巨大企業『AppBank』が取引会社のデザイナーが提出したスマホケースのデザインをオリジナルだと豪語し盗作しようとする盗用未遂事件を起こしました。
盗用をデザイナーに指摘された後AppBank側はYouTubeに謝罪動画を掲載したのですが、謝罪の仕方があまりにも不誠実だとしてネット上が炎上しているようです。

『株式会社AppBank(別名：アプバンク)』とは主にiPhoneやiPadなどApple関連の周辺機器を販売している上場企業であり、2012年の設立からわずか4年で一気に知名度を伸ばした急進的大手企業です。
AppBankの実店舗は4年間で14店舗とものすごい勢いで拡大しており、成長を続ける新企業だとして投資家などにも注目を浴びている存在でした。

iPhone関連のアクセサリーを販売しているAppBankですが、AppBankはそれと同時に動画投稿サイトYouTubeにてゲームアプリを紹介する動画コンテンツを多数投稿しており、YouTubeに動画を投稿するための子会社に持つなど若者たちの間ではゲーム紹介系企業最大手としてその知名度を上げています。

iPhone周辺機器の開発と共に動画コンテンツの提供も大きな柱となっているAppBankですが、AppBankが抱える最も有名なユーチューバーがパズドラの実況プレイ動画で一躍有名となったマックスむらいです。

マックスむらいはこれまでスマホアプリを中心とした実況プレイ動画で再生数約12億回を叩き出した超人気ユーチューバーであり、現在AppBankの子会社として『スタジオむらい株式会社』を作られまでの存在となりました。

そんなAppBankとマックスむらいが問題を起こしたのは今年の12月19日。
この日の夕方にマックスむらいがTwitterに“最高のiPhoneケースの製作が決定しました！”といった旨のツイートを投稿し、直後YouTubeにてそのiPhoneケースの詳細について発表したところ、大きな騒ぎが始まりました。

YouTubeで発表されたAppBank社製オリジナルiPhoneケースのデザイン案に怒りの声を上げたのは、『株式会社トーモ』社長の東智美さん。

なんとこのデザインは東智美さんがAppBankとの共同開発のためとしてデザインデータを納入していたデザインであり、マックスむらいはこのデザインデータを知っているにも関わらずAppBank社完全オリジナルのものとしてYouTubeにスマホケースを紹介してしまっていたのです。

『AppBank社製RAKUNI』として自身のデザインしたスマホケースが発売されると聞かされていた東智美さんは慌てて共同制作担当者にFacebookにて連絡を取ったのだそうですが、この指摘を受けたAppBank社側は東智美さんに一切の謝罪やコメントを行わず、無言でYouTubeに投稿していたiPhoneケースの宣伝動画だけを削除したとのことでした。

この事に怒った東智美さんがTwitterなどのSNSにてAppBankの盗作未遂を暴露してしまい、ネット上で大炎上が始まります。

炎上が始まって数時間が経った12月20日の19時頃、AppBank社は盗作被害者である東智美さんを自社に招いて謝罪を行うライブ配信を行います。

デザイナーの東智美さんに謝罪を行う様子をYouTubeにて公開生放送したマックスむらいとAppBank社。
しかし、この謝罪があまりにも不誠実すぎるとして炎上はさらに激しいものとなりました。

まず問題となったのは、謝罪中のマックスむらいの服装。
正式な謝罪動画であるにも関わらずマックスむらいの服装が自身の名前が描かれたTシャツとパーカー姿であった事に違和感を覚えた視聴者は多く、誠意が足りないと感じたようです。

今回の盗作未遂事件で謝罪のライブ配信を行ったものの、さらなる信用の失墜を招いてしまったAppBank社。
この配信でマックスむらいのTwitterアカウントは現在大炎上を見せていますが、今回盗作被害に遭った東智美さんのTwitterアカウントもマックスむらいチャンネルの視聴者によって大炎上させられているようです。