ミュージシャンのASKAさんは2016年11月25日、
「何者かに監視されている」と110番通報。
駆けつけた警察官に尿検査を求められました。

その結果、覚せい剤の陽性反応が出たため、
3日後の28日に逮捕が決定しました。

そして、逮捕から21日後の12月19日、
検察庁が、

「提出された尿がASKAさんの尿として立証できない」

と、判断し、不起訴処分となりました。

ASKAさんが警察から尿検査を受けた後、
マスコミ各社は「ASKA再逮捕か？」と報じましたが、
ASKAさんがブログ内で、

「はいはい。みなさん。落ち着いて。間違いです。」
「フライングニュースです。」
「陽性は絶対にありえません。」

と、弁明しました。
報道番組ミヤネ屋にも電話出演し、
覚せい剤の使用を否定しました。

しかし、ミヤネ屋でのASKAさんの発言は、

・キフハブという組織に監視されている。
・盗聴・盗撮されている

など、理解しがたい発言を繰り返し、
コメンテーターの宮根誠司さんを困惑させていました。

ASKAさんは尿検査の結果、
覚せい剤の陽性反応が出て逮捕されていますが、
ASKAさんの提出したのは尿ではなく
「お茶」だったということが分かりました。

警察官によると、
尿検査の際にASKAさんの背後に立っていたが、
手元までは確認できなかったということです。

ここで気になるのは、
“お茶なのに、覚せい剤の陽性反応が出るのはなぜ？”
ということですよね。

これは推測ですが、
取調べでASKAさんに、

「陽性反応が出たぞ!」

と、言って自白に誘導させるもくろみが
あったのではないかとみられます。
つまり、陽性としても陰性としても
本人の自白があれば一発で立件できるということです。

この捜査方法は警察がよく使うものですが、
ASKAさんが一枚上手だったということです。

2016年11月28日放送の情報番組ミヤネ屋で、
リポーターの井上公造さんが、
無断でASKAさんの新曲を番組内で流すという一幕がありました。

電話出演したASKAさんは、

「公造さん、曲流しちゃだめだって。」

と、言ったのに対し、井上さんは

「あれは、逆に聞かせたほうがいいかなと思ったんですよ。」

と、受け流しました。
ASKAさんの曲は「2020年東京オリンピックのテーマ曲」
というもので、それを聞いた宮根さんは首を傾げながら、

「今までの曲調とは全然違いますよね。
　どちらかというと幻想的な・・」

と、発言しました。
なんとなく、ASKAさんの逮捕を
確信しているようにも感じる二人の雰囲気。
ASKAさんの釈放が決まり、二人はどんな発言をするのでしょうか？

ASKAさんが再逮捕されてから、
数々の報道番組で議論が巻き起こりました。

オリエンタルラジオの中田敦彦さんは、
ASKAさんの再逮捕にコメントを残しています。

　「被害妄想にかられていて、
　　それが原因で警察を呼んでその結果、尿検査。
　　被害妄想の中に恐らく家族も含まれていたのかもしれない。
　　もしかしたら『家族に疑われている、信じてもらえない』
　　っていう被害妄想をもつようになって
　　結果、そういうものに手を出してしまった」

と、まだ容疑者のASKAさんを、
犯罪者としてみなしました。

タクシードライバーがASKAさんの映っている
ドライブレコーダーをマスコミに売ったことが問題になりました。

その映像は、報道番組「スッキリ!!」にも使用され
同番組のコメンテーター宇野常寛さんは

　「視聴率目的で(ドライブレコーダーを)流すテレビもクソですよ」

と、非難しました。
これに対して、司会の加藤浩次さんは、

　「まあ、そのスタンスでやってる局はないと思いますけどね。」

と、明らかに怒った表情で反論します。
宇野さんは

「（ドライブレコーダーの使用は）テレビの傲慢だと思います。」

と返します。
それに対し加藤さんは

　「覚醒剤という犯罪があっても？」

と、発言しました。
これも中田敦彦さんと同じで、
容疑者のASKAさんの罪を断定しているようにも取れます。
また、「犯罪者なのだから、何をしてもいい」というスタンスが
非難を浴びる結果となりました。

釈放後、ASKAさんはすぐにブログを更新しました。
ブログには、

　「無罪です。様々なことは、
　　また、あらためて書かせていただきます。
　　全ての行動には理由があります。
　　今は、それしかお伝えできません。」

と記しました。
新作のアルバムに対しては、

　「こんなところで止まっているわけにはいきません。
　　やれることをやらなくては。
　　みなさんを、最高のアルバムでお待ちします。」

と、意欲を語りました。
そして、最後に

「みなさん、信じてくれてありがとう」

締め括りました。