お笑い界の中で、若手芸人から中堅どころの芸人へと着実にステップアップをしているコンビ・ハライチの岩井勇気さんと澤部佑さん。

全国放送でのメインMCを務めるなど、その活躍ぶりは先輩芸人からも一目を置かれているところです。

しかし、そんなハライチの岩井勇気さんと澤部佑さんにはたびたび「不仲説」が浮上。

特に澤部佑さんの結婚式に相方の岩井勇気さんが欠席していたということから、その仲は決定的に悪くなったというニュースも報じられました。

しかし、幼稚園から現在まで人生を共有してきたという2人だけに、なかなか不仲説も煮えきらないものがあります。

そこでここでは、2人の過去のエピソードなども踏まえて、ハライチの不仲説の真相を検証していきたいと思います。

ハライチの澤部佑さんは、ピンでバラエティー番組に出演することも多く、芸人としては若手時代から注目を浴びていました。

2005年に幼馴染でもある岩井勇気さんとハライチを結成し、その後は地道な活動を通して人気芸人の仲間入りを果たしています。

そんなハライチの澤部佑さんは、2013年の12月に一般人女性と結婚。

入籍＆妊娠というダブルでおめでたい報告を、当時出演していた「笑っていいとも」で生中継という形で行っています。

ちなみに澤部佑さんの奥さんは、大手クリーニング会社である「白洋舎」の社長令嬢ともいわれていて、かなりの「逆玉結婚」ということでも話題になりました。

奥さんの名前は正式には公表されていないのですが、「五十嵐暁子」さんということです。

ちなみに白洋舎はこの五十嵐家が築き上げた会社だけに、かなりの資産家家系ともいわれています。

一代成り上がり系の会社ではありませんので、かなりの家柄ということになりますね。

澤部佑さんの奥さんが入籍当時に妊娠5ヶ月ということもあり、そのときには結婚式をしなかった澤部家。

その後も第一子、第二子と子供に恵まれていることもあり、結婚式は延期状態に。

しかし、やっと子供がある程度落ち着いた時期にもなり、澤部佑さんは結婚式を開催することになりました。

もちろん相手が社長令嬢ということもあり、盛大な結婚式ではあったのですが、問題は相方の岩井勇気さん。

その結婚式の会場には、かつて若手人気芸人だけを集めて作られたお笑い番組「ピカルの定理」メンバーも多数集結していたのですが、肝心の相方岩井勇気さんの姿がなく、めでたい席ながら「ハライチの不仲説」が再燃するきっかけとなってしまいました。

ちなみにニューヨークに単身渡った綾部裕二さんをはじめ、モンスターエンジンの2人や平成ノブシコブシの2人は仕事の都合で欠席ということで、VTRでお祝いのメッセージを送ったそうですが、

岩井勇気さんに関してはVTRもなかったということで、ハライチ不仲説が一層に強まる結果となりました。

ハライチの2人の仲が悪くなった発端として指摘されているのは、芸人として売れ始めたときに澤部佑さんだけが取り上げられることが多く、

岩井勇気さんに関していわゆる「じゃない方芸人」として扱われるようになったことが理由のようです。

お笑い芸人というのは往々にしてひとりだけがピックアップされることの多い環境ですので、

戦略的にも見栄えのする片方をメインで押し出していくこともあるのですが、ハライチに関しても見た目的にキャッチーな澤部佑さんが先に芸人として売れていった印象があります。

ちなみにピカルの定理などでハライチが全国区の芸人として認められるようになると、澤部佑さんのテレビ出演はどんどん増えていき、2015年ごろからは「テレビ出演ランキング」で上位に入るほどの人気となっています。

2015年にはタレントとして番組出演ランキング3位に輝いた澤部佑さん。

しかし、ハライチというコンビで見るとかなりその数は乏しい結果になっています。

ちなみにこの2015年に関していえば、澤部佑さんの出演本数が392本。

ハライチとしての出演が66本。

かなり岩井勇気さんからすると心外な結果に見えます。

ほかの人気芸人でいうと、タレントランキングでもトップを走るバナナマンの2人は、個人出演とコンビ出演の本数がほぼ半々の割合となっているので、ハライチのバランスの悪さはさらに際立ちます。

