スマホのアプリを作ってみたい!

 スマホをお使いの方は必然的にいろんなアプリを使っていることでしょうが、中には「使うだけじゃなくて自分でもアプリを作ってみたい!なんならアプリで稼ぎたい!」なんて人もいるのではないでしょうか?
 しかし、実際にアプリ開発となるとプログラムの知識がないとそもそも作れないし、勉強から始めるとなるとかなりの時間がかかってしまいます。
 そこで今回は、「アプリを作ってみたいとは思うけども、プログラムなんてわからないしコードなんてかけるわけがない!」という人でも簡単にアプリを作れちゃうサービスをご紹介します。

無料で使えてしかも簡単!「アプリビルダー」

AndroidもiOSにも対応したアプリが無料で作れるサービスです。

 アプリビルダーは 「ウェブサイトを作成するくらい簡単に」をモットーに開発されたサービスだ。
スマートフォンアプリの開発は、専門のプログラミング知識が必要で、プログラムについての知識がないユーザーはアプリを作りたくても作れないのが実情だった。しかしアプリビルダーを利用することで開発作業が不要となり、ユーザーはコンテンツを作成することに専念できるとしている。
サービスはすべて無料ですが、登録は2種類あり、アプリ作成がすぐに始められる「ユーザーアカウント」と、審査登録制の「マスタービルダーアカウント」があります。前者はアプリの作成や公開することで広告収益や課金による収益を目指していくアカウントです。後者はユーザーを集め、ユーザーの作成したアプリ内の広告に出稿することで広告収益を目指すアカウントです。

「アプリビルダー」にはアプリの雛形がいくつか用意されており、ユーザーはアプリに使う画像などのコンテンツを用意するだけで簡単にアプリを作ることができます。

Apple社の申請不要!iPhoneアプリを簡単に作るなら!「AppBuilder」

上記の「アプリビルダー」と読み方が同じなので少々ややこしいですが、こちらはiPhone向けのアプリを作りたい方向けのツールです。サービスの内容もやや違います。

Appleへの申請作業が不要

iPhoneアプリを公開するためにはApple社のAppStoreにアプリを申請する必要があります。
アプリビルダーで作成したアプリは、アプリビルダーの画面から申請ボタンを押すだけで自動的にAppStoreへ申請されます。
お客様が自分でAppStoreへの申請作業をする必要がありません。

「AppBuilder」で作れるアプリは以下のとおりです。
・脱出ゲーム
・バンド公式アプリ
・マップアプリ
・作品集アプリ
・店舗紹介アプリ

また、実際にこのサービスを利用してリリースされているアプリも見ることができます。

プログラミングなしでゲームアプリが作れちゃう!「GameSalad」

「GameSalad」はドラッグ&ドロップだけでスマホ向けのゲームアプリが作れてしまうすごいサービスです。しかも無料。

GameSaladとは

GameSaladクリエイターを使用し、視覚的なドラッグ&ドロップベースで簡単にゲームを作成できるツール。
自由度が高く、ジャンルやスタイルを問わず多種多様なゲームの作成ができる。
コーディングの必要がなく短期間で簡単にゲームが作成できる。
GameSaladビューアを使用すれば、デバイスを問わずスピーディーにテストができる。
GameSaladアーケードを通じWEB上にゲームを公開したり、iOSアプリやMacアプリをStoreに並べることができる。(有償版はAndroidも可)

GameSaladでiPhoneアプリ作っ!【Xcode】 - YouTube

出典:YouTube

こちらは実際に[GameSalad」を使って作られたアプリの動画です。アイデアと工夫次第では面白いアプリが作れそうです。

Web上で作成からテストまでできる!「appely.io」

作成だけでなく、アプリのテストまでできちゃう高機能なアプリ制作ツールがこの「Appely.io」です。本当に機能が豊富ですので、本気でアプリ開発を考える方にはとてもお勧めです。

appery.ioは、ブラウザ上で作成からテストまで行うことができるサービスです。Android/iOSをはじめ、多くのアプリ形式へと書き出し可能です。

チュートリアルが充実しているため初心者でもつまずかず、継続できるようになっています。

実際に「appely,io」を使って簡単なアプリを作成した様子がまとめてあるブログです。とても参考になります。

ブロックを繋げるだけの簡単開発!「JointApps」

「JointApps」は、様々なブロックを組み合わせていくことでアプリを開発できるサービスです。これから始めるという方にもとっつきやすいツールです。

JointApps は、これからアプリ開発を習得しようとしている方に向けた初心者向けサイトになります。ビジネスシーンではなく個人的にアプリを制作し、楽しみたいという方にむいています。
アイデアをアプリにする工程で、作りたいアプリに必要な要素を考える、用件を定義する、論理的に設計するなど、プログラミングを学ぶ前に知っておきたい素養が身につきます。

