人気ロックバンド『ゲスの極み乙女。』のボーカル川谷絵音さんとの不倫が週刊文春で報道され、テレビやラジオ、CMなどの全てのレギュラー番組を降板し、芸能活動を自粛していた女性タレントのベッキーさんが、5月13日放送のTBSのバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の番組放映で芸能界復帰が決定。

ベッキー出演の番組放送に、テレビ復帰に視聴者からは「おかえり」「待ってました」という応援の声と共に、「不謹慎」「復帰が早すぎる」「ベッキーはもう見たくない」といった批判の声も起こり、賛否両論が巻き起こっています。

ヤフーニュースや電車の中刷り広告で、タレントのベッキーと『ゲスの極み乙女。』のメンバー川谷絵音に不倫疑惑があることが報じられ、1月7日発売の『週刊文春』に不倫の詳細が掲載されることが広く拡散されました。

事前の不倫疑惑拡散を受けて、7日発売の週刊文春の不倫記事が掲載される1日前となる1月6日に、ベッキー側は、先手を打ち記者会見を開催。

自身の不倫記事が週刊誌に掲載される事に触れ、

ゲス乙女の川谷絵音とは恋人関係ではなく、仲の良い友人関係であると不倫交際の事実を否定しました。

本誌が発売される前の事前行動にベッキーの周到さが伺えます。

記者会見から1日後の1月7日に、週刊文春の不倫疑惑を掲載した『週刊文春 1月14日号』が発売されました。

スキャンダル処女のベッキーさんにとっては自身初の熱愛スキャンダル。

同誌では、ベッキーさんとロックバンド『ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音さんとの不倫が報じられ、川谷さんに妻がいる事を知りながら、離婚を催促する様子や、元旦には川谷さんの故郷である長崎へ極秘に“婚前旅行”をしたことが掲載されていました。

会見前のやりとりや、会見後のやりとりなどが赤裸々に掲載されています。

6日に行った記者会見の内容がウソであったことや、川谷の元奥さんへの離婚届を“卒論”と茶化して隠語にしたりと、不倫に対する申し訳なさや反省の色が無いことからベッキーへの非難が殺到しました。


ベッキーと川谷絵音のLINEのを流させた人物は川谷の妻との噂がありますが、これは確定ではありません。週刊文春によると「音楽関係者」がLINE内容を流出させたと記事に記載しています。

（ゲス川谷が既婚者であることをベッキーが知った後の11月末の密会翌日）

ゲス川谷「何もない時にエリちゃんと出会えてたら良かったのになとか考えちゃう。たらればだけど、神様は割と試練を与えたがる」

ベッキー「私は何もない時にけんちゃんと出会えてラッキーくらいに思えてるけど…」

ゲス川谷「うん」

ベッキー「逆にいいタイミングで出会えた感、ある気が」

ゲス川谷「エリちゃんがそう思うのなら良かった」

（12月18日：川谷が妻と離婚に向けた話を切り出した日の川谷とベッキーのLINEのやりとり）

ゲス川谷「話し合いしてた。あんまり話し合いせずに待った方がいいのかもしれない。感情的になってしまうから。時間かかってしまうけどちゃんと卒論書くから待ってて欲しいな。こんな感じで待たせるのは本当に心苦しいけど、待ってて欲しい」

ベッキー「大丈夫だよ！待ってる。だからけんちゃんも待ってあげて。大丈夫だよ！卒論提出できたら、けんちゃんにいっぱいワガママ聞いてもらおうっとー！笑」

ベッキー: 友達で押し通す予定！笑
川谷: 逆に堂々とできるキッカケになるかも
ベッキー: 私はそう思ってるよ！
川谷: よし！
ベッキー: そうとしか思えない。
川谷: ありがとう文春！
ベッキー: オフィシャルになるだけ！
川谷: ありがとう文春！
ベッキー: 感謝しよう
川谷: うん！
ベッキー: それに不倫じゃありません！
川谷: うん！
ベッキー: 略奪でもありません！
川谷: うん！
ベッキー: センテンス スプリング！

ベッキー側が事前の記事潰しとして開催した記者会見では、騒動は収まらず、と2016年１月21日に、週刊文春側は、ベッキーとゲス川谷の不倫記事の第2弾を掲載。

記事には、川谷さんの妻が取材に応えています。

不倫否定の会見内容が嘘であったことや、2人のLINEのやりとりが流出し、ベッキーへの視聴者からの好感度の低下や、彼女が出演するテレビの番組スポンサーやCMスポンサーが電凸やベッキー起用の批判を恐れたことで、次々とレギュラー番組やCMの降板を余儀なくされます。

