大人気昼ドラシリーズ『天まで届け』に出演していた元女優・若林志穂が過去芸能界で受けていたイジメを暴露し大きな話題となっています。
暴露された内容の中にはイジメの内容の他にイジメを行った加害者の名前も含まれており、加害者の中には現役俳優や現役女優・活躍中のテレビプロデューサーなども存在しているようでした。

若林志穂さんは2001年に青龍刀を使った殺人事件に遭遇し、PTSDを発症して芸能界を引退してしまった女優さんです。
この事件の際彼女はもみ合いになった警察官と犯人両方の惨状を見てしまい、心に大きな傷を負ってしまいました。

しかし、引退後の現在は何とかその傷を乗り越え『SHIHO COSME』という化粧品ブランドをプロデュースしていると言われています。

『天まで届け』で人気女優となり、惜しまれながら芸能界を引退した若林志穂。
しかし、彼女は引退後約8年が経過した2017年7月、芸能界引退を発表したのと同じ週刊誌『週刊女性』で当時自分がイジメを受けていた事を告白し、イジメの内容とその加害者を暴露しました。

若林志穂によると、いじめは『天まで届け』シリーズパート3時の盗難事件がきっかけ。
『天まで届け』の撮影現場では何度も持ち物の盗難事件が発生していたそうですが、ある日メイクスタッフのフェイスパウダーがなくなる事件がありました。

その際出演者は怪しい人物を探り出し、その人物のカバンの中にそのフェイスパウダーが入っているのを見つけます。
しかし、フェイスパウダーを見つけた出演者やプロデューサー達は「その子の将来もあるから」と事件をうやむやにし、盗難犯人を追求しようとしませんでした。

しかし、その盗難事件が発生してから5年が経過した『天まで届け』パート8の収録終了後の打ち上げ会で、若林志穂さんは撮影スタッフ達から
「おまえ、人の物を盗んでたんだってね。スタッフみんな『こいつが泥棒か』と思って撮影してきたんだよ」
と言われ、多数発生していた盗難事件の濡れ衣を着せられてしまいます。

しかし、盗まれたフェイスパウダーの入った別人のカバンを見ているはずの出演者やプロデューサー達は若林志穂さんを擁護せず、犯人扱いされたまま打ち上げ会は終わったそうです。

次に事件が起こったのは若林志穂さんが殺人事件に遭遇しPTSDになった2001年の事。
若林志穂さんはこの時『天まで届け』の四男・五郎役の須藤公一に食事会に誘われたそうですが、その時PTSDで苦しむ彼女を見てとあるプロデューサーは
「コイツ、頭おかしいから」
と再度盗難の濡れ衣を着せました。
この時も他のプロデューサー達や出演者たちは彼女を一切擁護せず、全員で濡れ衣を着せ続けていたそうです。

そして、それから約9年が経過した2010年の頃。
若林志穂さんは出演者の1人からメールで「食事会に行かないか？」と誘われます。
この誘いを若林さんは治療と仕事の為に断ったそうですが…なんとこの食事会とは『天まで届け』の20周年記念パーティーのこと。

出演者からそのような事情は一切聞かされず、欠席した若林志穂さんは「目の見えない脚本家の人も来てるのに」と批判される羽目になったのだとか。

これを知った若林志穂さんは慌てて食事会会場に電話をかけたのですが、出演者の手によってその電話は強制的に切られてしまいました。

2011年の東日本震災の際、若林志穂さんは監督経由で出演者から安否確認のメールを受け取ったのですが…そのメールの内容は
『みんな待子の事嫌いだから』
という安否確認の気遣いとはほど遠いものであり、それ以降『天まで届け』関係者から連絡が来ることはなかったのだそう。

フェイスパウダー盗難事件の際に怪しい人物のカバンを見た張本人。
盗難事件の犯人が別にいることを知っていながらその事を告げず若林志穂さんに犯人の濡れ衣を着せ続けました。

暴露されたイジメに対し本人は
「そんなこと、絶対ないですよ。私も綿引さんも子どものように可愛がっていたし。セリフは多かったし大変だったかもしれないけど。待子はなんでそう思っているんだろう？」
と答えているそうです。

画像は『天に届け』シリーズに関わった8人のプロデューサーのうち、唯一画像が存在した澤田隆治氏の顔写真。
『天に届け』シリーズのプロデューサーは澤田隆治、後藤史郎、浜井誠、高橋泰、弘田九三、七度理、木川康利、田中満となっていますので、この中の誰かが盗難犯人を知っていながらPTSDの若林志穂さんを「頭おかしい」と罵った事になりますね。

20周年パーティーと説明せずに食事会を断らせる、パーティー会場へ電話した若林さんの電話を切る、東日本震災時に嫌がらせメールを送るなどしたイジメの主犯格は『天に届け』四男の五郎役・俳優の須藤公一とのことでした。

須藤公一はこのイジメへの取材に対し事務所を通じて
「待姉の誤解を解く事はできませんでした。」
「6年ぐらい前に待姉に携帯番号を解約？　変更？　され、それからは全く連絡がつかない状態でした。」
と返答しています。

6年前なら東日本震災時に嫌がらせメールが送られた時期と合致しますね。

イジメの犯人として挙げられた本人たちは否定しているようですが、世論では若林志穂さんの暴露を真実だとする考えが多く、1人の女性を対象に10年も続いた芸能界のイジメに戦慄する声も上がっています。
もしもこの話が本当ならば加害者たちには若林志穂さんに謝罪をして欲しいものですね。