フリーアドレスが普及し始めた当初は、オフィスのコスト削減を目的に導入されたと言われています。ですが、現在では、固定席がないことにより、いろいろな人と仕事をすることができます。部署の垣根を越えて仕事をすることにより、互いに刺激しあえるという目的で導入している企業が多いです。

自分の席が決まっていないので、明日はまた違う人が席を使うことになります。それにより、常にデスクが綺麗に保たれます。また、いろいろな人とコミュニケーションを取ることができるので、社内でのさまざまなシナジーを発見することに繋がるでしょう。

個人差はありますが、フリーアドレスのオープンな環境が苦手という方もいます。そういった人は、フリーアドレスがストレスに感じてしまうでしょう。また、フリーな空間から、会社としての集団意識が薄れてしまうという懸念もあります。

会社によってフリーアドレスの形もさまざまななので、大体の流れを解説していきます。

出社→席決め→仕事開始→お昼休憩→仕事再開→退社

この流れの中で、常にだれかとコミュニケーションを取ることが可能です。お昼休憩時には、宅配弁当を注文して一緒にお昼を過ごす人たちもいます。これは、コミュニケーションの促進がもたらした効果でしょう。

フリーアドレスを導入して成功したと言える企業はたくさんあります。その一例を紹介していきます。

フリーアドレスを導入した当初は、社員がいつも同じ席に座り、フリーアドレスを実施している意味がなかったのです。ですが、席の固定化を改善するため、更にダーツシステムを導入しました。ダーツで席を決めることにより、完全ランダムになることができたのです。

フリーアドレスを導入する目的やメリット・デメリットについてまとめてきましたが、参考になったでしょうか？
オフィスに新しい風を吹かせたい企業は一度試してみるといいでしょう。
ただ、フリーアドレスを成功させるためには、常に社員の意見を聞いて、カルビーのように改善していく必要があります。