出典:JointApps

アプリの開発からプロモーションまで!「AppMachine」

「AppMachine」は20万を超えるユーザーを持つ開発サービスです。あらかじめ用意されているものを使って開発を進めていくことになります。

AppMachineは2013年に公式発表されてから、20万を超える利用者をもつ開発サービスです。

組立てブロックやフォーマットなど、あらかじめ用意されているものが多いのが特徴です。


一番の強みは、一から開発できるのみでなく、アプリ公開後のプロモーション設定までできるところです。
ブロックを組み立てるように、既存のフォーマットを利用しながらアプリを作成していきます。

画面右には即時にテストできるスマートフォン・シミュレータが表示されているので、動作テストも簡単に行うことができます。

商用のアプリを開発するなら!「アプスタ」

「アプスタ」は、実店舗向けのアプリを制作できるサービスです。アプリ会員証やスタンプカード機能、クーポン機能、ダイレクトメール機能などのさまざまな機能を持ったアプリを作ることができます。
有料ではありますが、月額5000円から始めることができます。

「アプスタ」とは2013年6月にスタートした、お店が集客・販促用のオリジナルスマホアプリを初期無料で作成できるサービスです。クーポン配信やスタンプカード機能、商品販売機能など、あらかじめモジュール化されたさまざまな機能を使って来店促進に繋がるサービスを提供できます。
 「アプスタ」はiOSおよびAndroidに対応しています。

iPhoneアプリをお手軽に開発!「AppaArchitect」

「AppaArchitect」はiPhone向けのアプリを無料で簡単に開発できます。テンプレートがないので自由度の高さも魅力の一つです。

アプリで使いたい画像やデータをブラウザにアップし、アプリ作成画面にドラッグ&ドロップします。
テキストによる文字入力も可能です。
また、AppaArchitectにはテンプレートがないので、自由度が高く、オリジナルでデザイン性に富んだアプリを作ることができます。

アプリが完成したら、動作を確認でき、「申請ボタン」を押すと、自動的にアプリがApple Storeに申請されます。

【おまけ】HTML,CSSくらいはできる!という人に絶対オススメ!「Monaca」

 「Monaca」は、これまでに紹介したツールと違い、「ドラッグ&ドロップだけで作れる」といったサービスではありません。しかし、「アプリ開発に使うObject-CやJavaとかは分かんないけどHTMLくらいは使える!」という人も多いのではないでしょうか?
 HTMLは比較的習得が簡単な言語ですので、本気でアプリ開発をしてみたいという方はぜひ習得しましょう。

Monacaは今、話題のHTML5を用いたハイブリットアプリケーションを作れる
オンライン上の統合開発環境です。
設定不要で無料ですぐにコーディングできちゃいます。
Monacaで作成したプログラムは、iOSやAndroidでサポートされているWebViewコンポーネント上で動作します。Monacaは、ソースコードからOSの異なる複数のプラットフォームで動作するネイティブコードを生成します。そのためMonacaで作ったアプリケーションはマーケット(App Store/Google Playストアなど)に登録することができます。

 Monacaでは、端末固有の機能(ネイティブ機能)を使うためにPhoneGapを利用しています。PhoneGapとは、アドビシステムズ社により公開されているJavaScriptライブラリで、HTML5/JavaScriptがもともと得意なWebアプリケーションと、デバイス操作が多いモバイルアプリとの中間を埋めるためのライブラリです。

 このPhoneGapは、HTML5/JavaScriptのコードから各プラットフォームに対応したネイティブコードを生成する機能のほかにも、モバイルアプリ開発に欠かせない、カメラやGPS、センサーを使うためのAPIや、モバイル端末上のファイルを読み書きするためのAPIなどが数多く用意されています。

 またMonacaでは、jQuery Mobileというモバイル端末に適したUIを作成するためのフレームワークも使用できます。これを使うことで、使いやすくてかっこいい画面のアプリを簡単に作ることが可能です。

つまり、難しい開発環境を用意しなくてもノートPCとブラウザーがあってHTMLがかけさえすれば誰でもアプリを開発できるということです。

まとめ

 「思い立ったが吉日」という言葉があります。「アプリを作ってみたい!」と思ったら、とりあえず今回紹介したサービスを利用してみるのも1つの手だと思います。

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