美術・芸術分野を目指す人の憧れ「東京藝術大学」

美術や芸術を志す多くの人たちが目指す大学に「東京藝術大学」があります。
入学するためには高いデッサン力と構成力などが必要とされるので、美術・芸術界の東大とも言われているでしょう。

舞台となる東京藝大は上野にキャンパスがあり、芸術家を志すものたちにとっての最高学府である。上野駅を背にして左が美術学部で、右が音楽学部。美術と音楽、二つの芸術がまさにシンメトリーのように共存しているのが、特徴の一つだ。
日本で唯一の国立総合芸術大学として、創立以来120余年にわたり、きめ細かな少人数教育を通じて、国内外の第一線で活躍する数多の芸術家・教育者・研究者を育成・輩出している。

日本で最初の芸大として、古い歴史と伝統を持っている東京藝術大学に憧れを抱く人は数多くいるでしょう。
また、東京藝術大学には数多くの有名人を輩出していることも人気の1つとなっています。

▼東京藝術大学(美術学部)の出身者
伊勢谷友介
日比野克彦
村上隆
佐藤卓

最難関の東京藝術大学の日常は個性的で有名!

美術・芸術分野を最高学府とも言われる東京藝術大学。
そんな学校に通っている生徒たちは「個性的」という言葉がピッタリと当てはまります。

他では見ることが出来ない光景が東京藝術大学では、当たり前の日常となっているでしょう。

藝大に現れる「ブラジャー・ウーマン」

まさに芸術と犯罪は紙一重である。たとえば藝大生の多くに知られる仮面ヒーロー、それがブラジャー・ウーマンだ。

ブラジャーを仮面のように顔をつけ、上半身はトップレス。乳首の部分だけ赤いハートマークで隠し、下半身は黒いタイツというヒーローである。悪の組織、ランジェリー軍団と日々戦っているそうだ。
ブラジャー・ウーマンは入学して最初の学生歓迎会であの姿を披露したそうなんですが、それを見た教授は『今年の新入生は大人しいな』とまったく驚かなかった。それくらいで誰も驚かないし、引きもせず、受け入れてくれる。藝大は、彼らが存分に自己表現するための、貴重な受け皿なんです

恐るべし、東京藝術大学!
カオスで非日常的なキャンパスライフを過ごすことが出来ます。

東京藝術大学に入るのは難しい…なんと倍率19倍!?

そんな東京藝術大学ですが、日本一の芸大となっているのでそう簡単に入学することは出来ません。
特に美術学部の絵画科は全学科の中で最難関となっているでしょう。

入学試験では実技試験が最重視され、かつて「東京藝大に入るには5浪6浪は当たり前」「倍率50倍」とも言われたほど人気がありました。今でも学科によりますが倍率は数十倍と、当時に劣らず高い人気を誇っています。
東京藝術大学の2016年度入試志願者状況が発表されています。

美術学部全体の志願者数は2915名で、昨年年度2736名に対し、179名の増加となっています。

各科専攻でみると、
倍率は油画19.2倍、彫刻9.4倍、工芸科8.5倍、デザイン15.8倍、先端芸術表現5.0倍となり、
多くの科で増加が見られます。

気になる!東京藝術大学の入試内容

倍率も20倍近くありますが、実際に東京藝術大学の入試内容について気になりますよね。
ここでは謎のベールに包まれた東京藝術大学の入試について紹介します。

試験自体は実技試験が多く、基本的なことから専門的なものまで美術において学んだ人でないと合格は難しいと言われるほど。

芸術作品は基本的に周囲との比較で評価されたりするものであり一般的なテストのような点数制ではありませんから合格基準が解らないという声もあるようです。
試験日程の長さも専攻によりますが、例えば油絵科は4日間も試験に行かなければいけません。1日目と2日目はデッサンの実技試験、3日目と4日目は油絵の実技試験が行われ、学科試験はなく実技のみで合否を決めます。1日6時間程度の試験時間ですので、かなりの体力が必要です。

東京藝術大学の入学試験で、たった6時間で描かれたという「合格の絵」

東京藝術大学の入試は実技試験が多いとのこと。
高度な技術を要するので、東京藝術大学を目指している人は美術予備校などに通って、勉強するのが常識なんです。

東京藝術大学進学に実績のある美術予備校3選

筆記もですが実技試験も重要視される美大・芸大の入試を突破するためにも、専門的な知識と技術が学べる美術専門学校に通う必要があるでしょう。
特に東京藝術大学を目指している人は、東京藝術大学の進学率などを考慮して通う美術予備校を決めると良いですよ。

1.湘南美術学院

在籍する講師陣は全ての方が東京芸大をはじめとする、有名美術大学・大学院卒。それぞれ専攻した分野で教鞭を振るっているため、講師の実力は折り紙つき。テレビに出る人気講師も。受験を突破するという目先の目標だけでなく、その先 美術分野でどう活躍していきたいのか、という、将来までも見据えたレベルで、生徒一人ひとりを個別指導とも言えるほど手厚く 親身に指導しています。個人面談もしっかりしています。

2.御茶の水美術学院

東京藝術大学ほか芸大・美大の受験なら
歴史が古い芸大・美大受験専門予備校で、創立以来多くの学生を送り出しています。土日コースもあり、働きながら通うことができる点も魅力。学科指導にも力を入れておりセンター試験対策もできます。

3.立川美術学院

全国の芸大・美術大学に合格者を輩出する、芸大・美大受験予備校です。美術を本格的に始めようとする人の指導に定評があり、道具の揃え方から丁寧に教えてくれます。アトリエの雰囲気も良く、緊張感を持って学ぶことができる環境です。

最難関だけど東京藝術大学の進学は夢じゃない!

日本にある美大・芸大の中では入学するのが最も難しいと言われている東京藝術大学ですが、絶対は入れないということはありません。
美術予備校を活用して入試対策をすることで、憧れの東京藝術大学に行くことが出来ますよ。
美術、芸術分野の最高学府となっている東京藝術大学で非日常的なキャンパスライフを過ごしていきましょう!

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