8月22日に閉幕を迎え、華々しい閉会式と共に終了を告げたリオデジャネイロオリンピック。

閉会式では次のオリンピック開催国である日本に五輪の旗が渡され次回予告として感動のトーキョーショーが行われたのですが、日本でも放送されたこのトーキョーショーの動画をコラムニストの勝部元気さんが「性的だ」と批判しTwitterが大炎上しています。

気になる海外の反応ですが、反応はかなり上々。

オリエンタルな雰囲気満載の音楽や日本的なメトロポリスの風景に絶賛が集まった他、日本にいるマリオがドラえもんの力を借りて地球の裏側にあるブラジルにやってくるなど平和な雰囲気満載のアイディアに歓声が上がっていました。

日本のアニメキャラクターが出演したことに喜びを隠せない海外勢は数多く存在しましたが、何よりも世界を驚かせたのは日本のトップ、安倍首相がマリオのコスプレをして土管から登場したところ。

この光景を見た海外紙は「閉会式は一見の価値がある」「日本は憎らしいほど楽しく平和のメッセージを伝えた」など驚きと共に安倍首相へ様々な絶賛メッセージを送りました。

世界中で大絶賛のコメントが続いていたトーキョーショーですが、NHKでトーキョーショーの動画全編が放送された直後、コラムニスト・勝部元気さんがTwitterに動画への批判コメントを掲載し大炎上が始まります。

問題になったのはショーの序盤にあった女子高生の跳躍シーン。
この女子高生は将来オリンピックでの活躍が期待されている現役女子高生アスリートなのですが、勝部元気さんは「渋谷で制服を着ている女子高生を真っ先に出すのは制服JKの性的アピールだ」と日本のアピールを大々的に非難しています。

驚きの主張でTwitter民を大激怒させ現在も炎上が止まらない勝部元気さんのツイートですが、なんと彼の出身は早稲田大学社会学部。
超難関大学を卒業したエリートコラムニストでした。

彼は主に雑誌やテレビ番組で活躍しているコメンテーターであり、男性という立場でありながら女性のジェンダー問題や男女関係に関する男性優位社会の問題点などを取り上げ女性に味方する『男性フェミニスト』として有名な存在なんだとか…。

専門は社会学のようですが、それ以外の分野の知識にも深く興味を示しており現在66個もの資格を持っている資格コレクターでもあるようです。

勝部さんが執筆した著書『恋愛氷河期』は大学で実際に使用されている『ヒューマン・セクソロジー』という教科書の参考文献にもなっており、フェミニスト界では結構有名な存在である事が窺えます。

この本は恋愛・セックス・結婚において悩む女性にエールを送る内容となっているようですが、現在Twitter炎上の影響でAmazonの評価は2つ星とかなり低いものになってしまっているようです。

画像は炎上後ネット民によって発見された2014年5月23日の記事。
「渋谷で制服を着ているだけで制服JKの性的アピールだと思うのはどうなのか」という非難が集まっていた勝部元気さんですが、どうやら元々制服フェチの気があったようです。

現在勝部元気さんは発見された記事を削除しており、相次ぐ批判に対して「現役アスリートであっても渋谷で撮影する必要はなかった」「わざわざ制服を着せる必要はない」と記事を消したことなど全く匂わせない文章で反論をし続けています。

自分にとって相当都合の悪い記事だったのでしょうね。

今回の批判で性的アイコンという不名誉な称号を貼られ、勝部元気さんの非難の的になってしまった制服JKは土橋ココさんという高校二年生の現役体操選手です。

特にスカートが短いわけでもなく、トーキョーショーでは華麗な演技を披露してくれただけように見えますが…実は、炎上コメントの中には勝部元気さんに賛成する声も少数上がっています。
土橋ココさんの制服姿での跳躍は性的なものに見えるのでしょうか？
同じ動画でも人によって本当に見え方に差があるのですね。

何はともあれ世界中から絶賛されたトーキョーショー。
海外勢の期待以上に素晴らしいオリンピックになる事を望むばかりです。