HISの「東大美女が隣に座ってくれる」キャンペーンも中止になりました。
プロとコートレーションに続き、セクハラだと批判をされてしまった企画、イベント、CMが続々中止に追い込まれています。

ざっくりいうと、フライト中に隣の席に座ってくれる東大美女とおしゃべりして旅を楽しむ企画。知的な会話を楽しんでもらい、SNSでの拡散も狙いでした。

女性の性を売り物にするよう受け取られ、批判の対象になり意図しない拡散をされる結果に。

この企画が告知されたのは、2016年5月11日。11:38と時間が記録されています。

当日から満を持してのスタートだったようですが、24時間も経たないうちに批判により中止に追い込まれてしまいました。

”みんなの旅を面白くする “旅ナカワクワク”シリーズ第一弾”

というシリーズ企画で、今後もワクワクなシリーズが行われる予定だったのでしょう。

知的な人と会話だなんて刺激になるのに、という感想も出ていました。

隣に座ってくれるはずだった東大美女たちは「東大美女図鑑」のモデルになった現役の東大女子学生。

HISの意図としては旅に向かう途中、教えるのが上手な東大美女に「行先のことを教えてもらう」という有意義な時間をすごしてもらうことだったようです。

説明を聞けば、なるほどとも思えます。しかし「東大美女を隣に座らせて旅をするだと？！」と一部から批判が殺到してしまいました。

5月22日に放送されたフジテレビ系「ワイドナショー」でこの企画に辛辣な意見を言いました。そして炎上。

まあ今後HISからのCMは来なさそうですね。

立ち回りのうまい芸能人なら、もっと違う言い方をしたかもしれません。それに、なんとなく妬みで発言しているようにも思えます。

”皆様に不快な思いを感じさせ”
”深くお詫び”

すごく謝ってる感が出ていると思うのですが、この謝り方まで「ヘタレ」「曖昧」と文句を言われています。

そもそも企画の元になった「東大美女図鑑」ってどんな図鑑なのでしょうか？スリーサイズも書いてあるのでしょうか？（って、これがセクハラか）

「東大には美人がいない」「東大には女子学生が少ない」というイメージを払しょくするために結成されたという『東大美女図鑑』組織。

結成当初の2013年に学生らが東大美女を40名ほど集めてスタートさせました。

その後、「ミス東大コンテスト」などの催しを成功させ写真集も自費出版で発売しています。各マスコミでも取り上げられ売れ行きも好調なようすです。

このような事件が起こるというのは、すでに過去のイメージの払しょくには成功したようです。

しかし、よく考えたらこの団体の結成理由もセクハラと言われてしまいそうですよね。最近では「ミスコンテスト」はセクハラだという意見も聞かれますが、この東大美女図鑑が開催した「ミス東大コンテスト」は、初回が2013年だそうですから、時代に逆行しているのでは？

そこは自分たちでやっているからいいのでしょうか。

それとも東大ブランドなら許されるのでしょうか。

今回、批判を浴びたのも東大美女図鑑ではなく企画をしたHISです。なんだか奇妙な感じがしてきました。

そ、そうですか。わかりました。

口の悪い人は、「これは淫乱企画だ！」「女子学生による接待企画だ！」と激しく批判しているようです。女性のお客さんが「東大生に色々教えてもらいたいな！」と応募する可能性だってあるはずですが、なぜか客はすべていやらしい男性だと決めてかかっているようです。

たぶん「東大美女図鑑」側にしたら、元々が自分たちを商品化して売る活動を続けているわけですから、本人がいいのなら別にいいじゃんとも思えてきました。

総合すると、「東大美女をキャバ嬢みたいに客の接待に使っている！」的にとらえて批判したくなったのでしょうか。

そういう気持ちがあるとすると、淫乱とか接待という言葉が出るのもわかるような。

HISも「東大美女が子供の宿題も手伝う」など家族向けを装ってはいるものの、ちょっと想像すれば誰が応募してくるかはわかりそうですしね。

その辺のいやらしさ（Ｈな意味と銭勘定のいやらしさ）を感づかれてしまったのかもしれません。

キャバクラと出会い系の両側面を持っているとの見解です。

もし、フライト中に客が一方的に恋心を募らせてしまったら、と想像するとさすがに怖いです。

他人の目はあるものの密室ですし、窓から飛び降りることもできませんしね。そこまでではなくても、触られる危険はあるはず。

東大生の間ではまだまだ話題になっているらしいですが、他の大学に通う生徒から見ると「心底どうでもいい」となります。

さすが東大を批判する人も難しい言葉を使います。

セクハラの定義は人それぞれです。
ただ、HISもうまいことセクハラにならないプロモーションを練り直して発表するべきだったかもしれません。