池袋や秋葉原で地下アイドルとして活躍していたりりぽむがファンからの執拗な犯行予告を受け、アイドル活動を休止する事になりました。
りりぽむ所属の事務所は犯行予告などを既に警察に報告しており、弁護士も踏まえた話し合いを行う予定なんだそう。

魔法少女☆りりぽむは“世界中の人間を笑顔にするために魔法の国からやって来た女の子”というコンセプトでアイドル活動を行ってきた地下アイドルの女の子です。

アイドル活動を休止するまでは池袋や秋葉原を中心にライブ活動やグッズの物販を行っており、少しずつテレビなどでも取り上げられるようになっていました。

積極的にライブやイベント活動を行い、仕事の依頼も精力的に受けていた魔法少女☆りりぽむ。
ライブで元気に跳ね回る姿がファンに大人気となっており、毎回イベント会場では沢山のファンがやって来てくれていました。

一般的に行われたとしても絶対に隠され、公開されることはないアイドルの整形歴。
しかし、りりぽむはブログで自身の顔のコンプレックスについて正直に述べ、眼瞼下垂全切開二重整形という整形手術で目を二重にした事を事細かに明かしています。

術後の経過や手術後どういう風に目が変わっていくのかよく分かるようブログで写真も掲載されていましたので、カミングアウト後、女性からの注目も集めました。

徐々に知名度が伸び、少しずつアイドルとして成長していた魔法少女☆りりぽむが活動休止を発表したのは10月の21日。

公式サイトの発表によると、以前から長期間に渡ってりりぽむに対し過激な暴言を繰り返しているファンがおり、その行動がエスカレートし最近は犯行予告を繰り返すようになってりりぽむ本人に身の危険が及ぶ可能性が出て来たためとのことでした。

以下はりりぽむに対し執拗に送られていた犯行予告の呟きの一部。
りりぽむに対して犯行予告を続けていたファンは彼女と「結婚したい」と繰り返し呟きながらも「りりぽむを年内にレイプする」などといった性的な犯行予告を繰り返し、具体的にどうしたいかを述べるなど恐怖をあおる発言を繰り返していました。

Twitterアカウントを3つ所有し、その全てでりりぽむに対する暴言や犯行予告を行っているツイート主。
呟きの内容を見ている限り、この方は5月に事務所側からイベントなどの出入り禁止処分を受けています。

しかし、本人に悪い事をしているという自覚は全く無く、愛情ゆえの行為だと心の底から思っているようです。

別アカで呟かれた犯人の言い分。
暴言や犯行予告は全て無意識のうちに出たアドバイスや愛情表現であり、直接話し合えばすべて解決できるんだそう。

繰り返されるレイプ予告や暴言を受け、りりぽむはアイドル活動が続行できないほど怯えきってしまいました。
事務所側の報告によると、現在りりぽむは都内にある女性保護シェルターで身柄を保護されているそうです。

犯罪予告を行ったツイート主の呟きや事務所側の報告通り現在警察や弁護士が介入し、逮捕間近と言える騒ぎの主。
今回の事件の犯人には2つの罪が適用される可能性が考えられます。

まず、1つ目に適用されるであろう罪は“ストーカー規制法違反”。

これは事務所側が警告していたにも関わらず行われていたネット上での付きまとい行為である事からこの罪状が適用される可能性は非常に高く、付きまといの動機が『りりぽむと結婚したかった』というものである事からこの罪状で犯人が捕まる可能性はほぼ確定的と言えるでしょう。

ストーカー規制法違反で逮捕された容疑者は6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が課せられることになります。

そして2つ目に適用される可能性がある罪は“威力業務妨害罪”。
りりぽむはファン(客)の脅しのせいでアイドル活動が不可能となり、すでに決まっていた公演などもキャンセルせざるを得なくなりました。

そのため事務所側やりりぽむ側には金銭的な損害が発生しており、これらの被害を補てんするためこちらの罪状でも訴え出ているかもしれません。
威力業務妨害罪で逮捕された場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金とストーカー規制法違反よりも重い罪で逮捕され、損害賠償を請求される可能性も出てきます。

ファンの犯罪予告でアイドル活動が不可能となり、復帰時期も明かされていない魔法少女☆りりぽむ。
彼女に同情し復帰を望む人は多く、Twitterでも嘆きの声や応援の声、犯人に対する怒りの声が数多く呟かれていました。

本人には何の落ち度もないだけに早く復帰できるよう願うファンは多いでしょうね。
一部の悪意に負けずこれからも頑張って欲しいものです。