2017年現在、Twitterを通してイラストレーターとしての仕事を獲得している“絵師”と呼ばれる人間が増加しています。
しかし、そのTwitterの機能を悪用して気に入らない絵師や他利用者のTwitterアカウントを凍結させる方法が発見されてしまい、ネットが大炎上しているようです。

Twitterアカウントが凍結される一般的な手順として、スパム行為や乗っ取り行為・偽造行為などが発覚し、そのアカウントのフォロワー数の3倍の数のアカウントからツイートを通報される事が挙げられます。

しかし、2017年8月に『けものフレンズ』や『FGO』、『アイドルマスター』などを敵視する攻撃的な東方projectファンによって1人で簡単に出来る特定のTwitterアカウントを凍結させる方法が発見されてしまい、有名漫画家や絵師のTwitterアカウントが次々凍結される事態が発生してしまいました。

その方法を発見してしまった人間によると、気に入らないTwitterアカウントを凍結させるには、まず『＠(凍結させたいアカウント名)　殺す(死ね)』という風に検索し、その検索に一致する書き込みを発見する必要があるのだそう。

その条件に合う書き込みは、上記2つのような全く違法性のないツイートで問題ないのだとか。

画像はこの方法でTwitterアカウントが本凍結させられてしまった漫画家のやしろあずきさん。
この方は凍結直後妻のアカウントから何とか報告を行っているようですが、それでもTwitterで行っていた仕事のコミュニケーションが取れなくなり、凍結解除の申請も行っているそうですが、それも通らず非常に困っているそうです。

“絵師を凍結させる方法”でアカウントが凍結された方は一人ではなく、複数人だったようです。
この方は何年もかけてTwitterでイラスト活動をする有名な絵師の方の1人だったそうですが、たった1人の人間のせいで不当にTwitterアカウントを凍結させられてしまったそうでした。

2017年8月28日現在この方の凍結は何とか解除されたようですが、以前のアカウントは永久凍結されて利用できず、これまで積み上げてきたフォロワーを無くしてしまったそうでした。

2017年8月28日現在も上記の方法で不当に凍結処理をされ、永久凍結を受けたアカウント利用者が異議申し立てを行っても英語での定型文しか返ってこないと炎上中のTwitter。
こうした事態に対しTwitter社はこの状況を把握しているとコメントし、社内で対策を話し合っている最中だと述べています。

今回の事態で永久凍結を受けてしまったイラストレーターや漫画家の方に対しては、「排除するつもりはない、表現者としてサポートしたいくらいだ」といったコメントを発表しているようでした。

今回炎上している“絵師を凍結させる方法”でのTwitterアカウント凍結方法ですが、もしこの方法での不当凍結が続いた場合、Twitter社は嘘の報告で業務を繰り返し妨害されたとして業務妨害罪での起訴を行う可能性があります。
遊び半分でこの方法を試したり、気に入らないからと不当に通報する行為は絶対しないようにしましょう。

“絵師を凍結させる方法”を考案し、その方法を拡散・実行し続けているアカウントの人物は、2017年8月28日現在も様々な絵師や漫画家のアカウントを通報し続けており、これからも不当な凍結を受ける人間が相次ぐことが予想されています。

Twitter社には一刻も早く対応策をとってもらい、正当な通報だけが通る仕組みを考えだして欲しいものですね。