西原理恵子著『ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲』が発売5日で絶晩に!?理由は!?

『ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲』という本があります。

この本の発売日は2016年5月25日。出版社は小学館です。

しかし5日後には絶版となりました。すでに入手した人が高値で転売をはじめています。絶版の理由も飛び交っていますが、まとめました。

「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」はどんな本?

読んだ人によると、西原さんの漫画は少なく、文字が中心で、高須克弥さんの、のろけが書いてあるだけの本だそうです。

「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」の著者2人ざっくり

この本は一組の熟年カップルの共著です。こちらのおふたりです。

・高須克弥=高須クリニックの院長で、最近はTwitterや男前な人助けで話題。高須クリニックは美容整形の医院です。

・西原理恵子=漫画家で、前の旦那のアルコール依存症をネタにした漫画などが有名

高須 克弥(たかす かつや、1945年〈昭和20年〉1月22日 - )は、日本の医師(美容外科)[1]。学位は医学博士(昭和大学・1973年)。高須クリニック院長、昭和大学医学部客員教授、高須病院理事長、馬主[2]、浄土真宗僧侶[3]。

高須クリニックは有名です。

西原 理恵子(さいばら りえこ、1964年11月1日 - )は、日本の漫画家。高知県高知市出身。通称「サイバラ」、「りえぞお」。1988年『ちくろ幼稚園』でデビュー。ギャンブルや、旅行体験レポートなど、実体験に基づいた大人向けギャグ漫画作品が多い。

体当たり作品が多いですね

2人のなれそめざっくり

西原さんが”下品な高須克弥と友達になりたい”と発言したのを雑誌が載せて、それを読んだ高須さんがファンレターを出したのが出会いだったそうです。

へえー。

「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」本の内容ざっくり

高須さんから西原さんへのラブレター。

ふたりとも、毒舌家です。歯に衣着せぬハッキリとした物言いで人気ですがこの本の、文も漫画も過激なようです。

某宗教団体を揶揄した挿絵もありました。

でも結局、のろけですけど。

「ダーリンは70歳」のスピンオフ本として出版

「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」は、2016年1月に出版された「ダーリンは70歳」のスピンオフ本として出版されました。

読んだ人に聞くと「単なるのろけが書いてあっただけ」とのことでした。

Amazonのレビューを総合すると、高須克弥さんから西原さんへのラブレターというふれこみピッタリの内容のようです。

(タイトルは逆襲なのですが)

前の「ダーリンは70歳」は西原理恵子さんのみが著者です。

その本は、全編が漫画で、恋人の高須克弥さんをネタにしたもの。

漫画独特の表現がどぎつくて、読んだ人が誤解しそうな部分も多々あったようです。

そこで、高須克弥さん本人が「自分のイメージを修正したい」と考えた、という経緯で書かれたようです。

もっともお互いが毒を吐いても愛情表現だとわかるような間柄なのでしょうね。

ラブラブで羨ましいです

ラブラブで羨ましいです

うーん。やっぱりどうでもいいような。

西原漫画はページ数少なめ

前の本「ダーリンは70歳」より

前の本「ダーリンは70歳」より

イイヤツらしいですね

先に出版された「ダーリンは70歳」への返答という意味もあり、高須克弥さんの文章が主で、漫画を期待するとがっかりするそうです。

さっき、受け取って開いてガッカリ。
サイバラ漫画は、時々『挿絵』として入ってるだけ。

「漫画だー!」って喜んで買ったのに

「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」騒ぎとは?

すでに出版した後になって、本に不適切な表現があったと、小学館側からの訂正要求がありました。それを高須克弥さんがつっぱねて絶版を宣言したそうです。

その後話し合いが行われ、絶版を正式に決定。

その顛末を、高須克弥さんご本人がブログとtweetでも発表しました。

すごい医学博士をひどく描きすぎですね(笑)

すごい医学博士をひどく描きすぎですね(笑)

出版の自由は日本国憲法で保証された日本国民の権利なんだ
書いたのは僕だ
吐いた唾を飲むことはしない

絶版にしてもらうことに決定

小学館はすぐに市場からの回収に入る

潔い……のかな?

高須克弥本人が「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」の絶版を決めた

ブログやTwitterで絶版になったことと経緯を書いた高須克弥さん。

これって、自撮り棒で撮ったのでしょうか?

