国民的お笑い芸人・志村けんさんが8月19日肺炎が悪化し緊急入院していたことが明らかになりました。

この日は志村けんが座長を務める舞台『志村魂』大阪公演初日であり、19日～21日までの3日間にかけて行われる予定であった公演全てが中止になるという事態を受けファンから心配の声が上がっています。

志村けんの緊急入院が明らかになったのは大阪公演初日である8月19日の夜の部(午後5時～)終了後。
舞台『志村魂』が行われている大阪新歌舞伎座の公式HPに舞台の公演中止のお知らせとお詫び文が掲載され、志村けんが急病になってしまった事が掲載されました。

謝罪文には緊急入院という言葉は記されていなかったのですが、がすぐに関係者から志村けんが緊急入院した情報が漏れてしまったようです。

中止になった『志村魂(しむらこん)』とは今年で第11回目となる志村けんの全国公演舞台であり、大阪の前には名古屋・東京でも同様の舞台が開演されていました。

内容は志村けんのバカ殿などテレビで超有名なキャラクター達が舞台上でコントを行うライブコントが主流になっており、ダチョウ倶楽部や大場久美子、磯山さやかなど豪華出演陣が勢揃いした爆笑必須のものばかりだったそう。

緊急入院3日前の志村けんさん。
この日志村けんは10日～16日の7日間にかけて行われた名古屋公演を終えて東京に帰ってきておりました。

関係者によると、名古屋公演最終日の志村けんさんはそれほど体調が悪そうに見えず、帰京の際も普通そうに見えていたそうですが…。

名古屋から帰京した翌日の8月17日。
志村けんは体調不良を訴え東京都内の病院へと向かいます。
診察の結果、志村けんは医者から『肺炎』と診断が下されました。

この時点で休演や公演延期を決めなかったのは本人の責任感の強さ故なのでしょうか？

その後19日に大阪公演初日に臨んだ志村けんでしたが、舞台公演終了直後急激に肺炎の病状が悪化。
病院に再度急行する事になり、お医者さんから志村けんにドクターストップ。
これ以上の舞台出演は困難と断言しそのまま緊急入院する運びとなりました。

志村けんが肺炎になった理由としてネット上では様々な理由が推測されています。

まず、“志村けん煙草肺炎説”。

志村けんは大変な愛煙家であり、放送局へ何度クレームが来ても自分のコント番組で煙草を吸う事を絶対やめないほどの煙草好きです。
喫煙歴もかなりの長さになると予想されますが…。

煙草を吸っていると肺にある線毛という器官の動きが悪くなり、肺炎の原因となる病原体が肺の奥まで入ってきやすくなってしまいます。
事実喫煙者は非喫煙者に比べ2倍ほどの肺炎リスクを持っており、肺炎に罹りやすい体質になってしまうんだそう。

この肺炎リスクは一日に吸う煙草の本数が多く、長く煙草を吸い続けている人ほど高まってしまうと言われています。
66歳という志村けんの年齢を考えると喫煙歴もかなりの長さになるでしょうね。

そういった背景から
「たばこが原因の肺炎では？」と考える人は多いようです。

続いて囁かれているのが“志村けん誤嚥性肺炎説”。

この肺炎は唾液や飲み物などを間違えて肺へ向けて飲み込んでしまった後上手にせき込んで全てを吐き出すことができず、肺に液体ごと細菌が残ってしまった時に起こる肺炎です。

季節関係なしに起こる肺炎のほとんどがこの誤嚥性肺炎であり、高齢者が起こした肺炎の70％以上がこれによっておこるとされています。

志村けんはお笑い芸人の中では比較的高齢であり、食べ物や飲み物を上手に飲み込んだりうっかり気管に入った時にせき込んで液体を出す能力が落ちてくる時期に入っていてもおかしくはありません。

こちらの説も十分に頷けるものでしょう。

緊急入院が明らかになった直後、ファンから次々と心配の声が上がりました。

世代を超えて愛される芸人・志村けんにはまだまだ頑張って欲しいものですね。

社会医療法人財団慈泉会による集計によると、60代の肺炎の場合平均入院期間は15.1日となっており、志村けんさんも合併症や他の病気の発覚がない限りそれくらいで退院するのではないかと考えられます。

しかし、高齢者の肺炎の治療は体力によるところが大きく志村けんさんは現在の詳しい病状も明らかになっていません。
大酒飲みで肝臓の数値も危ないと診断された事もある志村けんさんは大丈夫なのでしょうか？

ゆっくりと休養して貰い、元気な姿をテレビで再度見られるよう祈るばかりです。