警察が動いた「ブラックボックス展」での痴漢発生!?

真っ暗闇での性犯罪事件の内容は!?

5時間待ちの「アート」で痴漢事件

匿名の自称アーティストによる、謎めいた「ブラックボックス展」が、六本木のギャラリーに登場。
連日5時間待ちになるなどの大盛況だったが、その正体は痴漢が横行する場所でした。

警察が捜査に踏みきる! 被害の声はツイッターから。

「真っ暗な部屋を歩くだけのアート」に対して、警察が二度もギャラリーを訪れて調査。
ツイッターでは「ブラックボックス展で痴漢された」「キスされた」と被害者たちが声をあげました。

痴漢のリスク? キスでうつる性病も...!

痴漢をされた側もする側も、他人とキスすることで性病にかかるリスクがあります。

梅毒・淋病・クラミジア・B型肝炎など、重い病気に感染するリスクは大。
可能性は低いようですが、HIV(エイズ)、ヘルペス、キス病などのリスクもあります。

女性の方は、急ぐなら婦人科、区役所でなら安く(もしくはほぼ無料で)検査をすることができます。

男性で被害にあった人もいる? 女性だけじゃなかった!

「暗闇でどうやって女性だけ選んでキスするの」という書き込みが多いですが、男性の方々も被害にあわれていたようです。

「痴漢した」の書き込みも!?

「痴漢した」と加害者側からの書き込みもネットに現れました。

ブラックボックス展痴漢事件の全貌・被害状況

ブラックボックス展とは? 主催者は?

自称アーティスト「なかのひとよ」(Twitterで活動する「サザエbot」の中の人)による個展です。

場所と日付は?

開催地:六本木
2017年5月6日~6月17日。
6月13日~6月17日は、「アルテマレベル」バージョンにアップデート。(入場者を選ぶ門番が追加され、有料化されました)

料金は? 被害者はお金を払っていた!

アップデートされるまでの約1か月は、無料開催だったそうです。
2時間待ちなどの行列が続くようになったので、期間延長し、入場料1000円になりました。

入場前に、門番・誓約書・スマホのライト封じ

バウンサー(門番)が「選ばれし者」を厳選? ただのターゲット選び?

門番が入口に立っています。
写真では黒人の方に見えますが、実際に言葉を発している様子ではないですし、なんとも言えません。

行列の中から、入場していい人たちを選抜する役割です。
行列を見回って、騒がしい人、2列以上で並んでいる人(友達同士で来ている人)、その前後の人を強制帰宅させていたそうです。

どんな人が入場できた? 動画がある!

選抜基準は「非公開」とされていますが、参考動画があります。
公式(主催である「なかのひとよ」のTwitterアカウント)にアップロードされた、選抜の様子の動画です。

にぎやかな学生集団は排除されています。
女性らしい格好をした女性は、迷わず入場可能と判断されています。
一人で来ている、物静かそうな男性も入場可能。

一人で来ている人や、物静かそうな男女ばかりが選ばれていた?

「気が強くなさそうな女性を選んでいる」
「会場内で痴漢行為を目撃したときに、正義感を出して女性を守るような男性を排除している」などとツイッターで指摘されています。

「友達だけ入場できた」などの書き込みも多く、場内で単独にさせ声を出せない状況を作り出していました。

痴漢行為は、主催者側の意図するもの?

公式動画として撮影・掲載されたこの選抜動画を見て、意図を察した者たちが集まって痴漢行為を働いていたと推測されています。

入場前に「誓約書」にサイン?

下記ルールが書かれた「誓約書」に、入場前にサインした者だけが入場できました。
・写真撮影・動画撮影・録音などの禁止。
・情報開示なし。
・展示終了日までの期間、作品や展示環境に関する事実を、ネット上に発信しない。
・第三者に口外しない。

入場前、スマホに黒いシールを貼り、非常時にもあかりを灯せない状態に。

入り口の手前に、小さな黒い丸のシールが置かれていて、それをスマートフォンに貼るルールになっています。
場内を照らさないようにフラッシュの部分に貼る用ですが、カメラに貼る人もいたようです。

(今後暗闇で危険に遭遇してしまうかもしれない方のために書くと、スマホ画面を明るくして照らすだけでも相手の顔を認識・護身・威嚇につながるかもしれません...)

被害状況

入場者は、いきなり暗闇に入ることを知らされていなかった!

