2018年3月、愛媛を中心に地元と農業の係わり合いをPRするアイドルグループ「愛の葉GIRLS」の大本萌景さんが自殺したという訃報がニュースとして流れました。

若干16歳という若さでその命を自ら絶った彼女。

その原因はどこにあるのか？

結論としては、所属事務所『hプロジェクト』との金銭的なトラブル、またそれをもとにした恫喝やパワハラといった実態が見えてきたこの事件。

実際にどういったやり取りがあったのか双方のLINEや証言に基づいてご紹介していきたいと思います。

また、友人や親に自殺前に大本萌景さんが語っていたこととは？

悲しい事件の一連の流れをどうぞご覧ください。

2018年の3月に自殺した大本萌景さん。

元々アイドルへの夢を抱いていた彼女は中学1年生のときから色々なアイドルオーディションに応募し、結果として2015年7月に「愛の葉Girls」の審査に合格し、グループに加入することとなりました。

この「愛の葉GIRLS」というのは「農業＋アイドル」というコンセプトがあり、メンバーは平日は農産物の物販イベント、週末にはライブイベントといったスケジュールを主にこなすグループです。

このほかグループ加入当初は週3〜4回のレッスンもあり、大本萌景さんも当時はかなり多忙なアイドル生活を送っていました。

もちろん中学校は義務教育ですので、通わなければいけません。

しかし学校に行く余裕もないまま時は流れ、大本萌景さんは高校への進学を悩む時期が訪れます。

もちろん不安定なアイドル活動を中心として将来を組み立てるのはリスクがあります。

しかし、高校に通う時間の余裕もなく、また家庭的にそこまで裕福ではなかったとして金銭的な問題により選べる高校も少なかったようです。

そこで彼女は仕事と学業を両立させるために通信制の高校へ進学することを決めました。

しかし、通信制の高校に進学したもののアイドルのメイン活動は週末。

通信制の高校では日曜日にも登校しなければいけない日があり、それに出席できないことが続いた大本萌景さんは将来に不安を覚えるようになります。

結局、大本萌景さんはアイドルとしての活動を諦めて学業に専念したいという考えに至ります。

そこで起こった不運が「事務所からのパワハラ」そして「事務所からの代替案」でした。

まず事務所は脱退を拒否、また代替案として「来年全日制の高校に進めばいい、金は出す」という話を持ちかけます。

親に金銭的な負担を掛けさせることなく高校に通うにはこの方法しかないと考えた大本萌景さんはその提案をしぶしぶ受けることに。

いま考えればなぜそのときに親は止めなかったのかとも思いますが、アイドルも両立させながらの道を諦めたくはなかったのでしょう。

こうして、2017年7月に脱退を申し出たものの大本萌景さんはグループ活動の継続を承諾してしまいます。

スケジュール的にはかなり多忙な毎日を送っていた大本萌景さん。

結局、全日制の高校に進学するのだから通信制は辞めてこいと所属事務所である『hプロジェクト』からいわれ、親に内緒で退学届けを提出しています。

2017年12月のことだったそうです。

そして年が明け、2018年の2月に晴れて試験に合格した大本萌景さんは全日制高校の入学手続きを始めます。

制服や入学金あわせて10万円程度を事務所から借り、高校側に納付。

あと少しで全日制高校に通えるというところまできましたが、この前後に親は事務所に対して「娘のグループ脱退」を直訴していました。

これが3月17日のことです。

そして授業料などの支払期日の迫った3月20日、事務所から「お金を貸し付けることはできません」という通知が来ることになります。

そしてあわせて「グループを辞めるなら違約金1億円を支払うように」という思ってもみないことを大本萌景さん本人に伝えたとされています。

結果、この数日後に大本萌景さんは思い悩んだ末に自殺し、この世を去ることとなりました。

希望の光を見せておいて、最後には自分たちの利益や得だけを考えたうえでの卑劣な仕打ち。

16歳という女の子が絶望するには充分すぎるほどのダメージだったことでしょう。

平日・週末問わずイベントでは拘束時間が異常に長いケースもあり、ときには朝4時半に集合して解散が翌日の午前2時ということもありました。

そのほかのイベントでもその拘束時間は、移動時間なども含めると1回当たり平均12時間を超えていたそうです。

極めつけはイベント終了後に社長の自宅で食事をするため、拘束が続くこともあったといいます。

これはもうアイドルと事務所というよりも、若い女子を連れ回して遊んでいるバカな金持ちみたいな行動に思えたりもします。

大本萌景さんは自殺前日に友人宅へ泊まりに出かけています。

明けて翌朝、我慢することもできなくなった大本萌景さんは友人やその母親に「事務所から1億円を払えといわれている」と語っていたそうです。

