ブラジル現地時間8月5日に開催されたリオオリンピック。
世界中の期待を背負って始まったオリンピックにて、待ちに待った日本人金メダリスト第1号が誕生しました。

記念すべき日本勢初の金メダリストとなったのは競泳の萩野公介選手。
現地時間8月6日に開催された水泳男子400m個人メドレーで4分6秒05の日本新記録を叩き出し、そのまま金メダルを獲得しました。

萩野公介選手は“和製フェルプス”“水の怪物”“天才”など様々な異名を持ち、世界ランキング第一位に君臨する21歳の現役大学生。

その実力は非常に高く、高校生時代には北島康介選手に続き日本人史上2人目高校生オリンピック選手として抜てきされたほど。
初出場のオリンピックでは自身の異名の元となった“水泳界の巨人”マイケル・フェルプスを下し、銅メダルを獲得して個人メドレー史上初の日本人メダリストとなりました。

萩原公介選手の出身は栃木県小山市。
なんと生後6ヶ月の頃から水泳を始め、小学校の頃からすでに頭角を現していたんだそう。

小山私立羽川西小学校時代から作新学院中等部・高等部時代に至るまで全国大会に出場しまくっており、2013年には第89回日本選手権水泳競技大会にて男子400m個人メドレー・男子200m個人メドレー・男子200m自由形・男子100m背泳ぎ・男子400m自由形の優勝を獲得。
計5つの競技のうち個人メドレー2つでは日本新記録を叩き出し、日本人史上初の5冠王に輝いておりました。

根っからのスポーツマンに見える萩原選手ですが、意外な事に趣味は映画鑑賞とAKB。

そのファンっぷりは相当なもので、
「ライブチケットが取れたら練習をさぼってでも絶対に会いに行く。」
「活躍して有名になったらAKBに会えるかもという事を練習のモチベーションにしていた」
と雑誌のインタビューで述べるほどのガチっぷりなんだそう。

特に元AKBである大島優子さんの大ファンであり、大島優子さんが現役AKBだった時代は普段から握手会やライブに参加していたんだそうです。

生活のほとんどを競技の練習に費やしているイメージのあるオリンピック選手ですが、なんと高校時代の萩原選手の水泳練習時間は1日に約2時間半程度。

心配になるほど短い練習時間ですが、その練習時間で萩原選手は8000～1万8000mもの距離を泳ぎ、筋疲労度を表す乳酸値が21ミリモルにもなるほど集中的にトレーニングをしていたんだそうです。

通常の選手は平均15ミリモル程度だそうなので、数値的には他の人の25％以上も全力を出して練習に励んでいた事になりますね。

一日の摂取カロリーは4000kcal！

前述の通りAKBが大好きな萩原公介選手。
21歳とまだ若く、将来性も有望で結構なイケメンと男性に求める3拍子が見事に揃っている彼は女性人気も非常に高く、彼女がいるのかどうかが非常に注目されています。

一時期SKEのエースである松井珠理奈さんとの熱愛が疑われたようですが…。

晴れて日本人選手第一号の金メダリストとなった萩原選手ですが、共に400m個人メドレーに出場していた瀬戸大也(せと だいや)選手はアメリカのチェイス・カリシュ選手に敗れ3位でゴール。
銅メダルを獲得したようです。

日本人選手が水泳で一度に二人もメダルを獲得し、表彰台に上るのは1956年に行われたメルボルンオリンピック以降実に60年ぶり。
その時の競技は男子個人200m平泳ぎで、金が古川勝選手、銀が吉村昌弘選手のワンツーフィニッシュでした。

今回は惜しくも金銀同時獲得となりませんでしたが、二人ともまだまだ若い選手ですので是非とも次はワンツーフィニッシュを飾ってほしいものですね。
これからの競技にも期待が高まります。