50歳を超えても独身を貫く佐々木蔵之介さん。40代まで独身を守っていた俳優さんがどんどん結婚していく中で、「最後の砦」とも言われています。

そんな佐々木蔵之介さんの実家は京都の酒屋で実はおぼっちゃんなんだとか！

学歴や実家を継がなかった理由に、父親や兄、佐々木酒造を継いだ弟さんの叫び（笑）についても徹底紹介！

結婚しない理由は自由奔放すぎる性格にあった！？

・本名　　　　：佐々木秀明（ささき・ひであき）
・生年月日　　：1968年2月4日
・年齢　　　　：50歳　　　（2018年10月現在）
・血液型　　　：O型
・出身地　　　：京都府
・身長　　　　：182cm
・所属事務所　：ケイファクトリー

佐々木蔵之介さんの実家が造り酒屋であることは有名ですが、この造り酒屋がなかなか歴史のある酒蔵であることはあまり知られていません。

佐々木酒造は洛中（平たく言えば平安京時代の中心部）に残る唯一の造り酒屋でその歴史は120年を超えます。建っている場所はかつて豊臣秀吉が私邸として建てた聚楽第のあった一角。聚楽第と言えば、茶が大好きだった秀吉が、京の都で一番いい水が採れる場所に建てた私邸ですから、佐々木酒造が利用している水も京都で一番おいしい水と考えていいでしょう。

そんな歴史ある酒蔵から生まれた俳優が佐々木蔵之介さんということになります。

公立の中学校を卒業した佐々木蔵之介さんが進学したのは私立洛南高校。京都の方なら当然ご存知の、京都ナンバー1の名門私立高校です。
中学までの佐々木さんを想像すると、いわゆる学校に一人はいる秀才という感じでしょうか？
この神学校から大学へ進学をします。

高校を卒業した佐々木蔵之介さんは、東京の私立大学東京農業大学農学部に進学。東京の大学ではありますが、農学部の1＆2年生は厚木キャンパスでの授業となりますので、厚木周辺で学生生活を送っていたということになります。

1990年、3年生に進学するタイミングで国立の神戸大学に編入学。同じく農学部に編入し、神戸大学ではバイオテクノロジーや酒米の研究をしていたそうです。

ここまでは実家の酒蔵を継ぐ意思があったと考えて間違いないでしょう。

1990年に神戸大学に編入した佐々木蔵之介さんは、同じタイミングで旗揚げをした「惑星ピスタチオ」の旗揚げメンバーに名を連ね、学生時代から多くの舞台を経験します。

実家の跡を継ぐことと同時に演劇にも目覚めてしまった佐々木さん。このあたりで跡継ぎ問題に暗雲が立ち込めます。

大学を卒業した佐々木蔵之介さんは、関西の広告代理店「大広」に入社。就職先として広告代理店を選択したのは、将来実家の酒蔵の経営に生かすための、マーケティングや広告展開を学ぶためだったといいます。
つまり就職の時点では、まだ酒蔵を継ぐ気持ちがあったということに。
ただし、所属していた劇団は辞めておらず、仕事をしながら演劇にも力を入れていました。

ちなみにこの広告代理店に同期入社したのが、漫才コンビ・ますだおかだの増田英彦さん。仕事をしながら佐々木さんは演劇の台本を眺め、増田さんは漫才の台本を作っていたとか。

なかなか華のある同期社員同士ですね。

1992年に入社した広告代理店を約2年半で退社した佐々木蔵之介さんは、実家を継ぐことはせず芝居に没頭します。
それから数年、惑星ピスタチオの公演を中心に、他の劇団の作品にもどんどん客演として出演し、開催地方での知名度を高めていきます。

そんな佐々木蔵之介さんの活動に大反対していたのが佐々木さんの父。しかし、そんな父も蔵之介さんを認めざるを得ない仕事が舞い込みます。

2000年下半期放送の朝の連続テレビ小説『オードリー』への出演です。
関西地方の小劇団の役者が朝ドラに出演するだけでも偉業ですが、佐々木さんの演じた幹幸太郎は、作中に登場する映画製作会社のスター俳優。この大きな役を手にしたことで、それまで役者業に反対していた父親も蔵之介さんの活動を認めることになります。

オードリー出演で一気に知名度を上げた佐々木蔵之介さんは、その後さまざまなドラマや映画に出演。当時は主演というより脇を固める主要キャストが多く、代表作と呼ばれる作品にはなかなか恵まれませんでした。