巷では、「潔い」などの意見が目立ちました。しかし、読んだ人の中には「読んですぐ気になったけどやっぱり回収か」という声も。

常に恋人である高須克弥さんを、けなしまくる西原理恵子さん。今回の絶版騒ぎにさっそくイラスト入りのtweetをしています。

ふだんから、日本で屈指の美容整形外科医の高須さんは、自分の顔や体も最高級の生計をほどこしています。それを「浅香光代みたいになった」など、ひどいことを言っています。

それも愛情の形なのでしょう。

このイラストも、かなりのものです。

次の瞬間、転売屋が「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」高値で売り始める

この本の定価は、1,080円です。

文庫本なので、ごく普通の値段ですが、事件が起きてすぐに「せどり」と呼ばれる転売屋が高値で売り始めました。

5,800円で売り出した「せどり」が通報されて取り消しに?

本が絶版になったと知って転売屋の人がAmazonやヤフオクで売り始めました。一時は1冊が5,800円という法外な高値をつけられていました。

今はその5,800円の表示は消されています。たまにこういう高すぎるものが通報されて消されるのを目にします。

これもそうだったのかもしれません。

6月1日に見てみると、ヤフオク!では、520円から3,000円の間で売られています。このくらいが限度のように感じます。

なんでもかんでも「金になる」としか考えられないのは悲しいですね。

小さく5,800円のものもあるというリンクが見えますが、今は販売ページの記述が無くなっていました。

著者高須克弥本人が「高値で転売するのやめてくださいなう」とtweet

転売屋のえげつない行動に対し、高須克弥さんがTwitterで「やめてくださいなう」とつぶやきました。

「真心込めたお取引」だそうですが

「真心込めたお取引」のキャッチフレーズの店は、4,980円で売っていますね。どんな真心なのでしょうか。

ここで、「せどり価格でなく普通の古本価格で本を買う方法」

関係ないですが、私は日頃から高値を付けるせどりから買わないようにしています。

検索のときに、たとえば本の名前を「○○」とすると、

○○ 古本屋

○○ 古書店

などと組み合わせるのです。

また、

○○ -Amazon

とAmazonにマイナスを付けると、Amazonの検索結果を避けることができます。

まあ、Amazonには恨みはないのですが。

なんかヤですよね

なんかヤですよね

ちなみに「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」はブックオフなどに900円くらいで置いてありましたが今は在庫なしとなっています。

「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲 」どこが「不適切」?差別問題に関する言葉?

修正が必要な不適切な内容とはどれだったのでしょうか。

・フリーメイソンに関する記述があった
・ある宗教団体を揶揄する記述があった
・同和問題に言及している個所があった
・高須克弥さんの子供時代の描写に差別に関するものがあった

などが言われています。

医者の家系をドヤ顔で書いたととられてしまった?差別表現の内容

思想的には右寄りといわれる高須さん

思想的には右寄りといわれる高須さん

右っぽい人々と

高須家は、元が武家で徳川家康の元でも戦った家系であり、医者の家系でもあるなどの少年時代の思い出が書かれた部分があるそうです。

(ここで、家系自慢だと批判をする意見もあったようです)

その思い出の中に、学校でいじめられたときのエピソードがあり、高須少年をおばあちゃんが慰めるのですが、そこが問題になった個所かもしれません。

慰めの言葉が、
「おまえはそこらへんの漁師や百姓と違う」
「ひいおじいさんは、差別された子供たちに餅を投げてやっていた。情け深い人だった」
というような内容らしいのです。

また、ちょっとここでは書けないような単語もあったそうです。

これらの差別表現が、本を読み始めてすぐの10ページめくらいに出てきてしまうので、本の意図を知らずに読んでしまうとビックリするでしょう。

それが差別に敏感な人なら早速、出版元の小学館にクレームを入れてしまうかもしれないとは思います。

最後まで読めば、愛の表現をしたいための前置きの昔話なだけだとわかるはずだったのですが。

「ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」での愛の表現

派手で過激な内容ばかりがクローズアップされてしまいますが、本の趣旨である、高須克弥さんからの西原さんへの愛の言葉はどんなものなのでしょうか。

Amazonのレビュアーさんが引用してくださってました

読んでみると、じわっと二人の絆の深さが伝わってきます。

サイバラは、動物的なカンがものすごく鋭い。
地雷を「踏んでいい」となったら容赦しない。平気で
自分から地雷を踏みに来る。

長年つれそった女房が死んだ後、
僕は出家して僧侶になった。
気がつけば、ごはんを食べることも、笑うことも忘れていた。
そんな僕を、もう一度、混沌たるこの世にひきずりこんだのが、サイバラだった。

奥さんを亡くすとセレブでも落ち込むのですね

根本的なイデオロギーが違うのに、生物学的に仲良くしているという不思議
正反対だからこそ惹かれあうということもあるのではないか。

高須家は女の人が働いて、稼いで、家をまわしてきた。
だから僕は、サイバラが教えてくれるずっと前から、
女は強い、女はエライもんだって思ってきたし、女性を尊敬している。