そして、そのまま自宅に帰った大本萌景さんは母親や家族がいない時間帯に自らの命を絶ちました。

被害者である遺族は大本萌景さんが長時間労働とパワハラが原因で自殺に追い込まれたとして、元所属事務所社長らに対して、およそ9200万円の損害賠償を提訴しています。

これに対して、所属事務所『hプロジェクト』の社長である佐々木貴浩氏は1億円の請求があったかどうかに関してはノーコメント。

また、長時間労働については認めたものの自殺との因果関係はないとコメントしています。

ここまできて何も認めなかったケースというのはこれまでの芸能関係のトラブルでもなかなか見かけないと思います。

こうした対応に対して世間はどういった心情を持っているのでしょうか。

58: 2018/05/20(日) 09:28:54.43 ID:C+LaTfjo0
＞＞1
ひでえな
マジでこんな事務所あるんか
ダメだろこれは
なけるわ

112: 2018/05/20(日) 09:34:27.05 ID:eYt3DVQx0
＞＞1
真面目な話で絵文字に笑った
貴様謝る気ないなってな（笑）
親は選べないし15じゃ視野は狭いし八方塞がりで詰んだって事か

4: 2018/05/20(日) 09:17:11.02 ID:SBAL4M1O0
芸能事務所ってそもそもがね…

19: 2018/05/20(日) 09:22:58.64 ID:4EGSOn0j0
子供をこういう世界に入れるのはよくないことを
教えてくれる良い教材。

小学校で教えて、アフォの母親にも母子手帳にでも書いて教えてやれ。

33: 2018/05/20(日) 09:25:08.89 ID:ccXCVPXo0
15、6の子供相手にこれは訴訟起きたら完敗だな
民事どころか、刑事でもアウト

51: 2018/05/20(日) 09:27:39.14 ID:0Ee733UB0
芸能界なんてこんなもん　　
世の中甘い話はないんだよ

87: 2018/05/20(日) 09:32:13.30 ID:jIarW/wz0
単純に事務所だけでもないだろな。表に出てきてないこともありそう

121: 2018/05/20(日) 09:35:08.73 ID:u7ebFlXT0
芸能界なんてろくなもんじゃないとはまさにこういうことなんだよな
成功者は氷山の一角のほんの一部でしかないわけでほとんどがこれ

143: 2018/05/20(日) 09:37:35.11 ID:8mujEmqG0
事務所がクズなのは当然として親も親でかなり問題ありそうだね

161: 2018/05/20(日) 09:39:57.36 ID:0+WYT7k10
貧乏アイドルとか、こういう人普通にいる業界だからね

256: 2018/05/20(日) 09:54:11.64 ID:fWyyDTheO
親が馬鹿だと子供は不幸になるなあ

315: 2018/05/20(日) 10:02:59.41 ID:8QNOMzsj0
芸能界なんてそんなもんだろ

324: 2018/05/20(日) 10:03:58.99 ID:5e8x342O0
これ親の責任じゃん
娘からSOS出てんのに何してたんや

328: 2018/05/20(日) 10:04:40.63 ID:+5qhuU6g0
高校行くお金ぐらいまともな親なら出す訳だから
親がまともじゃなかったの一言に尽きるね

371: 2018/05/20(日) 10:10:25.32 ID:+ZoLQjE00
可愛いのにほんともったいない
芸能界にいなければ余裕で勝ち組人生だったろうに

大本萌景さんの自殺については、親や家庭の問題についても指摘するネットやSNSの声もいくつかあります。

15～16歳の子供が学校にいくためのお金のトラブルで命を絶つなんていう馬鹿げた話が現代日本で起こっていいものかどうか。

教育の無償化も進んでいる中で、なぜ親は最善の道を示してあげられなかったのか。

しかしこれについては母親も後悔をしていることだと思いますし、他人が何かいうことでもないような気もします。

事実がどうであれ、一番悔やんでいるのは母親でしょうから。

そして大本萌景さんの母親は訴訟の文面に最後このように語っています。

何が悲しいかといえば大本萌景さんの周りには誰もちゃんとした大人がいなかったということです。

親しかり、社長しかりですが、たとえば中学校の先生などは通信制の高校に進学する大本萌景さんの心情や家庭の事情などを把握していなかったのでしょうか。

また、仕事で携わる人間すべての大人がその状態を見てなにも感じなかったのか。

残念ながら人との縁に恵まれなさすぎた、というのが率直な感想ですがこうしたことがまた起こらないように芸能界を夢見る子供を持つ親は、しっかりと注意して見てあげてもらいたいと思います。