「ダサすぎる」「韓国伝統衣装のパクリ」と批判され、小池百合子氏がデザインの刷新を発表していた東京都観光ボランティアの新ユニフォームデザインが発表されました。
この新ユニフォームのデザインに対し、ネット上では様々な意見が述べられているようです。

東京観光ボランティアとは、2020年に開催される東京五輪に向け、海外からの観光客を案内するため募集されている一般ボランティアの名称です。
このボランティアのため、舛添元都知事らは東京都観光ボランティアユニフォームのとして上の画像のユニフォームデザインを公開したのですが、このデザインが発表された直後、あまりのダサさに世論が大炎上してしまいました。

デザインの問題だけならばセンスの問題で済んだのですが、ネット上ではユニフォームのデザインが韓国の伝統衣装とあまりに似過ぎているというパクリ疑惑まで指摘され、親韓派の舛添元知事らが故意に韓国の衣装に似せたユニフォームで日本をアピールしようとしていたのではないかという疑いの声まで上がっていました。

そこで、2016年に東京都知事になった小池百合子氏はこのユニフォームのデザイン変更を発表し、『東京ブランドのあり方検討会』を設置してデザイナーごとユニフォームの改革を行う事を宣言しました。

デザイン変更が決定して約10ヶ月が経過した2017年9月15日、小池百合子氏らによって東京都観光ボランティア新ユニフォームのデザインが発表されました。

このデザインは複数候補のあったデザインの中から「『伝統と革新』のコンセプトが効果的にデザインされているか」や「ボランティアへの参加意欲を醸成するデザインとなっているか」など13項目を参照にして選ばれたものであり、小池百合子氏と専門家らが判断し決定したデザインなのだそう。

観光ボランティアの人達が通年で使うこのユニフォームに対し、小池百合子都知事は「統一感が出たのではないかと思っています。江戸の模様の市松模様を採用することでメッセージ性という大事な部分を抑えることができた」 とコメントしており、エンブレムの市松模様とも合わせてデザインを統一できたことに満面の笑みを浮かべていました。

ネット上で問題とされていた日の丸ハチマキやカバンも黒いシンプルな物に変更され、機能性も充実されているそうです。
この新ユニフォームはデザイン発表後約3000枚が配布される予定であり、話題性によるボランティア人員の増加が期待されています。

東京オリンピックの会場外で観光案内を行う東京都観光ボランティアの人々のデザインはこの市松模様のデザインで決定されたようですが、東京オリンピック中に会場内で活躍する五輪ボランティアスタッフのユニフォームデザインはまだ決定すらしていません。

次はこちらの発表になるかもしれませんので、まだまだ『東京ブランドのあり方検討会』には注目していきたいところですね。