現在フリーアナウンサーとしてバラエティー番組などで活躍中の女子アナ・松本圭世さん(26)が大学時代のAV出演が原因で番組降板経験があるという事を明かしました。

しかし、そのAVは卑怯な手段で撮影され、合意の上で撮られたものではなかったと松本圭世さんは語っています。
卑怯な手段で撮影されたというAVとは一体どのような内容だったのでしょうか？

松本圭世さんがAVに出演したのは20～21歳の頃。

大学2～3年生の女子大生時代に撮影された映像が流出したものでした。
AVの内容は、“ナンパ師がナンパした素人女性に口でシてもらう”というもの。

男性器の形をしたアメを舐める冒頭シーンに彼女の姿がありました。

上記のAV出演映像が流出し、テレビ愛知の女子アナとして出演していた全3番組を全て降板させられた松本圭世さん。

しかし、活動を再開した現在この騒動で出演していたAVは“だまし討ち”によって無理矢理出演させられたものだと語っています。
卑怯な手段で撮影させられたというナンパ師の手口とは…？

事の始まりは報道通り松本圭世さんが20～21歳の頃。
名古屋市栄の繁華街にある駐車場で30代の男性に声をかけられた事をキッカケに松本さんはAVに出演する羽目になってしまいました。

男性は
「バラエティーのような撮影で、全国を回って男の子の悩みを聞いてもらっているんだ。名古屋は聞いてくれる人が全然いなくて、本当に困っているから助けて」と声をかけ、
5分以上に渡って松本さんを説得し続けたそう。

松本さんは大学時代から女子アナを志しており、
「本当に男の子の悩みを聞くだけでいいんですよね？」と確認した上で男性について行ってしまったそう。

確かにこの言葉だけだとアナウンサーの仕事に似ているようにも感じられますが…。

お化粧直し終了後、男性は同じ駐車場に停まっていた大きな車の中へ松本圭世さんを誘導。
自己紹介のための台本を渡されましたが、そこにかかれていたプロフィールは自分のものとは全く違ったものだったそう。

そのプロフィールを見た時にはまだ
「こんなものなのかな？」と思っていたそうです。

松本圭世さんが「何かがおかしい」と感じたのは撮影開始後。

「コンプレックスがある」という男性の悩みが次第に「女性の口元に苦手意識がある」という話にシフトチェンジしていき、最後には「男性の悩みの解消に協力して欲しい」として男性器の形をしたアメを差し出された辺りで松本圭世さんは事態を察したそう。

AVが発売されたのは2010年夏ごろ。松本圭世さんはまだ大学生の頃です。

松本圭世さんは発売3年後の2013年3月頃から女子アナとして精力的に活動を始めたのですが…活動開始2ヶ月後の2013年5月末にこのAVが取り沙汰され、あっという間に騒ぎは拡大。

2014年の6月にはこれまで出演していた番組を全て降板させられ、9月の契約満了を持って彼女はテレビ愛知を追われる事になってしまいました。

テレビ愛知を退社後、松本圭世さんは女子アナとしての活動を一時休止。
アナウンサー時代の貯金を切り崩して生活し、地元の美容院に通う事が出来ずに飛行機で遠いところの美容院に通ったり、ネットの自殺サイトを覗いてみるなどかなり欝々とした日々を過ごしていました。

休止中、実際にAV業界からAVデビューのオファーもありましたが、松本圭世さんはこれを辞退。
「女子アナの夢を捨てたくない」と奮起し、フリーのアナウンサーとして再度活動を開始しました。

2016年6月現在、彼女は日本テレビ『あるある議事堂』に出演するなど少しずつアナウンサーとして復活を遂げてきています。

松本圭世さんが自ら実名でAV出演疑惑が事実である事を認め、撮影されるまでの経緯を明かしたのには理由があります。

それは、“同様の手口で若い女性が無理矢理AVに出演させられる事案”が急増しているから。

今回のように騙して撮影現場に連れ込む場合もあれば「女優になれる」「歌手になれる」とウソをついて女性を事務所と契約させ、「AVに出演しなければ莫大な違約金を払ってもらう」と脅して無理矢理AVに出演させられたというケースは増加傾向にあり、ポルノ被害を支援する被害者支援団体にも相談が多数寄せられています。

事実、2013年9月には20代の女性を無理矢理AVに出演させたとして東京都渋谷区のAVプロダクション「マークスジャパン」の元社長・村山典秀容疑者が逮捕されるという事件もありました。

今回のカミングアウトがただの話題で終わらず、その裏側にある事件にまで話が及ぶことを祈るばかりです。

こういった被害に遭う女が世の中から一人でも減るといいですね。