どれだけ振り幅があろうと、山田さんとて1人の男。じっくり考えていけばどんな考えの人間か分かるはず…きっと分かる……分かるつもりで頑張ってみよう。

・本名　　　　：山田孝之
・生年月日　　：1983年10月20日
・血液型　　　：A型
・年齢　　　　：33歳　　　（2017年1月現在）
・出身地　　　：鹿児島県
・身長　　　　：169cm
・所属事務所　：スターダストプロモーション
・家族　　　　：姉2人　長女：椿かおり（女優・モデル）　次女：SAYUKI（歌手・モデル）

デビューのきっかけはスカウト。スカウトされた1年後には早くもドラマ『サイコメトラーEIJI2』で俳優キャリアをスタートさせました。

山田さんの主な出演作を振り返りましょう。「カメレオン俳優」の名に恥じない振り幅を感じてください。

・映画『手紙』
・映画『その時は彼によろしく』
・ドラマ『WATER BOYS』
・ドラマ『世界の中心で、愛を叫ぶ』

・映画『MW-ムウ-』
・映画『大洗にも星はふるなり』
・ドラマ『白夜行』

・映画『クローズZEROシリーズ』
・映画『闇金ウシジマくんシリーズ』
・映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』

・映画『鴨川ホルモー』
・映画『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』
・ドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』

ざっと一部ですが、これ以外にも勇者になったり、記憶喪失になったり、一人三役を演じたり、舞台でほぼ全裸を見せつけてみたりと、なかなかの振り幅。カメレオン俳優の名に恥じないキャリアです。

ちなみに山田さん、演技をする上で自分の中に「芯」を持たないそうです。役を演じる以上、役の中に「山田孝之」の要素は必要ないとの判断。どんな変わった役でも、役に入り込む、「憑依型」の役者さんなんですね。

ちなみにすべてお仕事ではありません。完全プライベートだそうです。
そもそもはAKB48の大島優子さん推しだったそうですが、それだけにとどまらずでんぱ組や神宿のライブにまで出没。

ご本人曰く、「ファンの熱量とか、すごいカオスな空間が好き」と、アイドルとファンが作り上げる空間が好きな模様。
これ、かなりガチ勢なご意見です。

バラエティ番組『ダウンタウンなう』の「本音でハシゴ酒」のコーナーに出演した山田さん。
松本人志さんに「推しているアイドルに“抱いて”って言われたら？」と聞かれると、

「抱きません」

と、即答。松本さんと坂本忍さんは終始理解不能といった感じでしたが、ネット上のアイドルヲタクの人々からは絶賛の声が。

『闇金ウシジマくん』の映画で、生涯推していくことを宣言している大島優子さんと共演。撮影当初はまともに目を合わせることもできなかったとか。ピュアといえば聞こえはいいですが、芸能界では大先輩なんですから、もっと堂々としてもいいような気もしますね。

山田さんは、「アイドル」個人が好きというより、アイドルとそのファンが作り出す空間に興味があるようです。カメレオン俳優として、単純に興味の対象なのかもしれません。自分の知らない世界に惹かれる。惹かれると実際体感しないと気が済まない。体感するからこそ演技の引き出しが増える。そんな考え方が根底にあるのかもしれませんね。

バラエティ番組にはあまり出演しませんが、出れば必ず爪あとを残すのが山田さん。芸人さんも驚くほどの頭の回転の良さが山田さんの持ち味です。そんなセンスの一端が溢れだしているのがtwitterでのつぶやき。

ここは四の五の言わず、一気に見てみましょう。

◎「山田さんの眼鏡のふちが食パンの耳になる魔法かけていいですか？」というツイートに対して↓

◎「パンツとパンティーの違いを教えてください」というツイートに対して↓

◎「ロシアの軍人が作った格闘技『システマ』ならえばどれだけ殴られても痛く感じないらしいんですけどもしかして山田さんそれやってますか？」というツイートに対して↓

◎「あなたトトロって言うのねぇ〜〜！！！！！」というツイートに対して↓

◎「俺が監督になって、ヒロイン長澤まさみ 山本美月にして、主演を綾野剛にしてやる」というツイートに対して↓

◎「カバンの中にニンニクとニラ忍ばせておきますね」というツイートに対して↓

◎「E-girlsが無数に転がってたらどうします？」というツイートに対して↓

◎「オリンピックそろそろ山田さんの出場する番じゃね？」というツイートに対して↓

◎「最近の山田さんは、どこへ向かっているのですか？」というツイートに対して↓

◎「唐突に失礼します。山田さんは生きている意味とか考えたことありますか？生きるのが辛いです。」というツイートに対して↓

山田さんのハイセンスな切り返しを一部お送りしました。
ファンの皆さんからの無茶ぶり、大喜利もスマートに切り返すセンス。なんでこの人芸人さんにならなかったんでしょう？

綾野剛さんや小栗旬さんなど、普段から仲のいい役者仲間の方が登場するのは当然ですが、歌手やお笑い芸人やダンサーなど、職種に関わらず広い交友関係が見てとれます。

そんな山田さんですが、20代の頃にはかなり心が病んでいた時期もあったとか。人が信用できずに、「周りの人間がいなくならないなら、自分が消えてしまおうか」などと、かなり極端な思考に陥ったこともあるとインタビューで告白しています。

そんな山田さんの思考を変えた作品があります。

この作品（ZEROⅡを含む2作品）で、小栗旬さん、綾野剛さん、やべきょうすけさん、高岡蒼甫さん、桐谷健太さんなど同年代の役者仲間と出会い、その後も交友は続いています。

すべてドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズにゲスト出演されている、『クローズZERO』共演者の皆さん。プライベートでも仲がいいようですが…。

役者仲間が集まって、熱い演劇論を闘わせているのは苦手なんだそうです。
ご本人曰く、『クローズZEROⅡ』の撮影中、皆さんで食事に行った時、他の役者さんが熱く「芝居」を語っている隅で、上地裕輔さんと2人で「話に入っていけない…」と小さくなっていたそうです（笑）。

①どんな役にもなりきることができる
②アイドルとファンが作り出す異様な空間が好き
③無茶ぶりにもスマートに切り返すセンスがある
④交友関係が広い
⑤熱い役者仲間が多数いる
⑥でも演劇論よりクソみたいな話が好き

ね？
分からないでしょ？

で、終わってしまうのもアレですので、ここは無理矢理にでも解釈しましょう。

山田さんについて調べていると、一貫して感じるのが「自分が楽しいと思ったことをやる」という信念です。
周りに何と言われようともアイドルを応援し、とても出演しないと思われた深夜のコメディドラマに出演し、ジャンルを問わず楽しい仲間がおり、イケメン俳優とは思えないような言動があり。

こう考えると山田さんは、いわゆる「少年の心を持ったまま大人になった」男の典型なのかもしれません。そんな山田さんの純粋さにファンは惹かれているのでしょう。

無理矢理解釈してみましたが、当たらずとも遠からずといったところではないでしょうか？

ただ、いくら山田さんが少年の心を持っているからと言って……

そんなに真剣におっぱいの審査をしなくてもいいと思いますよ（笑）。