明治時代というと日本はまだまだ鎖国状態から抜け出したばかりの頃。当時の日本は外国の人々にどのように映っていたのか？また今の町並みと100年前の町並みはどこまで変わっているのか？
そんなことを感じることのできる写真を集めてみました。

現在でも日本の国技として扱われる相撲ですが、明治時代の相撲の様子を写した写真がこちら。現在の力士より少し小柄な印象を受けますね。

人力車に乗り移動する女性とそれを引く男性の姿が映されています。今と違い、整備されていない道を行く人力車の姿は時代を感じさせてくれる1コマですね。

当時のお祭りの行列の様子と思われる写真です。色とりどりの着物が目に付きます。

100年前の横浜本町通りの様子です。

傘を張っている職人の写真。当時の写真技術では現在のようにシャッターを押した瞬間に撮影できるというものではなく、一定時間静止しておく必要がありました。そう考えるとこの構図も大変貴重なものですね。

背景の富士山がとても美しい風景です。

この写真の撮影者ファルサーリ氏の写真のほとんどは東京や横浜など関東で撮影されたものですが中にはこのように大阪で撮影された写真もあります。

本物のカラー写真と一見見分けのつかないような金閣寺の写真です。当時から美しさは変わらないようです。

100年前の京都四条通の写真。今よりも道幅が広い様子が見て取れます。

写真が残っているおかげで明治に息づく日本人の姿に触れることが出来るのはとても嬉しいことですね。明治といえば日本が急速に近代化したい時代であり、同時に江戸時代までの文化も色濃く残っている時代でもあります。
普段より少しだけ心を落ち着けて、100年前の日本に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。