ちなみにハライチが芸人として人気を獲得してきたのは、もちろんネタの面白さから。

若手芸人として活動をしている頃から現在まで、そのネタ作りは岩井勇気さんが担当しています。

そのため、実際にはハライチとして漫才やコントをする際に、コンビの実力を高めてきたのは岩井勇気さんということになります。

岩井勇気さんからすると、自分が考えた「澤部佑イジリ」がヒットしたものの、自身の活躍度合いに反映されていないところは不満に感じてしまうのかもしれません。

ハライチのネタ作り担当岩井勇気さんは、自分自身のネタに絶対的な自信を持っていることもあり、相方である澤部佑さんをコントロールする役目もあるようです。

その事実を物語るエピソードとして、過去にはネタに対して不満を漏らした澤部佑さんを楽屋で殴ったこともあるとのこと。

お笑い芸人としてのプライドや真剣さがそうさせたということもありますが、かなりその情熱が爆発することもあったそうです。

コンビ格差が広がるにつれて、焦りの色が濃くなっていった岩井勇気さん。

バラエティー番組などの打ち合わせでも主導権を渡したくないのか、澤部佑さんのことを無視して自分のやりたいことを通そうというスタイルが強くなっていたとも報じられています。

この件に関しては本人たちの口から語られていないので、信憑性のほどは定かではありませんが、実際にこうしたことも起きていたのかもしれませんね。

澤部佑さんとの格差が広がるにつれて、岩井勇気さんは段々とお笑い界自体に不満を漏らすようになっていきます。

その結果として出来上がったのが、バラエティー番組「ゴッドタン」の名物企画「マジ歌選手権」での1曲です。

曲の中ではお笑い界や芸能界に対する不満を包み隠さず暴露していて、逆にそれが面白いと評判になりました。

ビジネスライクな芸人が多い中、芸能界でも珍しい程の付き合いの長さがあるハライチの2人。

その仲は実に幼稚園の頃からの幼馴染ということで、ほかの人間には分からない絆の強さがあるともいわれています。

小さな頃から知り合いで大成している芸人の代表格といえばやはりダウンタウンですが、それでも小学生からの付き合いということですから、ハライチの2人の仲というのは特別なものがあるのかもしれませんね。

岩井勇気さんと澤部佑さんはいろいろなエピソードをもとに不仲説を取り上げられることが多いのですが、実際にはお互いが認め合ってることが分かる話もそれ以上に豊富です。

特にネタを作っている岩井勇気さんは澤部佑さんの実力を信じているからこそ、その個性にあったネタを作っているともいえます。

また、過去のインタビューでは澤部佑さんのことを岩井勇気さんが「天才」と語る一幕もありました。

ハライチの2人がレギュラーを務めるラジオ番組「ハライチのターン」では、たびたび2人のオフのときの話をするのですが、そのときにも2人の仲の良さが伺えるエピソードが多数あります。

一例を挙げると、あるときパンサーの向井慧さんと飲んでいた澤部佑さんが酔っ払った勢いで岩井勇気さんに電話を何度もかけたことを謝罪するシーンも。

このときは、パンサーの向井慧さんのことが好きと公言する岩井勇気さんがどんな反応をするのかという、澤部佑さんなりのプチドッキリを自分の中で行ったそうですが、普通の友人同士のようなエピソードにリスナーもほっこりすることに。

ほかの番組でも澤部佑さんは岩井勇気さんの腐り芸をイジリながらも「でも、おれらめちゃめちゃ仲が良いんですよ」と語るシーンもあり、実際に2人はビジネスパートナーである前に一般的な友人であることが分かります。

ハライチ岩井勇気さんと澤部佑さんの不仲説を検証してきましたが、現在のところその噂は信憑性に欠けるデマ情報だという風に感じられます。

実際にプライベートでも仲の良さが伺えるエピソードがあり、さらにはお互いの芸人としての能力を認め合っているようにも見えますからね。

コンビ格差はあるものの、岩井勇気さんも独自の路線を見つけて活躍をしていきそうですので、いつその格差が引っくり返されるのか分かりません。

小さな頃からの仲良しコンビとしても先輩芸人であるダウンタウンのように、バランスの取れた活動ができるように期待したいところですね。

ちなみに澤部佑さんの結婚式に岩井勇気さんが欠席した理由としては、収録が重なっていたとのことで、さらにはコンビ間でなんらかのお祝いを済ませていたからわざわざ来なかったという話でもあるようです。

これから腐り芸を中心にした岩井勇気さんの新しいスタイルと、澤部佑さんの突っ込みを武器に、さらなるお笑いの幅を見せてくれるであろうハライチ。

ぜひとも大舞台で2人のネタをまた見たいものです。