人気女性アイドルグループ・乃木坂46、そのライブやイベントの当選倍率というのは非常に高く、並大抵のことでは良い席はおろか参加する権利すら当たらないというのが常識となってしまいました。

しかし、そんなライブチケットなどを転売目的で購入する人が過去にはいたようです。

ちなみに昔ならいざ知らず、近年ではどのアーティストのライブチケットも転売を阻止するためにID・身分確認システムというものが導入されています。

果たしてそうした対策が採られている中で、転売というのは成立するのでしょうか？

また、ライブチケットではなくバースデーライブなど期間限定グッズの転売というのも興味深いところ。

ちなみにこのグッズの転売については、買占め目的で割り込みをしたファン同士(転売屋含む)が口論・喧嘩になって警察が来たとの噂もありましたね。

さらには握手会での待機列での「代行」といったものも、金銭でやり取りされているようなのですが、それらの実態についても見ていきたいと思います。

転売の実態を調べてみようと思ったら、こんなチケットが出てきました。

こちらはテレビ番組「ZIP!」の春フェスチケット。

この日程は乃木坂46が出演するのですが、かなりチケット価格が高騰した感じですね。

ちなみにこちらは普通に申し込むと6,800円ですが、それがなんと「50,000円」･･･。

これだけの値上がりでも買う人はいるのでしょうか？

こちらはとあるツイッターユーザーが転売屋と実際にやり取りしたときのDMの内容です。

このあと、転売屋は高額な値段を吹っかけていることに対して、

「これくらいの金額払えないならファンじゃない」
「安く乃木坂のライブを見ようとするんじゃねーよ、妥協すんな」

とかなりのイキりようを見せた模様。

このように転売というのは実態としてまだまだ横行している様子で、その利益は一部の人間の肥しとなっているわけです。

転売は売る方はもちろん買う方も罰せられるケースがありますので、ちゃんとしたファンであれば正規のルートで購入することをおすすめしたいところですね。

基本的に正規で販売されているライブチケットというのは、身分証などを先に提示して申し込んでいるので転売されたものを受け取っても入ることができません。

しかし、それでも何故転売という行為はなくならないのか？

そこには「偽造身分証」というカラクリがあるわけですね。

ある意味、ちゃんとした転売屋というのはアフターフォローがしっかりしています。

これが「売れたら終わり」という転売屋に関しては、口座に振り込まれた時点で連絡が取れなくなるわけですが、

転売をしっかりとした生業にしている人間たちは「ちゃんとライブが楽しめるように偽造身分証まで用意してくれる」のです。

ちなみにこれはもちろん違法。

上記のように「これでライブに行ける！」と意気込んでいた教師の男性は、入り口のセキュリティーにてバレてあっけなく御用となりました。

もちろんこれでスルーされた場合は成功ということですが、正直そこまでリスクを犯してまで入場したいかと言われたらビミョーかなぁ…といったところですよね。

このように転売の利用には書類送検などの罰則リスクがあり、悪質な場合には起訴→実刑判決といったこともあり得ますので、注意しましょう！

もちろん「こっちは購入しただけ」という言い訳は通用しません。

転売チケットと分かって買っている時点で、その方は犯罪者予備軍ですから。。。

メンバーのサイン入り写真というのは非常に高額で取引されているようで、さらに人気メンバーであればあるほど高値が付きます。

ちなみに卒業をした元メンバーで、乃木坂トップクラスの人気を誇っていた西野七瀬さんのサイン入り写真ともなると↓こんな値段に。

かなり美味しい商売ですよね。

よく考えてみてください･･･？

これ本人のサインかどうかなんて分からないですからね(笑

情報を鵜呑みにして購入した人の気持ちは分かりませんが、ボロい商売だなぁと笑っている人の姿は想像できます。

芸能人のサインというのはクセもありますし、その時々でちょっとした変化があるものです。

しかし、自分の名前というのは「筆跡鑑定」からも分かるようにある程度一定の形が保たれるもの。

よく見てみると「西」という字が決定的に違うことが分かりますよね。

内側の縦線がストレートと曲がるで全然違います。

また、「野」の右側も違うように感じられます。

もちろん3枚目のサインも本物という可能性は「ごくわずか」ありますが、転売を目的とする人間がいるとしたらこれくらい偽造してニセモノを販売するのではないでしょうか。

こうした詐欺的な出品に、善良なファンは引っ掛からないようにしてもらいたいものですね。

この「平気で割り込みをしてくる人たち」というのは、おそらく代行の人のところに行って横入りしているんでしょうね。

そして当然「代行」をしている人間もその場に残るという。

もちろん代行サービスを売る相手というのは1人だけではないでしょうから、1回並んで10人を横入りさせたとして

1K=1,000円として10人を入れさせたら1万円の儲けです。

徹夜して並んで1万円というのが高いかどうかは分かりませんが、ヒマな大学生なんかにとっては良いお小遣い稼ぎと言えるのではないでしょうか。

ご覧いただいたように、乃木坂46のライブチケットやグッズの転売というのは非常に儲かるようです。

身分証を必要とする運営主導のライブは難しいかもしれませんが、ID確認のない・もしくはゆるい「外ライブ(ほかのイベントにちょっと出演するなど)」の転売というのはまだまだ行う人間が多いのではないでしょうか。

またグッズに関してはサイン入りアイテムが高額で取引されていますが、ご紹介したように本物かどうか分からないものに多額を突っ込むのではよした方が良いかと思います。

握手会や物販の待機列への横入り問題も深刻ですが、こうしたことに対する取締りも強化してもらいたいものですね。

ライブチケットやグッズの転売、代行サービスの実態について調べてきましたが、

ちゃんとしたファンなら正規のルートで諸々を購入してグループを応援するようにしましょう。