入口は2枚の暗幕。
暗幕をくぐると真っ暗な空間に。
実際はただの四角い部屋でした。

しかし、参加者は、どんな場所で何が起きるのか知らされていません。

暗闇をつたっているうちに人の手にふれる

予告なくいきなり暗闇に放り出された人々は、「カベをつたって歩く」という方法をとることになります。
カベに触れようと手をのばしていると、他の人の手にふれ「すみません」と言うことに。
目が慣れない暗闇の中、「すみません」などの声が情報として入ってきます。

痴漢に手をつかまれる

そのまま手をつかまえられ、力づくで体を触られる、胸を触られる、キスをされる、耳をなめられるなどの行為が力づくで行われ、女性にとっては恐怖の空間となりました。

「キスされた」のツイート多し

1000円払って、いきなり予告なく暗闇に放りこまれて、他人にキスをされるという出来事は信じられないものがありますが、「キスされた」などの被害報告・ツイートの多さを目の当たりにすると、絶句します。

被害者の方のブログ

警察に相談に行った方のブログでは、顔をまさぐられて唇の場所を確認されたと書いてあります。
「こうなると痴漢じゃない」と事態を深刻に見た警察は、民事から刑事に担当を変えて動いています。

深刻な性犯罪

「スカートに手を入れられそうになった」という未成年もいるそうです。
電車内などでの痴漢も深刻ですが、出口がわからない暗闇で複数人に襲われる可能性もある今回の事件は特殊です。
「次々と人が襲ってきた」「命の危機を感じた」という被害者たちの心情が、書き込みなどから見て取れます。

痴漢たちは長時間滞在していた?

「ここはただの四角い部屋なんだ」と気づくまで、もしくはやみくもに脱出口を見つけ出すまで、被害者たちは部屋から脱出することもできませんでした。

中に入った人間は、管理や監視をされることなく、長時間滞在することも可能でした。

痴漢たちは、暗闇で待機し、暗幕がめくられて光が入ったときに女性が入場したことを確認し、ターゲットにしていたと推測されています。

パニックになった人も。

事前に「暗闇に放りこまれる」ということを告知されていないため、暗所恐怖症の人には地獄でしょう。
暗闇が大丈夫な人でも「出口が見つからない」「襲ってくる人がいる」となれば、パニックになるのもわかります。

「入口の暗幕=出口」という仕組みになっていますが、頭で考えるまでグルグルと部屋を回ってしまう人もいれば、とにかく逃げられる場所を探して外に出た人もいたようです。

あなたの安全・安心を最優先しましょう。

あなたの安全・安心を最優先しましょう。

ツイッターに流れていた評判とは?

・怒る、発狂、泣く、恐怖、謝るなどしている人がいる。
・1000円払う価値がない
・「家に帰っても震えが止まらない」
・「知らない人とキスした」
・「私ももう加害者ごめんなさい」

「ウソの書き込みなら許可」

主催者側が「イベント期間中はネタバレ禁止。ウソの書き込みならネット上に流してもOK」と許可書に書いたことが、事件を混乱させました。

「痴漢された人たちはなぜ律儀にこのルールを守るのか」という声には、「期間中に書いたら、痴漢の訴えがウソだと言われるから」という被害者たちの声も。

中にはこのような「知らない人とキスしてラブホに来た」という真偽のわからない書き込みも。

警察は丁寧に対応しているそうです

被害にあわれた方は、麻布警察署へ

被害にあわれた方は、男女問わず、麻布警察署に相談しに行くことが推奨されています。
訴えが多いほど警察は動きやすいですし、調査も進みます。
麻布警察署に相談に行った方々の報告では、「不愉快な取り調べを受けたはまったくありませんでした」「女性が対応してくれる」とのことです。

少なくとも8名の被害者

2017年7月現在、麻布警察署には、少なくとも8名からの被害届が出ているそうです。

民事、刑事にふれる可能性

この事件はテレビやネットのニュースにも掲載され、現在は警察と弁護士で調査中ということです。
あくまでも「主催者側は痴漢発生を予見できていた」という証拠が上がればですが、民事責任、刑事責任にふれる行為であるという見解があります。

主催者について

「サザエbot」とは?

ツイッターが普及したころからずっと活動している、ツイッターアカウント。
プロフィールに「2010年7月に登録」とあるので、事件発生の2017年6月まで、約7年間の活動となります。

サザエbotのツイート内容は?

サザエさんのアイコンで、名言めいたものを言うのがサザエbot。
ツイッターが普及したころに流行したため、パロディbotとして人気となりました。

ブラックボックス展主催者の「なかのひとよ」は、サザエbotの「中の人」

サザエbotのプロフィール欄には、「中の人などいない」と書かれていました。
サザエbotの「中の人」は「なかのひとよ」というアーティストを名乗るようになりました。
それがブラックボックス展主催者です。

「なかのひとよ」の性別は?

人名に聞こえますが、「サザエbotの中の人よ」という意味なので、女性とは限りません。

「なかのひとよ」はTEDにも出演?

サザエbotで約20万フォロワーを獲得した「なかのひとよ」は、「アーティスト」と名乗りはじめます。
ウェブサービスや「参加型」イベントを企画。
人を動かすことに重きを置いているようです。
マネキンや宇宙服のようなコスチュームを着て「TEDxTokyo」に出演したこともあります。

TEDxTokyo 2014 Sazae Bot サザエBot プレゼン - YouTube

出典:YouTube

TEDxTokyo 2014

顔は一切出さず、匿名を貫いている?