また、ベッキー自身も精神的に大きなダメージを負い、芸能活動の継続が困難であると判断した所属事務所のスターダストは、1月29日、ベッキーの芸能活動休業を伝えます。

本来はベッキーの休業時に、TBSで記者会見を予定していましたが、ギリギリになってベッキーが『やっぱり嫌だ』と言い出し、記者会見はキャンセルとなりました。

突如の会見キャンセルに、会場確保をし、放映準備をしていたTBS関係者は激怒したとの事ですが、この記者会見自体が、ベッキーの不倫騒動を利用した視聴率稼ぎの狙いがTBSにあったことや、会見でこれ以上の失態を演じさせダメージを与えたくないとの所属事務所の計らいから、記者会見を取り辞める事を選んだようです。

ベッキーの再始動。

1月末から、芸能活動を休業中のベッキーが綴った直筆の手紙が、4月22日、週刊文春編集部へ送られました。この手紙は、郵送ではなく、所属事務所であるサンミュージックプロダクションの相澤正久社長によって直接、文春デスクへ手渡されました。

ベッキーの綴った手紙の内容は

「川谷さんへの気持ちはもうありません。文春さんで奥様が話された記事を読み、そこで初めて奥様のお気持ちを知り、自分の気持ちの整理がつきました」

と、川谷の元妻に対する謝罪の意と、現在の心境を綴っていました。

ベッキーが初めて公に不倫の事実を認めた。

ベッキーが通津他t書いた手紙は、4月27日発売の『週刊文集 2016年5月5日・12日 ゴールデンウィーク特大号』にその内容全文が掲載されました。

1月6日におこなった記者会見では、ベッキーは不倫の事実を認めず、その後の芸能活動休業についても『体調不良』を理由にしており、公に不倫の事実を認め謝罪の意を表明したのは、この記事が初めてになります。

ゴールデンウィークにはベッキーが川谷元夫人との都内で直接面会し謝罪を成功させています。

川谷元夫人は、ベッキーの謝罪を断り続けており、ベッキーが川谷の所属事務所に手紙を託した際にも、受け取ってもらえないままでした。

元夫人の態度が軟化したきっかけは、ベッキーが文春関係者に送った手紙でした。
文春が掲載したベッキーの手紙を読んだ夫人は、心を動かされベッキーの謝罪面会を受ける事を許したとの事。

ベッキーが文春に手紙を送った理由は、世の中への“みそぎ”に加えて、川谷の元妻への謝罪実現が目的だったのでしょう。

流石は一度は芸能界を上り詰めたベッキー。恐るべき計算の高さです。

5月9日には、ベッキーの不倫相手であるゲス川谷が離婚を自らの公式ブログに掲載し発表しました。

公式ブログでは「ご報告」と題し「私事ではございますが、我々夫婦は話し合いの末に離婚しました事をご報告致します。これからもミュージシャンとして、１人の人間として、成長していけるように頑張ります。ファンの皆様、関係者の皆様、これからもよろしくお願いいたします」とコメントしています。

川谷の離婚発表に、ネットでは“卒論提出”“ざまあみろ”や“ベッキーと再婚する！？”など冷やかしともとれるコメントが飛び交いました。

ベッキーが芸能界復帰へ向かって動き始めたタイミングでの川谷による“卒論提出”は、一連の不倫騒動の収束に向かうのではとの関係者意見もあったものの反対に「これでベッキーの復帰がまた遠くなった」と間の悪さを指摘する声も上がっています。

1月末に芸能活動を休止し、テレビから姿を消したベッキーは、およそ3ヵ月間の空白期間を経て、見事に5月13日放映の金スマで芸能界復帰を果たしました。

放送についてはTBSへ抗議が殺到するなど批判や不快の声、視聴率目的だとも相次ぎましたが、それを押しのけてのテレビ復帰。

番組冒頭では、ベッキー自ら謝罪のあいさつと不倫に至った経緯を告白します。

一度は芸能界の高みにたどりつき、そこから再び地に落ちたベッキー。

しかし、やはり転んだままではおらず、彼女は再び動き始めました。

視聴者や業界関係者の予想よりもはるかに短い期間での復活劇に、その計算高さと立ち回りの上手さ、何より芸能界を生き抜くサバイバルスキルの高さを感じ得ません。

何より、LINEであれだけコケにされていた川谷の元妻がベッキーの謝罪を受け入れるように心変わりさせた人心掌握術には恐ろしささえ感じます。

もちろん、彼女の復活劇とリベンジは始まったばかりです。
絶望を知り、その淵から舞い戻った不死鳥のごときベッキーは、今後復活速度を増すでしょう。

7月には武道館で司会をするとの噂も流れ始め、虹色ジーンや、モニタリングなどレギュラー番組への復帰も近いと予想されます。

これからも、ベッキーから目が離せません！