計図なしで手作り小物を作りはじめてみたり、豪快なドラムプレイとは裏腹に、かわいい器用な一面もあるようです。

最後はベースのjunko。

前に紹介した二人と違い、junkoさんは2006年からバンドに参加。
河本さんとともにバンドのタテのリズムを支えるベーシストです。
ベースのストラップは何と自作！しかも本物の鎖を使っているとかいないとか……。

音楽性よりも何よりもまず一番に気になるのが、「打首獄門同好会」というその名前。
なんでこんな物騒な名前に決まったのでしょうか？

原因はメンバーにありました。
バンドを結成する際に、名前を決める会議が開かれ、そこで現在ドラムを務める河本が「和風の名前が良い！」と言って「チョンマゲトリオ」というなんともこれはこれでヌケた名前を提案したそうです。

これからロックをやろうというのに、チョンマゲトリオはあまりにも……と思った大澤会長が、今は脱退してしまった元ベースのメンバーに「打首獄門同好会と、切腹愛護団体と、終生遠島協同組合、どれがいい」とこれもこれで難アリな三つの名前を出し、「打首獄門同好会」に落ち着いたそう。

さて、回り道しましたが、ここからはようやく打首獄門同好会の肝心要の音楽を紹介していきましょう。

まず紹介したいのはやっぱりこの曲。
「生活密着型ラウドロック」と自称するそのままに、
曲調は激しいロックですが、歌詞をよく聴いてみると、ただただ日本の米を褒めています。

お次は8/24に発売された最新作『島国DNA』。
会長こと大澤さんが、ツアーで日本全国をまわるうちに味わった「海の幸の美味さ」を紹介した曲になっています。
上で紹介した『日本の米は世界一』に続く日本の食べ物を礼讃した曲になっています。

ここまで紹介した打首獄門同好会の曲ですが、
お聴きになってわかるように、非常に特徴的な歌詞ですよね。

なんでも、これらの歌詞は基本的にノンフィクションだそう。
作詞を担当する会長こと大澤さんが、憧れとか、尊敬する人への想いとか、
そんなのを歌詞にするより思いつくまま、好きな食べ物、好きなテレビ番組などをモデルに、やりたい放題やっているようです。
好きなことを好きなようにやるのが、成功の秘訣のようですね。

特徴的な歌詞もそうですが、メロディーにも記憶に残るようなインパクトのものが多いですよね。
打首獄門同好会の音楽性のルーツは、どうやらメタルにあるようです。

大澤さんは小学校の頃からギターはじめ、国内のX JAPANなどのバンドを聴いていたようですが、段々に飽きて、国外のバンドを聴くようになったそうです。

そうこうして海外のバンドを多くコピーするようになり、
実はあまり日本のインディーズシーンを聴いてはいなかったよう。
打首獄門同好会の音楽を聴いているとアングラ感が感じられるので、これは少々意外ですよね。

上京して音楽学校に通いだすと、ジャズやフュージョンといった、メタル以外の要素も数多く吸収されたようです。
打首獄門同好会はハードな質感のサウンドながら、キャッチーなメロディが主体で、速弾きというのはなかなか少ないのですが、
ルーツであるメタルやハードロックと、音楽学校で学んだ異なるジャンルが融合して、このようなサウンドになったようです。

物々しいバンド名と独特な歌詞で注目を集める打首獄門同好会。
個性豊かなメンバーがそれぞれフリーダムなパフォーマンスを繰り広げるのが人気の要因のようです。
また、バンド名や歌詞だけでなく、肝心の音楽も、メタルやロック、ジャズなど異なるジャンルが融合することで、幅の広いサウンドが形成され、多くの人の心をつかんでいるようです。

みなさんもぜひ、日本の米の素晴らしさを味わってみてはいかがでしょうか。