感染症を媒介する害獣!日本に生息するねずみたち

ねずみは見た目の可愛らしさとは裏腹に、危険な感染症を媒介することでも知られていますよね。

まずは基礎知識として、日本に生息しているねずみの種類からチェックしていきましょう。

・ハツカネズミ

性格は温和で警戒心が低い。草食性で農作物や、貯蔵穀物を食害する。

非常にすばしっこく、ジャンプ力もすごいので、50㎝くらいは跳ねて逃げたりするので、捕獲は困難とされるものの、他の家ネズミに比べると、民家への害が少ない反面、農家の貯米庫などへの安心した出没率は、ほっとする(笑)

・クマネズミ

クマネズミは乾いていて雨風がしのげる密閉空間を好みます(基本的には縦横10cm程度の狭い空間を好んで選ぶようです)。

本来は昼行性の生き物なのですが、人家に住むクマネズミは完全に夜行性です。
これは人間を相手にするには夜に行動したほうが都合が良いことを学習しての行動だと言えるでしょう。

クマネズミはそれぐらい知能が高く、適応力に優れた動物です。

・ドブネズミ

生息場所

台所、厨房、地下室、下水溝、ビルの比較的低層階など、水回りを主な生息場所としています。

比較的平面的な活動をし、雑居ビルなどに多く生息しています。

運動能力

泳ぎが得意で、1分間に5~8mの速さで泳ぐとの報告があります。

壁に1cm程度の穴があれば、周囲をかじり自分の体が通る大きさに穴を広げて、通り道にします。

日本に生息しているねずみの中でも有名なのが、ハツカネズミとクマネズミ、そしてドブネズミです。

このどれもが感染症を媒介する可能性があります。

現在でも流行することも・・・レプトスピラ症の主な症状

ねずみが媒介する感染症の種類は多く、命にかかわるものもあります。

今回はそんな感染症の中でも注目しておきたいレプトスピラ症についてピックアップしていきますよ。

早速、症状を見ていきましょう。

5 ~14 日間の潜伏期を経て、発熱、悪寒、頭痛、筋痛、腹痛、結膜充血などが生じ、第4 ~6 病日に黄疸が出現したり、出血傾向も増強する。

レプトスピラ症の臨床診断は見逃がしがおこりやすいが、臨床症状とともに、保菌動物の尿に汚染された水との 接触の機会、流行地域への旅行歴などの疫学的背景が手がかりとなる。

一般的に1~2週間ほどの潜伏期間を経てから症状が現れるようですね。

潜伏期を経て、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、腹痛、結膜充血などが生じ、発症後4~6日目頃に黄疸が出現したり、出血傾向も強まります。特異的な症状がないため初期診断は困難です。

軽症型の予後は一般的に良好ですが、ワイル病では早期に適切な治療がなされない場合、死亡率は20~30%です。

重度の場合は死に至る確率が高まってしまいます。
少しでも症状が出た場合は、すぐに病院を受診するのが一番です。

レプトスピラ症にならない為にはどうするべき?気になる予防方法

レプトスピラ症は危険な病気です。
そのため、病気にならないための予防が最も大切になってきます。

ここでは危険な感染症を予防するための方法をいくつか確認していきますよ。

・怪我している時に水に触れない

予防できるワクチンは現在ありません。

水に関連するレクリエーションをする人は、水の中でケガをしないよう、防護のための装備を着用しましょう。
皮膚にケガがある場合には水の中に入らないようにしましょう。

汚染されている可能性のある場所で水を飲むのはやめましょう。

レプトスピラ症になったねずみの糞尿に汚染された水から感染するケースも多いようです。

基本的に安全が確保されていない水を飲んだりするのはやめましょう。
例えば、ため池や古いプールなどで泳ぐのも危険です。

・動物やペットには注意を払う

飼い犬を、感染源となる湿地に近づけない。飼い犬の健康状態に気を配り、飼育環境の消毒や乾燥に努める。犬の排泄物を処理した後は、必ず手洗いする。

感染の媒体(ベクター)になるネズミなどの野生動物を駆除したり、居住環境(敷地を含む)への侵入を防ぐ。

ペットの犬からレプトスピラ症に感染してしまうこともあります。
散歩に連れていく場合は、不用意に水源や湿地に近づけないようにしましょう。

・特にネズミには・・・

また、ねずみを住宅に進入させないようにする工夫も大切です。

ねずみによって引き起こされる被害はさまざまにありますが、そのひとつが、病原菌を媒介するということです。
ネズミのフンには病原菌もついていますし、悪臭も発生します。

家に小さなお子さんやペットがいると、なおさら不安ですよね。

でも、正しい方法で処理をすれば大丈夫です。
ねずみが嫌う成分を撒くことでねずみを遠ざけられるのが忌避剤。

スプレーや設置式、くん煙タイプのものがあります。基本的には他の駆除法と併用して使われているようです。

忌避剤を使用するとねずみを寄せ付けない効果を得られるため、捕獲したり殺傷したりしなくて済むのが利点。

忌避剤などを使えば、住宅にねずみが侵入するのも防げます。

この方法なら、殺鼠剤や粘着シートとは違い捕獲したねずみの処理をする手間も省けるのでおすすめです。

ねずみが住宅に発生しても良いことなし!感染症を防ぐための努力をしよう

日本には数多くのねずみが生息しています。
住宅に現れるタイプのねずみもいますよね。

これらのねずみはレプトスピラ症などの感染症を媒介する危険な存在です。
レプトスピラ症は死に至ることもある感染症とされています。

ねずみ対策など、自分にできることから始めれば、レプトスピラ症は簡単に防げるでしょう!

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