そんな佐々木さんが、長編映画初主演を勝ち取ったのが2006年に公開された映画『間宮兄弟』。ドランクドラゴンの塚地武雅さんとのW主演でした。

佐々木蔵之介さんが演じる間宮明信は酒造メーカーに勤めるインドア派のサラリーマン。実家が酒蔵の佐々木さんにはぴったりな役柄だったかもしれません。

2009年に放送された『ハンチョウ〜神南署安積班〜』がヒットし、2013年のシリーズ6まで6作品が放送されることに。

主人公である部下思いの敏腕刑事・安積剛志を演じ、部下には『間宮兄弟』で共演した塚地武雅さんもいました（第4シリーズまで）。

佐々木蔵之介さんは三人兄弟の次男になります。
長男であるお兄さんが、早くから「飲んだら無くなるものは作りたくない」と言って建築の道に進んだことから、当然次男である蔵之介さんが継ぐものと父親も弟さんも思っていたはずです。蔵之介さんは大学の農学部に通い、広告代理店で経営ノウハウを身に着けていたのですから当然でしょう。

しかし、その次男の蔵之介さんは、広告代理店を退社すると、突然「役者になる」といって俳優の道へ。結果三男であった弟さんは、選択の余地なく実家を継ぐことに。そんな素直な気持ちがHPのあいさつ文に載っていることが話題となりました。

なかなか自由な佐々木蔵之介さんですが、突然飛び出したとはいえ家族仲はいいようです。実家の酒蔵がテレビで取り上げられることもしばしばありますし、トラックのCMでは親子共演も果たしています。

佐々木蔵之介さんが『ハンチョウ』で主演をしたときには「ハンチョウ」という銘柄の日本酒を、そしてこれより前、『オードリー』に出演した時にも「オードリー」という銘柄の日本酒を発売するなど、蔵之介さんの活躍に乗っかって限定商品を発売する仲の良さ。

無理やり継ぐ形となった弟さんですが、そもそもこういった商売のセンスは高かったようで…。

佐々木酒造の従業員数は29名。そのうちの一人がネコだそうです。
冗談みたいな話ですが、正式にHPに記載されているので間違いありません。
このネコさんがどの程度のサラリーをいただいているかは不明です。

まぁ、それが経営のセンスというわけではありませんが、ユーモアのある社長さんであることは間違いありません。しかも兄の活躍にきっちり便乗するあたりも抜け目ありませんしね。

イケメンで高身長で仕事も順風満帆。佐々木蔵之介さんがモテない理由はありません。間違いなくモテています。

ではなぜ独身なのか？

どうやら性格に問題があるようです。
とはいえ、性格が悪いというわけではなく、恋愛や結婚に向いていないという意味で問題があります。

佐々木蔵之介さんの俳優活動は、小さな劇団の舞台公演から始まりました。その後ドラマや映画で活躍するようになっても、自ら劇団を立ち上げたり、他の劇団に呼ばれたりしながら、毎年必ず1度は舞台に上がっています。

こうして自分で演劇を作り上げることを知っている佐々木さんは、ドラマや映画の撮影現場でも、とことん作品を作りこむとか。台本の細かいところまでチェックし、必要であれば監督に直談判を行うことも。

こうした演劇へのストイックすぎる姿勢は私生活にも影響を及ぼしているようです。いったん仕事モードになるとプライベートのことは何事も後回し。これが原因で別れたことも1度や2度ではないそうです。

実家は100年を超える伝統ある酒蔵で、次男坊で、高身長で、高学歴で、イケメンで、今の仕事でも成功していて、離婚歴のない男。それが佐々木蔵之介さんです。

多くのイケメン俳優たちが40代で結婚していく中、50歳の大台に乗っても純潔（？）を守る佐々木蔵之介さんは、多くの未婚女性にとって最後の希望かもしれません。

まぁ、恋の話は置いといて。
俳優としてはまさに順風満帆な佐々木蔵之介さん。毎年のように映画やドラマで主演を張り、原点でもある舞台にも上がり続けています。
作品にひょっては気の弱いサラリーマンにも、やり手の刑事にも、どこか間抜けなヤクザにもなれる演技力は、今や貴重な存在といえるでしょう。

もちろん俳優・佐々木蔵之介さんの活躍は楽しみですし、いつ誰と結婚するのかも興味はありますが、それ以上に気になるのは佐々木酒造。
今度京都に訪れた時は、佐々木酒造オススメの1本を買ってみたいと思いました。