世間で、コーヒーの効能についてよく話されます。消化促進、集中力アップ、がん予防といったポジティブな要因から、発ガン性、貧血などのネガティブ要因も挙げられます。

一概に、コーヒーは体に良いものや悪いものとは言い切れず、いろいろな作用があるのです。

今回は、何かと話題の「コーヒー」について、みなさんが知らない意外なポジティブな作用をいくつか紹介します。

「コーヒー中毒」「カフェインは睡眠に悪い」など、何かとコーヒーに対してネガティブな印象を持っている人は多いかと思います。

しかし、「コーヒー」は何も悪いことばかりではなく、コーヒーを飲むことで様々なポジティブな効果が期待できます。

ダイエットをしている人には非常に朗報な「脂肪燃焼効果」があります。

コーヒーに入っているカフェインには、「リパーゼ」という脂肪の分解を促す酵素の働きを活性化させる役割があります。これにより、脂肪が分解されて、エネルギーとして消費されます。

ダイエットに効果的なカフェインを摂るタイミングは、運動の20~30分前です。カフェインを多くとれば摂るほど、効果が上がるということではないので、ブラックコーヒー1杯くらいがベストでしょう。

たくさんのダイエット方法がありますが、運動前にコーヒーを一杯飲むだけなら気軽にでき、また日常的にコーヒーを飲んでいる人にとっては何も障害ではありませんね。

よくコーヒーを飲んだら、トイレの回数が増えるという人は多いのではないでしょうか。これは、コーヒーに利尿作用というものがあるからです。

この利尿作用によって、むくみの解消につながります。特に、女性はむくみに悩んでいる人が多くいるので、とても朗報ですね。

また、血行改善の効果もあるため、基礎代謝が高まります。血液の循環が改善され、代謝が良くなることで、足の冷え性や肩こりにも効果があります。

手足の冷えの原因は、血行が悪いことで起こります。血行を良くしてあげると、冷え性に悩まされることもなくなるでしょう。

コーヒーを飲むと、なんだか気分が落ち着くという人は多いと思います。これも、実はコーヒーの効能の一つです。

実際の研究でも、コーヒーに「リラックス効果」があるということがわかっています。脳からアルファ波が出て、全身リラックスすれば、ストレスを解消できます。

このストレス社会では、ある程度のストレスを抱えるのは珍しいことではありませんが、できるだけストレスは溜めないで生活していきたいものです。ストレスによって、いろいろな病気を引き起こす可能性があります。

いくらボジティブな効果があるからといって、ガブガブ飲みすぎてもあまり意味はありません。物事には限度がありますよね。

カフェインは、一日に250mg以上摂取すると、夜中に目が覚めたりと睡眠に影響が出ることがわかっています。
カフェインの過剰摂取は、睡眠障害を引き起こすので、飲みすぎには注意しましょう。

カフェインは、何もコーヒーに含まれているだけではなく、緑茶やコーラにも入っているので、普段の生活から意識することが重要です。

目安として、緑茶には30mg(150ml)、コーラには35mg(350ml)含まれています。

カフェインの飲みすぎは、体に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、妊娠中のカフェイン摂取は良くないので、控えることをお勧めします。

一日のカフェイン限度量をしっかりと頭に入れて置き、健康に効果のある程度のカフェイン摂取をして、健康につなげることが重要になってきます。
カフェインに限らず、いくら健康的な食べ物といっても過剰摂取は体によくありません。

カフェインと一緒に健康的な毎日を送っていきましょう。