NMB48のキャプテンとして約8年間活動を続け、卒業後はシンガーソングライターとしての道を切り開いている山本彩さん。

彼女の卒業コンサートには3万人のファンが駆けつけ、NMB48の卒業ライブにおいては過去最高の盛り上がりを見せました。

山本彩さんの卒業ということで、メンバー全員はもちろんのこと、すでに卒業していたメンバーたちも集合。

伝説の1期生と呼ばれていた渡辺美優紀さんや山田菜々さんも参加したことで、山本彩さんの卒業コンサートはさらに盛大なものとなりました。

その卒業コンサートの内容や、山本彩さんの卒業に駆けつけた元1期生メンバーたちとの絡みなどをご紹介していきます。

山本彩さんのファンだけでなく、NMB48全体のファンにとっても忘れられない1日となったようです。

山本彩さんの卒業コンサートは、2018年の10月27日に大阪・万博記念公園にて開催されました。

セットリストや衣装、演出などにも山本彩さん自身が携わったコンサートは「NMB48 SAYAKA SONIC ～さやか、ささやか、さよなら、さやか～」と題されて行われ、NMB48のライブとしては最大規模の動員数を誇ることに。

3万人というファンが集まった会場には48グループの恒例でもある「OVERTURE」からスタート。

白をベースにした衣装を着た山本彩さんが登場すると、会場は割れんばかりの歓声に包まれました。

ちなみに卒業コンサートで白の衣装を着たメンバーは、これまでの48グループ卒業者では初代総監督高橋みなみさんと、初代センター前田敦子さんのみということで、その衣装にも注目が集まったようです。

山本彩さんの卒業コンサートでのセットリストは基本的にすべて自身の意思を込めて作成したとのこと。

そのため、ライブ楽曲ひとつひとつに意味があり、後輩メンバーたちへの最後のアドバイスにもなっていたようです。

また、なかなかスポットの当たらないメンバーにもしっかりと見せ場を作るなど、実に姉御肌気質の山本彩さんらしい演出にもファンからは大きな拍手と歓声が送られました。

自分自身のNMB48としての歴史が始まったデビューシングルは、当時一番若い期生である5期生たちとドラフト加入組と共に披露。

山本彩さんいわく、

いつまでもこのデビューシングルのときのような新鮮な気持ちを忘れないように

という自分自身へのメッセージと共に、後輩へ初心忘れるべからずの精神を説いていたのかもしれません。

こちらは次世代のエース候補たちと一緒に披露した「結晶」

この曲も初期のころの楽曲ですので、デビューシングルと同じような気持ちがあったのかもしれません。


この結晶が発表されたくらいからがNMB48も世間に認知され始めたころですので、思い出が詰まっているのだと思います。

こちらの「孤独ギター」は2016年に発売されたNMB4816枚目シングル「僕以外の誰か」のカップリング曲です。

シンガーソングライターを目指していた山本彩さんが目立つギターナンバーでもありますが、メンバーの日下このみさんとの間にはとある約束が。

それは「山本彩が弾く孤独ギターで日下このみがダンスパフォーマンスをする」というもの。

公私共に仲が良いという2人ですが、山本彩さんはトップ中のトップメンバーで選抜から漏れることは当然なく、常にグループの中心にいました。

しかし、かたや日下このみさんは3期生として2011年に加入後、山本彩さんの卒業コンサートまでの間に選抜回数は4回と「正直そこまでパッとしないメンバー」という印象。

ただ、この日下このみさん、グループの中でもトップクラスのダンスパフォーマンス力の持ち主なのです。

その実力は山本彩さんも当然認めるほどで、いつか孤独ギターの間にパフォーマンスをしてもらいたいと考えていたとのこと。

そこで自分の卒業コンサートで長年の目標でもあった競演を果たすことにしたそうです。

これには初期から応援しているファンからもかなりアツい感情がこみ上げたことでしょう。

日下このみさんに対する注目も集まったので、山本彩さん的には最高の置き土産をあげられたのではないでしょうか。

実際に圧巻のパフォーマンスを魅せた日下このみさんも見事です。

山本彩さんとは結成当初からグループの2枚看板として活躍していた元1期生の渡辺美優紀さん。

一時期はお互いが意識をして仲の悪さなども噂されていましたが、実際のところはLINEなどもやり取りをするそうです。

そんな渡辺美優紀さんが登場したシーンはこのライブの最大の見せ場だったかもしれません。

この「僕はいない」という楽曲は元々渡辺美優紀さんがセンターを務めていたシングル曲ですので、登場したときにはラスボス登場くらいの盛り上がりを見せました。

また、再度山本彩さんと渡辺美優紀さんとの仲についてですが、実際にあまり口をきかない時期もあったそうで、そんな時間をすごしてきた仲間だからこそ特別な感情が芽生え、最後にはお互いを認めるようになっていったそうです。

先に渡辺美優紀さんが卒業したときにはコンサートで珍しく涙を見せた山本彩さん。

思うところがたくさんあったのか、歌まで飛ばしてしまうことに。

プロ意識の塊である山本彩さんが涙で歌えなくなるくらい、渡辺美優紀さんとの関係は深かったことが分かります。

メンバーとして在籍していたころは、おそらく最も多く山本彩さんと仕事をしてきた年上メンバーの山田菜々さんも卒業コンサートに参戦。

こちらは笑いと共に登場と山田菜々さんのキャラクターを感じさせてくれる演出となっていました。

やはり山田菜々さんが参加すると笑いが生まれるようです。

山本彩さんもリラックスしている様子が分かりますから、本当に仲が良いことが分かります。

デビューをした当初にいた1期生メンバーのほとんどが集結して、卒業コンサート恒例の楽曲「卒業旅行」を披露。

歌詞の中には「10年後なにをしているか」「結婚している子もいるのだろうか」という内容が含まれているのですが、

見事にひとり元1期生メンバー・岸野里香さんが結婚をしていて子供もいました。

初期からのファンからするとかなり感慨深いかもしれませんね。

また、渡辺美優紀さんの卒業ライブでは泣いてしまった山本彩さんでしたが、自身のときには涙を見せながらも見事に歌いきってくれました。

山本彩さんの卒業コンサートに登場した元1期生の木下百花さん。

自身のソロ楽曲でもある「プライオリティー」を引っさげての登場に女性ファンからは歓喜の声援が飛びました。

また、プライオリティーというとライブ中盤に行われる百合劇場も名物。

メンバー同士での濃厚な絡みが見れると期待していたファンの想像をはるかに超える演出に会場が沸きました。

楽曲の間奏中に行われたミニ演劇の最後には山本彩さんと太田夢莉さんのキスシーンも。

こちらの完全版は動画でどうぞ。

会場からは黄色い歓声と男性ファンからの興奮の咆哮が聴こえたそうです。

ちなみにプライオリティー動画の最後には木下百花さんからもキスされていますので、そちらもどうぞ。

ファンやメンバーからも惜しまれながら卒業していった山本彩さんですが、その後はシンガーソングライターとして活動をしていく様子ですので、そちらでの活躍にも期待したいところです。

おそらくNMB48のライブでこれ以上に盛り上がるということはこの先ないのではかと思われるほどの熱気に包まれた山本彩卒業コンサート。

やはりその偉大さが分かりますね。

これからは芸能界・アーティスト界で生き残りをかけてがんばってもらいたいと思います。