「TEDxTokyo」では「この人物の今までのプレゼンテーションはすべてオンライン」と紹介されています。
なかのひとよ本人は出演せず、マネキンにむかって出演者が話しかけるという、シュールな画になっています。

なかのひとよが匿名を徹底するワケは?

なかのひとよは本人出演も徹底的に断り、個人情報もゼロ。

まずサザエさんのアイコンを使っているところが著作権に引っかかるというのがネックなので、それで匿名を徹底し、いつ何があっても逃げられるような状態にしていたかもしれません。

匿名性=犯罪につながる危険性

そのうちに「匿名性」を犯罪に利用できるという考えに、本人もしくは周囲が引っ張られていったのではないでしょうか。

そんな中の人の本名がバレている?

真偽のほどはわかりませんが、「松田将英」という人物であるという推測があります。
インターネット上のキャッシュなどから推測されたものだそうです。
弟さんが京都府在住のアーティストであるというウワサもあります。

なかのひとよの写真「何人かで主催をやっている」

「友達の彼氏が似てる」という書き込みから端を発して、写真と「何人かで主催しているらしい」という情報がツイッターに流れています。

事件後、「なかのひとよ」は鍵かけアカウントに?

6月18日の展示開催終了とともに痴漢被害報告が一気に流れたブラックボックス展。
「なかのひとよ」アカウントは鍵がかけられ、外からは見えない状態になりました。

2017年7月現在、アイコンは真っ赤。
トップ画像には、真っ赤な画像に「ALTERNATIVE LEVEL」を反転させたゴシック体アルファベットが並べられています。

事件後のサザエbotは?

サザエbotといえば長らくサザエさんの顔がアイコンでしたが、2017年7月現在、「なかのひとよ」と同じものの青バージョンになっています。
アイコンがなく真っ青な状態。
「ALTERNATIVE LEVEL」を反転させたアルファベットが書かれた、真っ青なトップ画像になっています。

事件後も「サザエbot」は活動を続けている?

サザエbotは、botという特性もあり、開催終了後もツイートを続けています。
「世界はあなたよ」というブラックボックス展のテーマも、6月21日にツイートされています。

「ブラックボックス展、行ってみたかったな」などの人々のツイートを、事件後に(手動で)リツイートしています。

サザエbotによる、悪意あるリツイート?

1件の英語のツイートが、サザエbotによって6月27日、リツイートされました。

和訳すると「インターネットのみんなは、ミルクセーキ・ダックが大好き。ミルクセーキを飲む、かわいいアヒルだよ! ” 5 秒 後 ...” 残念ながら、お知らせします。そのダックは、人種差別主義者なんです」という内容です。

事件の共犯者にするような形で「門番」として外国の方を入口に立たせた、主催者の言葉です。
事件が明るみになった後でも悪びれない様子どころか、世間をバカにして開き直っているような印象です。

ギャラリーと「なかのひとよ」が謝罪文を公開?

「アートだから」を理由に好き放題やっているような印象のブラックボックス展。
主催者は顔も本名も明かしていない、ネット上で匿名を好んでいる人物です。
TEDで取り上げられようと、有名だろうと、関係ありません。
しっかりと主催者を調べてみることが、まず大切だと思います。

「残念ながら」「ドアを無理やり開けようとする人がいた」

公式サイトの謝罪文では「残念ながら我々が予期せぬ来場者たちがいた」「壁を執拗にはがす、ドアを無理やり開けようとする人がいた」など、おそらく危険を感じて必死の抵抗や逃亡を試みたであろう人々を批判するような文になっています。

被害を受けたのは主催者側、加害者は騒いだ来場者ですというようなニュアンスが醸し出されています。
最終的に警察に助けを求めることになった被害者たちの声を黙殺するような謝罪文になっています。

安全なイベントの見極め方は?

「イベントに行った人が悪い」という意見は、ちょっと冷たい?

主催者が「お客さんであるあなたの安全・安心に十分に配慮してくれているかどうか」を、よく見極めましょう。
お化け屋敷でも、お化け役のスタッフは、お客様の体にふれることがないように細心の注意を払っています。

個人での肝試しや廃墟めぐりなど、秩序のない場所での恐怖体験は、ケガや死、犯罪被害者だけでなく犯罪加害者になってしまう可能性があります。

自分が危険だと思ったもの、行きたくないと思ったイベントには、友達に誘われても参加する必要はありません。
危険を察したら、どんな場所であれすぐに叫びましょう。とはいえ、この会場では悲鳴があがっていたものの、助ける人がいなかったそうです...。

万が一被害にあった場合は「すぐに警察に電話で110番する」「火事だと叫ぶ」「警察に駆け込む」など、声をあげて助けを求めましょう。

治安の悪そうな場所・イベントを回避しよう

とはいえ、被害にあってしまってからでは遅いので、事前に回避することができればそれが一番です。
この事件が起きたゴールデンウィークや夏は、フェスやお祭りなど、特にイベントが多い時期です。
主催者側が安全性を確保しているかどうか、しっかり確認しましょう!

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