2018年に巻き起こったBTS(防弾少年団)旋風。

本来であればビルボード1位獲得など明るい話題で盛り上がりたかったところですが、実はまったく逆の内容で日本人にとっては忘れられないグループとなりました。

それが「原爆Tシャツ問題」

メンバーのひとりが原爆の写真をモチーフにしたTシャツを着た姿が、SNSを中心に公の場へと流出。

問題はグループやファンのみならず、日本全体の問題にまで発展しました。

一時期は年末の紅白歌合戦や音楽特番にメインとして出演が期待されていたものの、そのすべてが取り消しと余波は止まらず、さらには謝罪の仕方にも批判が飛び出す始末。

挙句の果てにはTBSが虚偽の謝罪テロップを作成と、余波は広がるばかりといった事態に。

そんな一連の流れと、巻き添えをくらったグループなどをご紹介していきたいと思います。

BTSの原爆Tシャツ問題を知らないという方のために、ものすごく簡単にその経緯をご紹介したいと思います。

元々はBTSのメンバーであるジミンさんが、原爆の写真がプリントされていたTシャツを着て、公の場で活動をしていたというのがことの発端です。

こちらのTシャツには原爆の写真のほかにも、いわゆる「韓国万歳」的な内容の英語が書かれていて、

転じると「日本ざまーみろ」的なニュアンスが含まれているということで、問題視されるようになりました。

通常ならスルーされるような内容かもしれませんが、過去にもBTSのメンバーが「日本を挑発するようなコメント」を発信していただけに、一気に「反日グループ」として認識されるようになったというわけです。

なお、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

2018年にはアメリカのビルボード発信のランキングで2度の1位を獲得したBTSは、当然隣国である日本でも人気の存在となっていました。

そのため、年末恒例の紅白歌合戦などにも出演するものと考えられていましたが、原爆Tシャツ問題が明るみに出ると一気に世論が傾き、「取り消し」という結果に。

これには国内のBTSファンから「かわいそう」「紅白、器小さい」などの批判が飛び出しましたが、はっきりいて無難な判断だったと思われます。

なにせNHKは国営ですからね。

さすがに反日グループとはっきり分かる存在を出そうものなら、受信料などの徴収にも影響が出るはず。

反対にBTS批判派からは、「当たり前の対応だけどグッジョブ」といった声が聞かれました。

残念なことに韓国にはいまだに過去の戦争を引きずる文化というものが根強く、日本政府からの謝罪と金品を要求するために団体は数多く存在します。

そのひとつで韓国内では非常に有名なブランドが「MARYMOND」

こちらは従軍慰安婦を支持し、活動への支援をおこなっているファッションブランド。

反日である韓国人御用達のアパレルメーカーとしても知られ、稀にタレントなどもこちらの服を着用して活動をおこなっています。

もちろん思想は自由ですので、なにを着ようがかまわないのですが、日本で活動する韓国人がこれを着ているとなると少し話が変わってきます。

ちなみに2018年に紅白に出演が決まったTWICEのメンバー・ダヒョンが、こちらのMARYOMONDのTシャツを過去に着ていたということで、BTS問題に絡めて批判の対象となりました。

正直、BTSの原爆Tシャツ問題が明るみに出なければつつかれることもなかったと思いますので、かなりとばっちりを受けた形となっています。

ちなみにTWICE出演のMVには「キノコ雲を連想させるイラスト」も登場しているとして批判の対象にも。

たしかに必要あるのかどうかよく分からないデザインがはっきりと映っているようです。

一応こうした形で事務所は謝罪を発表しましたが、これには韓国国内からの反発もあったようです。

まぁ、日本に対して謝罪をするというのは国民性が許さないのでしょう。

ただし、メンバーからに関しては公式なコメントはなく、結局ちゃんと謝罪を発信した人間は皆無ということになっています。

日本で開催されたBTSのドームツアーで、メンバーが原爆Tシャツについて謝罪をする一幕があったとTBSが報道。

しかし、これはまったくのガセネタで韓国語を曲解してのテロップを流したと問題にもなりました。

なぜそんなことをしたのかは不明ですが、お金が動いたのかもしれませんね。

「ごめんなさい日本の皆さん」と「胸が痛いですね(心苦しいです)」

どうやったらそんな解釈になるのか、こちらもまったく意図が分かりませんが、TBSとしたらかなりやらかしたことになりますね。

ただでさえ視聴率競争でもあまりヒット番組に恵まれていないTBSさん。

このときには年末に向けて好感度を上げておきたかったところですが、こうしてBTSの問題から巻き添えをくらって痛手をこうむることになりました。

BTSの原爆Tシャツ問題は、さらに巻き添え被害者を拡大することになりましたが、

もっとも関係のない方でいえば女優の市川沙耶さん。

週刊誌で自分の好きなバンド「BST」を紹介したところ、「BTS(防弾少年団)」と勘違いされてプチ炎上といった騒ぎになりました。

正直、かなりかわいそうなですね。

もはやまったくの別問題ですから。

でも確かに紛らわしいといえば紛らわしい。。。

紅白をはじめ大型音楽特番にもことごとく出演を取り消されたBTS。

正直反日家であるメンバーからすれば、あまりダメージはないのかもしれませんが、事務所のマーケティングからすればかなりの痛手となっているようです。

もちろん親日のメンバーもいますが、原爆Tシャツ当該メンバーによる謝罪などもあるかどうかは不透明。

BTSの日本メジャーシーンでの活躍は打ち止めといった印象です。

これからの展開に注目が集まるところですが、起死回生の逆転技は繰り出されるのか？今後もチェックしていきたいと思います。