いいところも、悪いところもひっくるめて、自分の人生を自分で
肯定できるようになってからこうなったふたりだから、面白いんだと思っている。

僕は、せっせと、サイバラのトリセツをつくっている。
何を言ったら、嬉しくて、何を言ったら、彼女を怒らせてしまうのか。

僕に言わせれば、サイバラはカニです。
豪快に見せているけど、本当は全然、ちっとも、豪快ではない。
堅い甲羅の中に、うじうじ、ねちねち、ぐつぐつが、いっぱい詰まってる。

生物学的に仲良くしているということは、子孫を残す行為もしているということでしょうか

奥様を亡くされたときにはすでに、西原さんと出会っていた高須さん。

そのときのどうしようもない悲しみは、西原さんや仏教が救ってくれたのでしょうか。

愛情の営みとして、西原さんの「トリセツ」を作っているのだそうです。

西原さんから高須さんへの愛の言葉もみつかりました

ふたり揃って雑誌やテレビの仕事も多数

ふたり揃って雑誌やテレビの仕事も多数

「私の人生はちょうどこの
夕ぐれのはじまりのとこで

こんなしあわせな夕ぐれになると
思わなかったの」

西原さんの言葉

人生が80年だとすると、40歳を過ぎればなんとなく「終わりに向かって歩いていく」という夕暮れの感覚になるのでしょう。

空しくてつまらない時期に差し掛かったのかと思ったら、幸せがやってきました。

こうしてみると、この本は愛や悲しみについて書いてある良い本のようですが。

繊細な高須克弥さん、もしかして純粋な想いが否定されたような気がした?

差別問題にひっかかりそうな部分は、引用されたブログなどを見ると「このあたりかな?」とわかったものの、あえてこういう思い出の場面を書いたのは、西原さんへの愛を伝えるためには必要だと判断したからではないでしょうか?

本に書いたすべての言葉が必要だったから書いたのでしょうね

小学館の偉い人「『高須帝国の逆襲』に記載された表現に不適切な部分があり、回収することに決定しました。書き直しをお願いいたします」

「高須帝国の逆襲」は僕の自信作なんだよ

”自信作”という点にはっとしました

勝手に高須克弥さんの気持ちを想像してみました

上で見た本の内容では、高須克弥さんが本当は弱い一人の男だということを吐露しています。同時に(もしかしてもっと弱いかもしれない)西原さんを守ることをご自身の支えにしているようにも感じました。

仮に偉大な成功者であっても、奥様を亡くされたときに空いた心の穴はとても大きかったようで、それを見事に埋めた西原さんへの言葉も、エピソードも考え抜いたはずです。

小学館からの通達は、まるで、

そっとハートから取り出した、自分だけの宝石を勇気を振り絞って見せたのに理解してもらえず、否定されてしまったように感じたのかもしれません。

しらんけど。

僕は、本当に孤独だった。
人は、誰かがいないと自分がどこにいるのか、わからなくなってしまうのかもしれない。
サイバラが、僕を見つけてくれた。

なんともいえない出会いですね

マメ知識、高須克弥の「やめてやる!」前歴

過去に、自分の競争馬の名前を申請してJRAに拒否されたという出来事もありました。2014年のことです。

JRAへの申請には候補が3つ必要なのだそうで、「イエスタカス」「イエスイエスタカス」「イエスタカスイエス」を申請。

全部拒否されたのだそうです。

そのときにも、今回のようにへそを曲げて、

「拒否理由もいわんとはワシをなめとる!」
「馬主協会やめてやる!」

とぷんぷん丸だったそうです。

その馬は最終的に「ダッシングブレイズ」と名付けられました。

あれ?でも不倫だったのかな?

良く見せたいというのはありそうです

良く見せたいというのはありそうです

出会いは今から10年前だったそうです。

交際は、お互いが伴侶を亡くしてからとなっています。

しかし、破天荒で世間のルールなど眼中にない自由人のおふたり。

タイミング的にも、西原さんが前の夫にさせられた苦労を乗り越えられたのが高須先生のお陰と言っている点でも、

ちょっとかぶっていたのかも?と勘ぐってしまいます。

どうでもいいですけど。

ただ、この段階で怪しい気配があればセンテンススプリング(週刊文春)辺りがそのうちすっぱ抜くかもしれませんね。

「 ダーリンは70歳・高須帝国の逆襲」絶版騒動に対するみんなの反応

「理由はここかな?と思ったけど気にならなかった」という意見も。

あれ?小学館と和解したってニュース知りませんが、したって言っている人も

他では全く出てきませんが、この「和解」の内容は、再び出版するという意味なのでしょうか?

このtweetを見るとそのようにも解釈できそうですが。

今のところ、まったくほかでは内容を見つけることができませんでした。

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